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「歩道に乗り上げてクルマを停めるのは、ほかのクルマの邪魔にならないように、まわりを気づかってのことだと思いますが、 クルマだけでなく、歩行者のことも考えないといけないですね。」 |
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安全を確認するだけで 身体がかなり車道に出てしまう
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車椅子の人の目線 予想以上に遠くを確認しづらい
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車道を通行する様子 車椅子の人は回避行動に時間がかかる
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ドライバーから見た様子 「幅」に大きなキケンを感じる
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そう考えると、横断歩道の上も同じじゃないですか。
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「そう。渋滞とか、クルマが詰まっているのに、うっかり交差点に入って、 進めないでいるうちに信号が変わって・・・。 なんて、横断歩道に止まっているクルマを見かけますが、 やはりキケンな状況をつくります。バリアになるわけですね。」
横断歩道には点字ブロックもないですし。
「皆さんも、ちょっと目をつぶって、目の不自由な人の立場になって 考えてみてください。
信号が変わったのが、音や気配でわかる。歩き出す。 コツコツ杖で路面を探りながら歩く。すると、クルマが止まっている。前に進めない。
どう考えますか?」
えーと。右に行こうか、左に行こうか、迷うと思います。
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横断歩道の上にクルマが止まっていると それだけでキケンな状況が生まれる
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「そう答える人が多いでしょうね。 でも、目の不自由な人は、自分が本当に横断歩道を渡っているのか、不安になるんじゃないでしょうか。」
あ、自分は横断歩道じゃないところにいるんじゃないかと・・・。
「そう。場合によっては進むべき方向を失いかねないと思います。」
なるほど。
「もう、ひとつ。まっ暗なところを歩いていると想像してみてください。
暗くて何も見えない、どっちに向かって歩いているのかも、はっきりわからない。 すると、突然、ビビーっと、クルマのクラクションが鳴る。
どっちに逃げますか?」
いや。神野さん、逃げるのは無理です。怖くて動けないです。
「そう。その通り。でも、歩行者がいたら徐行するくらいの狭い道で、クルマを運転していて、 前のほうに目の不自由な人が杖を頼りに歩いていたら?」
あー。クラクションを鳴らすかも知れないですね。悪気はないんですが。
「ですね。もし、運転中、狭い道で目の不自由な人に出会ったら、クラクションを鳴らさず、クルマを停めるなり、 相手を不安にしない状況をつくりましょう。 そして、その人が立ち止まるか、クルマの横を通りすぎるかして、安全を確認してから走り出すようにしましょう。」
はい。わかりました。ふだんから、きちんと考えておかないと、ちゃんとした判断ができなくなりますね。
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