「皆さん、こんにちは。神野です。『魔の時間帯』と聞いてピンと来る方もいらっしゃると思いますが、 日が沈む薄暮の頃、特に秋から冬にかけて事故が多くなります。 これを機会に、ぜひ、環境の急激な変化を認識していただいて、日頃の安全運転に役立てていただきたいと思います。 どうぞ、よろしくお願いします。」
それでは、早速、魔の時間帯を分析してみましょう。
まず、1日のうちで、事故が多いのは何時頃か、 軽傷、重傷、死亡の事故を構成率にしたデータを1時間ごとにまとめてみました。
事故件数の時間構成率(2001〜2004年合計)
※出典:イタルダ・インフォメーション
軽傷・重傷の事故は、朝と夕。通勤・通学の時間帯にピークがあって、死亡事故のピークは、夕方だけです。 神野さん、死亡事故だけ様子がちがっていますね。
「そう。死亡事故には、交通量や人出など、生活パターン以外にも何か要因ありそうですね。」
やはり「暗いから」でしょうか?
「単に『暗いから』という要因ですと、夜になってから増えるはずですから、そうでもないようです。」
なるほど。では次に、死亡事故は、どんな事故が多いのか、死亡事故の類型を見てみましょう。
交通事故死者数の事故類型別構成率(1990〜2004年合計)
※出典:イタルダ・インフォメーション
データによると、人対車両、車両単独、出合い頭、正面衝突の事故による死者数が多く、 全体の約80%を占めていることがわかります。
さらに、この上位4類型を18時台の1時間に絞って、月別に整理してみました。
上位4事故類型による死者数の月変動(18時台の1時間)
※出典:イタルダ・インフォメーション
夕方、18時台の1時間だけに絞ってみると、人対車両の事故だけが突出して変動していることがわかります。
もうひとつ。人対車両事故の死者数を事故が起こった月別、時刻別にまとめてみました。
人対車両事故による死者数の時間帯月変動
※出典:イタルダ・インフォメーション
17時台、18時台だけが大きく変動していることがわかりました。 ちなみに、明るいとあるデータは、08時台から14時台の1時間平均。 暗いとあるデータは21時から翌朝03時台の1時間平均です。
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