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●ブレーキのトラブルを発見しよう。
「ブレーキの大切さは、もう改めて説明するまでもないでしょう。
ブレーキが利かなくなるというのは、本当に怖いことです。
点検は主に、ブレーキフルードとブレーキパッドです。
さて、質問。ブレーキフルードのリザーバータンクが、どこにあるか知ってますか?」
まったくわかりません。
「運転席の前にあるリザーバータンクにブレーキフルードが入ってます。
ふつう、ブレーキフルードはあまり減りませんが、もし少なくなっていたら、ブレーキフルード漏れか、ブレーキパッドの摩耗が考えられます。車両販売店などで見てもらった方が良いですね。
あとはブレーキパッド。ブレーキのトラブルには主に、フェード※1とベーパーロック現象※2があるのはご存じの方もいらっしゃると思います。
どちらも下り坂でブレーキを踏み続けたり、スポーツ走行をしてブレーキを多用したときにブレーキパッドとディスクが加熱して起きる現象で、とても危険です。もちろんブレーキの使い方に注意することも大事ですが、パッドの減り具合も走る前に点検することも大事なんです。」
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 ブレーキフルードリザーバータンク |
どこをどうやって見ればいいんですか?
「ホイールの間にブレーキパッドが見えると思います。懐中電灯を持ってパッドの減り具合を見てほしいんですね。ちなみに私はパッドの側面をあらかじめ塗って、減り具合を確かめています。自己管理が大切ですね。」
※1.フェード:ブレーキパッドが加熱して限界を超え、ブレーキを踏んでも効かなくなる状態。
※2.ベーパーロック:ブレーキフルードが熱で沸騰してしまい、ブレーキホース内に気泡ができてブレーキの効きが悪くなる現象。
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 ブレーキパッド
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●水はクルマの体温を調節する。
「次は冷却水の点検です。文字通り、エンジンを冷やすための専用の液体です。ちゃんと温度管理ができていないと、エンジンの体温がどんどん上がってオーバーヒートで止まってしまうんです。でも始業点検のときに冷却水の量のチェックをすることで、かなりそのリスクは減らせるんですね。最近のクルマはラジエーターはカバーの下にありますが、冷却水リザーバータンク※3を見れば冷却水の減り具合はわかりますよ。」
これですね。
「そうそう。ちょっとのぞいて、UpperとLowerの間に冷却水がちゃんと入っているかどうかをチェックしてください。もちろん減ったら、警告のランプがつくので、そのチェックも忘れないでほしいんです。」
※3.冷却水リザーバータンク:ラジエーターとパイプでつながっていて、温度の上下によって容積が増減する冷却水をためておくタンク。
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 冷却水リザーバータンク |
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