機械学習を用いた傾聴対話ロボット向け応答種類推定技術の研究

要旨
本研究では,認知症の発症予防や進行防止を目的とした雑談対話ロボットにおける,適切なタイミングで適切に発話種類を切り替える技術について取り組んでいる.従来技術では,ユーザとロボットの発話が交互に続く一問一答型の対話であった.本研究では,ロボットの応答種類(沈黙/うなずき/応答)を,ユーザの声を特徴とした機械学習のランダムフォレストにより推定することで,応答タイミングを適切に制御する方法を確立し,一方のみが発話を続けることも可能な状態を実現した.ランダムフォレストは,複数の決定木により集団学習することで,高い識別性能が得られる.その結果,定量指標により,従来よりもリズム感のある対話が可能となることを確認した.