燃料電池車の開発動向と普及のシナリオ
- 要旨
- エネルギー源多様化への対応とCO2排出量削減の視点から,水素をエネルギーにした燃料電池車は「究極のエコカー」として実用化が期待されている.2008年に導入したトヨタFCHV-advは,500km以上の実用航続距離と-30°Cからの低温起動走行を達成し,実用に向けての2つの大きな課題を解決した.現在,コスト低減がFCHV-advの1/10まで到達する等,燃料電池車の普及に向けた技術開発を継続している.燃料電池車の普及には車の商品力向上に加え,水素インフラ基盤整備が必要である.2015年の普及開始に向けて,インフラ技術確立や法規制見直し等を政府・エネルギーメーカーと協力しながら推進していく.
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