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「皆さん、こんにちは。神野です。 どうすれば、運転の高齢化を防ぐことができるのか、皆さんといっしょに考えてみたいと思います。よろしくお願いします。」
神野さん、運転の高齢化とは、どのようなことですか?
「そうですね。では、まず運転が年をとると、どうなるか考えてみましょう。」
えっ?神野さん。ドライバーが年をとるんじゃないんですか?
運転が年をとるんですか?
「はい。『運転が年をとる』と言ったほうが合っていると思います。 ドライバーにも加齢による変化はありますが、運転に影響するのは、身体的な変化だけではありません。」
たとえば、運転が年をとると、どんなふうに変わってくるんですか?
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「まず挙げられるのが、思い込みが強くなること。 それと、変化に気づかなくなる。この2つが大きいですね。
たとえば、大雨の日、いつもの道を走るとしたら、どんなふうに考えますか?」
そうですね。路面が濡れて滑りやすくなるとか。 雨で見えにくくなってないかとか、 相手から見られにくくなってないかとか考えると思います。
「そう。いいですね。でも、思い込みが強くなると 『毎日走っている道だから大丈夫』と考えるようになる。 運転が年をとると『雨でスリップするかも知れない』とか 『大雨で視界が遮られるかも知れない』という方向で 考えられなくなる傾向があるようです。」
なんとなく、わかるような気がします。
「さらに、詳しく言うと、運転が年をとるまでには、 いろんな経験を積むと思うんです。
スポーツに例えるとわかりやすいと思うのですが、 なんでも基本から始まって、いろんな場面に直面して基本を応用しながら、 少しずつ上達していきます。運転も同じです。
いろんな経験を積んで、応用を繰り返しているうちに、 それが普通のことになりますね。 そして、慣れてきて、いつの間にか基本を見失う。 すると、やはりミスしやすくなります。」
それが、運転の高齢化ということですね。
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土砂降りの大雨。 どんなことが気になりますか?

運転に慣れて、基本を見失っていませんか?
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「そうです。世間一般では、お年寄りを『高齢者』として、ひと括りに考えることが多いのですが、 運転については、一人ひとりの経験にも運転行動にも、身体的な能力にも差がありますから、 ひと括りで考えるのは、ちょっと無理があるように思うんです。」
なるほど、わかりました。
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