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11.30 東京モーターショー 報道発表会

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トヨタが描く未来のクルマ社会へのドライブ、いかがでしたでしょうか?

未来のクルマは、電気自動車か、プラグインハイブリッドカーか、といった議論にはならないと思います。
何が必要かは、お客様が決めることですが、おそらく、その選択肢は1つはならない。
いろいろなクルマがそれぞれの得意分野で活躍することになると思っています。
ちなみに私は、ガゾリンのにおい、エンジンの音が大好きなので、こうしたクルマもなくしたくないと思っています。

いつの時代でも、クルマは、人々に「夢」や「感動」を与えられる存在であってほしい。
「楽しくなければ、クルマではない」。
私は、そう考えています。

A地点からB地点に移動する手段はいろいろあります。
クルマの他にもモビリティと違うのは、ドライバーに「フリーダム」を与えてくれるということ。
ここに寄り道しようとか、ここで休憩しようとか、自分でルートを決められます。
逆にいうと、クルマは、ドライバーに「フリーダムを楽しもう!」という気持ちを起こさせるような「エモーショナル」な存在でなければなりません。

クルマを買おうとか、買い替えようと考えたときのワクワク感、クルマを手に入れ、ドライブする時のドキドキ感。
クルマがどんなに進化していったとしても、その気持ちだけは、なくしたくないと強く思っています。

トヨタは80年代半ばに「Fun To Drive」をキャッチフレーズにしてきました。
今、若い人を中心にクルマに興味がないとか、もっと他に面白いものがあるとか、言われますが、自動車メーカーとしては、正直、悔しいですよね。

だからこそ、「FUN TO DRIVE, AGAIN.」。
たくさんの人にそう感じてもらえるクルマをつくる。
私たちトヨタの決意表明です。

ご承知のとおり、今年の3月11日に発生した東日本大震災によって、日本全体が悲しみのどん底に突き落とされました。
まだ被災地には、「明日への希望」さえ持てない、という思いで、毎日を過ごしておられる方がたくさんいらっしゃると思います。

そして、大震災から立ち直ろうとした矢先、今度はタイで大洪水が発生し、大きな被害が出ております。
先日、私も現場に入りましたが、いつ水が襲ってくるかわからないという不安を抱えながらも、タイの皆さんが前を向いて進もうとしている姿を見て、私の方が勇気をもらいました。

東日本大震災やタイの大洪水に際し、私たちトヨタにできることは何かを自問自答してまいりました。
私なりに出した結論は、「モノづくりを通じて、地域の人たちとともに、「未来を創造する」ということです。

トヨタは、東北からも、タイからも決して退くことはありません。
むしろ、地域の人たちと力を合わせて、復旧・復興の原動力になりたいと考えています。

私がそう思うのは、これまでトヨタが、日本やタイをはじめとする世界の各地域で、モノづくりを通じて培ってきた「現場力」、「人材力」、「技術力」に自信と誇りを持っているからです。

日本において、新しくスタートした企業広告では、ドラえもんに出てもらうことにしました。
ドラえもんは、素晴らしい未来の道具で、仲間のピンチを救ってくれます。
私は、(本当の)ドラえもんは、私達のモノづくりの「現場」にいると信じています。

例え、モノづくりを取り巻く環境がどんなに厳しくなったとしても、いくつもの試練が私たちに降りかかってきたとしても、「モノづくりの底力」を信じ、未来のクルマ社会の実現に向けた歩みを一歩一歩。着実に進めて参ります。

合言葉は「FUN TO DRIVE, AGAIN.」。そして「Never give up」です。
引き続き、皆様方にも、応援いただきますようお願い申し上げます。