「皆さん、こんにちは。神野です。今回は、いろんなデータから飲酒運転の危険をみてみましょう。よろしくお願いします。」
神野さん。まず、うかがいますが、モビリタで実施している「飲酒ゴーグル」を使って飲酒運転を疑似体験するカリキュラムは、本当にお酒を飲んで運転するのと、どういうところが違うのですか?
「そうですね、いちばん違うのは、酔っている自分の運転を酔ってない自分が観察できるところです。実際、飲酒ゴーグルをつけて歩行している人は千鳥足になって、酩酊している状態とそっくりです。運転中も、ぶつからないと思っているのにぶつかる点は、飲酒の状態と似ています。ただ、それを危険だと感じとれるのは、脳がアルコールの影響を受けてないからですね。実際に、飲酒して体験する場合は、半日とか時間を置かないと答えが見つからないですね。酔ってますから。」
答えというと、どういうことですか?
「それは、体験した人、本人がいちばん強く感じることなんですが、今まで経験したこともない危険に遭遇します。『新しい危険』を感じるわけですね。そして、どう対処するべきか気づく。それが答えになるんだと思います。」
なるほど。確かに、飲酒運転を疑似体験した人の表情を見てみると、皆さん、目を丸くして驚いていますね。
「そうです。実は、モビリタを準備しているときから、飲酒運転については、いろんな議論があって、2日間の日程で本当に飲酒運転をしていただこうなど、さまざま検討しました。けれど、さっきの繰り返しになりますが、酔っている自分の運転を酔ってない自分が観察できるという点では、飲酒ゴーグルが適していると思います。」
確かにそうですね。それは、飲酒ゴーグルにしかできないことかもしれません。では次に、その飲酒の状態について、ちょっと考えてみたいと思います。
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 飲酒ゴーグルをつけておどろく参加者
 飲酒ゴーグルをつけた歩行はフラフラ千鳥足
 酔ったときの危険がわかる飲酒運転疑似体験
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