「はい。でも、必要以上に怖がらなくていいんですよ。 キケンが近くにあることを認知していることが大事なんです。
雪国ヘ行くと、地元のクルマが、ゆっくり走っていることがあります。 雪道のキケンをよく知っているからスピードを落としているんでしょうね。」
やっぱり、スピードの出しすぎは、あぶないですね。
「そうですね。スピードの出しすぎがキケンなのは、どんな道でも変わりません。 ただ、雪道の場合、減速がむずかしい。 いったん出てしまったスピードを落とす操作が、とてもむずかしいです。
一般に、乾燥したアスファルト路面の摩擦係数は、およそ0.8。 アイスバーンが最も滑りやすくなった場合は、 およそ0.08まで低下するとされています。 10倍滑りやすくなるわけですね。」
ゆっくり走るしかないですね。
「はい。頻繁にメーターを見て、スピードを管理しましょう。 そして、急のつく操作、急加速、急ブレーキ、急ハンドルは避ける。 雪のないところで行っている日常的な操作も、 雪の上では『急のつく操作』になる場合がありますから、 くれぐれも慎重に運転したほうがいいですね。」
安全マージンを大きくとるようにするわけですね。
「そうです。速度、車間距離。いろんな部分で、ゆとりを大きくしておけば、 イザというとき、対処できる可能性も大きくなります。
たとえば、カーブの手前でスピードを落としますね。 そのスピードを『カーブを曲がれる速度』までにするか、 『カーブで止まれる速度』までにするか、 状況に応じて、いろいろな判断があると思います。 でも、速度が低いほうが、何かあったとき、ゆとりを持って操作できますね。」
何かあったときというのは・・・。
「カーブで、路面が凍結していたとき、対向車がはみ出してきたとき、 思いもよらない急カーブだったとき、吹雪で視界を失ったとき、 いろんな場合があると思います。」
なるほど。実際、何があるかわからないですよね。
「そう。雪のない路面で、急ブレーキや急ハンドルなど、 直前の操作で回避できるかも知れないことが、 雪の上では、かなり困難なことに変わります。 ですから、いろんな状況を先読みして、 積極的に安全マージンを大きくするように運転したほうがいいです。」
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路面だけなく、雪崩など道路のまわりにも
気を配りましょう
直線や道幅の広いところでは 特にスピード管理に気をつけましょう
先の見えないカーブでは特に慎重に 対向車にも要注意
下り坂のカーブは雪道の難関 スピードを落としハンドルもブレーキも慎重に
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