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安全のススメ

 Vol.10 「行動変更時に気をつけましょう」
 06/23
「運転中、事故が多いのは、行動変更するときです。発進するとか、加速・減速する、進路変更するとか、そういう瞬間に、ちょっと気を配ってもらえると、もっと事故が減らせると思います。
たとえば、朝、急いでいるからといって、家を出てクルマに乗って、パッと走り出さない。『これからクルマを運転するんだゾ』と、気持ちにワンクッション置いてから走り出す。要は、クルマという大きくて重たいものを動かそうとしていることを自覚して、その責任みたいなものを感じられたら、すごく安全に役立つと思います。」
具体的には、どうすればいいのでしょうか?
「はい。運転中、思いついて、すぐパッとハンドルを切ったり、アクセルやブレーキを踏んだりしない。0.5秒でいいです、必ず、一瞬の間を持つ。そうすれば、ずいぶん多くの接触事故を防げると思います。」
自分のことだけじゃなくて、まわりのことも考えるっていうことですか?
「どんな時でも、まわりのことを考えるゆとりがあれば、とてもいいと思います。
でも、人間というのは、間違いをするし、そんなに強くありません。自分の都合のいい方向、甘える方向に流されやすいです。
たとえば、飲酒運転は、皆さん、とても危険だと認識していると思います。では、一時不停止は、どうでしょう。飲酒運転と同じように、とても危険なことだという認識はあるでしょうか?シートベルトをしないことについてはどうでしょうか?
『まぁ、ちょっとぐらい、いいや。』と考えたことはないですか?」
うーん。『ない』とは、言い切れないかもしれません。
っていうか、あります。
「そこなんです。」
どうやって、直せばいいんでしょうか?

発進もクルマの行動変更のひとつ


後ろに知らせるつもりでブレーキング


進路変更の前にウインカーを

「はい。いい方法があります。私もやっていますが、一時停止で『0、1、2』と数えて、2秒、確実に停止する。これを続けてみてください。
最初は、たった2秒を、すごく長く感じると思います。でも、続けてみてください。」
はい。でも、それだけでいいんですか?
「そうですね。さっきも言いましたが、私も含めて人間は、そんなに強くないし、完璧じゃありません。感覚のズレや甘えに自分でも気づかないことがあります。
私は、そうした自分自身を確かめるために、一時停止で2秒停止するようにしています。もし、2秒停まれなかったら、焦っているんじゃないかとか、モノを見たり感じたりする部分にズレが生じているんじゃないかとか考えて、運転を修正します。」
一時停止で停まることで、自分の運転も確認できるわけですね。
「もちろん、一時停止は、安全を確認するためにあるんですから、それが大事ですけど、モノを見たり感じたりする部分の誤差というかズレみたいなものを具体的に捉えるには、一時停止の停止時間は、いいバロメーターになると思います。」
なるほど。がんばってみます。ありがとうございました。一時停止の「ゼロ、イチ、ニ」。2秒間停止。皆さんも試してみてください。ちょっと続けてみて、停止時間が、いつもより短くなっていたら、もしかすると焦っていたり、運転のリズムがズレているのかも。深呼吸して、いつものゆとりを思い出して、安全運転で行きましょう。
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