エンジン生産工場における高効率エネルギー供給実現のための小型分散システムの構築

要旨
鋳造から機械加工・組付工程があり,エンジンを一貫生産できるグローバル拠点の工場をモデルとした高効率エネルギー供給システムを構築した.従来の工場では蒸気・エアーを原動力棟から中央集中で送気をしていたが,この方式は送気過程でロスが多く,またライン非稼働時間帯もエネルギー供給を続ける必要があり,ムダが多い.さらに,蒸気は制御追従性が悪く,エアーは電気からのエネルギー変換ロスが大きいなどの問題もある.そこで,今回は生産技術部門・工場と協業で蒸気レス・エアーレス推進を実施した.代替技術が困難な設備に関してはエアーの小型分散供給を実現することにより,2013年比でCO2を4,500t/年低減することができた.