

トヨタ自動車は2012年11月12日(月)・14日(水)に、東富士研究所(静岡県裾野市)において、国内外のメディアを対象にした「安全技術説明会」を開催しています。
トヨタは、モビリティ社会の究極の願いである「交通事故死傷者ゼロの実現」に貢献するため、安全技術・車両開発の方向性を示す「統合安全コンセプト *1」に基づき、車両に搭載された個々の安全装備・システムを研究・開発し、「より安全な車両・技術開発」に邁進するとともに、「交通環境整備への参画」「人に対する交通安全啓発活動」を通じ、交通安全への幅広い取り組みを強化していく考えです。
説明会では究極の願いである「交通死傷者ゼロ」に貢献する「プリクラッシュセーフティシステム(PCS)」 「インテリジェント クリアランス ソナー(ICS)」 「ドライブ スタート コントロール(DSC) 」 「ポップアップフード(PUH)」 、そしてインフラ協調型安全運転支援システムの研究・開発の取り組みが行なわれている「ITS *2実験場」など、現在開発中の安全技術の一端をご紹介しました。
*1 統合安全コンセプト:車両に搭載された個々の安全技術・システムを独立で考えるのではなく、連携を図り、全てのステージにおいて、最適なドライバー支援を追求していくという考え方
*2 ITS:高度道路交通システム(Intelligent Transport Systems)

プリクラッシュセーフティシステム
新開発したPCSはミリ波レーダーにより、追突の危険を検知した場合、まずはドライバーに警報やディスプレイ表示で通知することでブレーキを踏むことを促す。ドライバーが追突の危険に気づいてブレーキを踏んだ場合、ブレーキを踏む力を強力にアシストすることにより一般ドライバー平均の約2倍*3の最大60km/h*4の減速を可能とする。また仮に、ブレーキを踏まなかった場合でも、自動的に減速*5することにより15km/h~30km/h*6減速するよう改良した。*7
*3 米国事故データの解析結果
*4 先行車 20km/h、自車 80km/hで走行の場合
*5 ブレーキを踏まない場合の減速は時速15km/hから作動
*6 先行車 20km/h、自車 50km/hで走行のケースで、30km/h程度減速
*7 天候や道路環境によっては、必要な性能がでないことがある
駐車場など、発進時において、クリアランスソナーが自車の進行方向に壁などの障害物を認識した場合、クリアランスソナーの警報機能に加え、状況に応じてエンジンやモーターの出力を制御、さらには自動的にブレーキをかける。
万一のアクセル踏み間違い・踏み過ぎなどによる障害物との衝突を緩和し、被害の軽減に寄与。
駐車場などでアクセルを踏んだまま「R」レンジから「D」レンジにシフト変更*8するなど、通常とは異なるアクセルやシフト操作をした場合において、画面表示などにてドライバーに注意を促すと同時に、エンジンやモーター出力を制御する。急発進・急加速を抑制し、被害軽減に寄与。
*8 「D」レンジ→「R」レンジ、「N」レンジ→「R」レンジ、「P」レンジ→「D」レンジ、「P」レンジ→「R」レンジへのシフト変更も想定