「万一のミスを考えて、クルマの駐車スペースを選ぶといいと思うんです。入り口に近いところよりも、少し離れたところとか、まわりに人が少ないところとか。クルマを駐車するとき、発進するときの安全も考えて、クルマを停める。」
なるほど。そこまでは、考えてませんでしたね。
「そうやって、駐車スペースを選びますね。次にバックで駐車するときは、なるべくアクセルを使わない。クリープ現象を利用して、ゆっくりでいいですから、ブレーキでスピードを調整しましょう。」
そうですね、アクセルに足をのせなければ、まちがって踏み込むこともないですね。
「そうです。そして、駐車スペースにクルマを入れて、車止めにタイヤが当たりますね。このとき、タイヤを車止めにぴったりつけたまま駐車しないようにしましょう。」
あ、これは、わかります。万一ギヤを間違えても、クルマがちょっと動くと気がつきますから。車止めにくっついていると、動かないので気がつかないですね。
「その通り。ほんの数センチ離しておくだけで、ミスに気がつくと思います。
そして、発進するときも、ギヤを入れたらクリープ現象を利用します。アクセルは使わないで、まずブレーキをゆるめてクルマが動きだすのを確認する。それから、アクセルをそーっと踏んでそーっと加速する。
些細なことかも知れませんが、こうした操作をしているか、していないかで小さなミスも未然に防げるようになると思います。ぜひ、習慣にしてほしいと思います。」
はい、わかりました。ありがとうございます。あと、AT車の誤操作による事故は、比較的、高齢者に多いと思うのですが、なにかアドバイスいただけませんか?
「そうですね。高齢ドライバーの皆さんは、長い年月、運転してこられた大ベテランの方ばかりだと思います。ぜひ、免許を取ったばかりの頃を思い出して、もう一度、初心に帰ってみてはいかがでしょうか。
たとえば、バックするとき「ギヤ、バック」と、声に出して操作を確認するのもいいですね。
それと、いつの間にか、漫然と運転していたり、自分本位な運転になっていないか、一度、自分の運転をふり返ってみましょう。やはり人生の先輩ですから、ぜひ、安全運転のお手本になっていただきたいと思います。」
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 アクセルを使わずブレーキで速度を調節
 タイヤを車止めにくっつけたまま駐車しない
 ほんの数センチ車止めから離して駐車する
 AT車のクリープ現象を使って動き出す
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