そのようです。日没時刻も調べてみました。
福岡県福岡市と茨城県水戸市の日没時刻です。 地域によって、ずいぶん変わるのかなと思ったら地域差は30〜40分程度。一方、季節によって約2時間も変動するんですね。 日没時刻と9月から12月にかけての人対車両の死亡事故は、 やはり符合しているようです。
「そうですね。昼間の明るい時間帯から、夜の暗い時間帯に変わっていく、 日没時のいわゆる薄暮と言われる時間帯。9月から12月にかけて、 死亡事故が突出して多くなりますから、注意が必要ですね。」
では、今の季節、日没の頃。 実際、どのくらい暗くなっていくのか、5分間隔で見てみましょう。
撮影したのは、10月24日(水)。 東京都世田谷区で、天気は、日中晴れだったのですが、 撮影した日没前から、薄い雲が広がっていました。 16時55分に撮影したときに絞りとシャッタースピードを決めて、 以降、同じ露出で撮影しました。 ちなみに、この日の日没時刻は、17時32分。 日没前にまっ暗な写真になってしまいました。
「ずいぶん、暗くなりましたね。」
はい。でも、これはカメラのいたずらというか、人の見えかたとは、 ちょっと違っています。 目で見ると、もう少し明るく感じるのですが・・・。
「なるほど。カメラは、人の目の感じかたとは違うけれど、 実際の光の変化を捉えているわけですね。」
そうですね。露出が一定ですから、 人の目のように暗順応しないというか。
「あ、今、いいことを言いました。」
えっ、なんですか?
「暗順応がポイントなんです。 特に高齢になると、暗さに目が追いついていけなくなります。」
あ、順応が遅れて、見えづらくなっているわけですね。
「そうです。日没の頃、若い人の目には見えていても、 高齢者には暗くて見えづらい環境が生じているわけです。
さらに、若い人には、高齢者の目が、暗さに慣れるのに時間がかかって、 見えづらくなっているなんて思いも寄らないわけですね。」
つまり、見えてない人と、見えているだろうと思っている人が、 いっしょに道路を使っていると。
「まさに『魔の時間帯』ですね。 それと、もうひとつ。ちょっと複雑になりますが、 日没の頃、見えていると思っている若い人も、 実際には、見えてないケースも考えられますね。」
え、どういうことですか?
|
 |
日没時刻の地域別月変動(各月15日時点)
※出典:イタルダ・インフォメーション
16時55分。 あたりが薄暗くなり街灯が点灯しました
17時00分。 さらに暗くなり街灯がはっきり見えます
17時05分。 ほとんどのクルマがライトを点灯しています
17時10分。 ほとんど、まっ暗な状態です
17時15分。 街灯やライト以外写らなくなりました
|