内接ギア式可変油圧オイルポンプを用いた潤滑システムの開発

要旨
近年,地球環境問題に対する世界的な関心の高まりを背景に,法規制が強化されてきており,自動車メーカーにとってCO2 排出量を抑える低燃費技術の重要性は,これまで以上に増している.
本稿では,新開発した内接ギア式の電子制御式可変油圧オイルポンプ(F–VDOP)を用いた冷間時および暖機時のエンジンフリクションの低減技術について述べる.油圧フィードバック制御と組み合わせ,エンジン各部で要求される油圧を高応答で実現すると共にフリクション低減に成功し,LA#4 モードにて1.2%の燃費向上を確認した.