いま、世界各国で水素のエネルギー利用が始まっています。
宇宙でいちばん豊富といわれる、クリーンエネルギー、水素。
その大きな可能性からトヨタは、
燃料電池自動車(FCV)をつくり出しました。
100年先を見据え、自動車会社としてできることを考えた、
わたしたちのひとつの答えです。

開発コンセプト

MIRAI

燃料電池自動車、そして水素エネルギーが、これからの社会に広く浸透していけば、
社会のあり方そのものを大きく変える、プリウスをはるかに上回るイノベーションにつながります。

トヨタは、水素を「将来の有力なエネルギー」と位置づけ、
燃料電池自動車を社会への貢献度の高い「究極のエコカー」と考えています。

水素と酸素を化学反応させて電気をつくる「燃料電池」を搭載し、モーターで走行するクルマです。ガソリンに代わる燃料である水素は、環境にやさしく、さまざまな原料からつくることができるエネルギーです。トヨタが培ってきたハイブリッド技術をコアテクノロジーとして応用し開発しました。トヨタは、燃料電池自動車(FCV)を「サステイナブル・モビリティ」実現に向けての理想的なクルマとしてプリウスよりも早く、1992年に開発を開始。さらに早期普及を目指し2002年12月には、世界に先駆けて「トヨタFCHV」を日米で限定販売するなど、確固たる実績を積み上げてきました。

FCVの機能

FCスタック内に、水素と空気中の酸素を取り込み、
化学反応により電気をつくり出し、
クルマをクリーン&パワフルに走らせます。

  • 開発の歴史
  • さまざまな展開

優れた環境性能と利便性、そして走りの楽しさ。そのすべてをハイレベルで実現します。

燃料電池技術とハイブリッド技術が融合したトヨタフューエルセルシステム(TFCS)を採用。
内燃機関に比べてエネルギー効率が高く、走行時にCO2や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能に加え、3分程度*1の水素の充填で走行距離約650km*2(JC08モード走行パターンによるトヨタ測定値)を達成するなど、ガソリンエンジン車と同等の利便性を実現しています。またさらに、大容量外部電源供給システムを搭載。災害などの停電時に、約60kWh*3の大容量、かつ最大9kW*4の電力供給能力を持ち、給電器(別売)に接続することにより、トランク内に設定された端子(CHAdeMO端子)からの電力を直流(DC)から交流(AC)に変換し、住宅*5や家電の電源としての利用が可能です。
車室内に設置したアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)には、家電を直接つないで使用することができます。

*1. SAE規格(J2601)の標準条件(外気温20℃、高圧水素タンク内の圧力10MPaからの充填)に基づいた水素充填圧70MPaステーションでの充填作業におけるトヨタ測定値。水素充填圧および外気温により、充填時間は異なる。 *2. SAE規格(J2601)の標準条件(外気温20℃、高圧水素タンク内の圧力10MPaからの充填)に基づいた水素充填圧70MPaステーションでの充填作業におけるトヨタ測定値であり、仕様の異なる水素ステーションで充填した場合は、高圧水素タンク内に充填される水素量が異なるため、走行距離も異なる。また、同条件下で2016年度以降に運用開始が見込まれる新規格の水素ステーションで充填した場合は、走行距離は約700kmとなる見通し。走行距離は使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用時)に応じて大きく異なります。 *3. 給電器で直流から交流へ変換後の値。給電器の変換効率、水素残量、消費電力により給電可能な電力量は異なる。 *4. 接続する給電器の性能により、給電可能な電力は異なる。 *5. 住宅の電気配線工事が必要。

燃料電池自動車ならではの、異次元の走り。実現したのはエンジンレスのモータードライブと、緻密な走行設計(低重心化・空力性能・重量の最適レイアウト・高剛性ボディ)の融合です。スムーズな加速や、ワインディングロードでの安定した走り、そして圧倒的な静粛性など、いくつものシーンで走りの楽しさを体感できます。

MIRAIには燃料電池自動車ならではの機能があります。
そこに込められているあたらしい知恵からカタチを導きだすことで、
デザインに美しさと知性を息づかせています。

燃料電池自動車の心臓ともいえるFCシステム(FCスタックをはじめ、外部から調達するメーカーが多い高圧水素タンクなど)を、トヨタは自社で開発しています。その原動力は、自動車会社としてできることを追及し続けてきた、トヨタのものづくりへのこだわりです。

FCV動画アーカイブ

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