水素と酸素を化学反応させて電気をつくる燃料電池を動力源とするクルマです。車両の開発には、トヨタが培ってきたハイブリッド技術をコアテクノロジーとして応用しています。
ガソリンに代わる燃料である水素は、環境にやさしく、さまざまな原料からつくることができるエネルギー。トヨタは、「サスティナブル・モビリティ」実現に向けての理想的なクルマとして、その早期普及を目指し、世界に先駆けて、2002年から燃料電池ハイブリッド車「トヨタFCHV」を日米で限定販売するなど、燃料電池車の開発で確固たる実績をつくってきました。
2008年に特定のユーザー向けに発売した「トヨタFCHV-adv」は、それまで課題だった1回の水素充填の航続距離を、約330kmから約830kmまで向上させました。さらに、マイナス30℃の寒冷地での低温始動走行も可能となり、実用上ほぼ支障の無い走行性能を達成しました。
現在残っている課題は、コスト削減、小型・軽量化、FCスタックの耐久性向上などです。
たとえば、コストダウンについては、FCスタックや水素タンクなどのシステム全体で、「トヨタFCHV-adv」の1/10程度まで下がってきています。今後、本格的な市販に向けて、さらにこの半分以下、つまり1/20以下にすることを目指し、開発を進めています。
トヨタFCHV-advに続く新型乗用車は、2015年までに、水素インフラが整備される見込みの大都市周辺で、セダンタイプの新型を一般ユーザー向けに販売する計画です。

| 車名 | FCV-R |
|---|---|
| 全長(mm) | 4,745 |
| 全幅(mm) | 1,790 |
| 全高(mm) | 1,510 |
| ホイールベース(mm) | 2,700 |
| 乗車定員(人) | 4 |