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「数字を見ると、確かに事故で亡くなるお年寄りが増えています。 その数字を調べて、昼と夜どっちが多いか、どこで亡くなった方が多いのか分析して、原因を探ることも必要だと思います。
でも、若い人と同じ衝撃を受けたとしても、お年寄りのほうが、ずっと大きなダメージを負うんです。 このデータからは、そうしたことも浮かんでくると思うんですが。」
確かに、そうですね。お年寄りは、若い人と同じではないですね。
「そう。そこが、まず大前提だと思うんです。 事故を減らす、特にお年寄りの事故を減らすために、心の部分も働かせて運転して欲しいんです。」
心の部分と、いいますと・・・。
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「人間、年をとると、衰えてくるのが自然ですね。」
はい。
「うっかり物忘れもするようになったり、身体を動かすのが億劫になったり。 視力も落ちてきて、暗いところでは見えにくくなったりするかもしれない。 年をとるということは、そういうことが起こってくるということです。 私たち、ドライバーは、そうしたお年寄りが歩いている道路で クルマを走らせているんです。」
確かに。
「認知、判断、行動。若い人とお年寄りとでは、ずいぶん差があると思います。 認知の間違いも増えるでしょうし、判断や行動のスピードも落ちるでしょう。
でも、そこだけを事故の原因だと考えていたら、事故はいつまでたっても 減りません。やはり、クルマを使う側が、思いやりを持って、 クルマを使わなくちゃいけないと思います。『心の部分』というのは、 そうした、やさしさとか思いやりとか、人として大切な部分ですよね。」
なるほど。お年寄りを思いやる心がないと怖いことになりますね。
「たとえば、運転していて、若い人の横を通過するとき、 仮に1mの間隔をあけるとすると、お年寄りには2mの間隔をあけるようにするとか。 安全な間隔が保てないなら、お年寄りに不安を感じさせないように、 本当にゆっくりした速度で通過するとか。 もっと、お年寄りの身になって、やさしく運転したほうがいいと思います。」
わかりました。「お年寄りの身になって、やさしく運転する」ですね。
「そう。人を守るように、お年寄りのミスを救えるように、 思いやりを持ってクルマを使えるのが120点のドライバーだと思います。」
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はい、よくわかりました。 と、いいながら、またまたデータで恐縮なのですが、死者数が多い道の幅を見てみましょう。
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