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 Vol.27 「クルマとバリアフリー」
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「歩道に乗り上げてクルマを停めるのは、ほかのクルマの邪魔にならないように、まわりを気づかってのことだと思いますが、
クルマだけでなく、歩行者のことも考えないといけないですね。」
安全を確認するだけで
身体がかなり車道に出てしまう
車椅子の人の目線
予想以上に遠くを確認しづらい
車道を通行する様子
車椅子の人は回避行動に時間がかかる
ドライバーから見た様子
「幅」に大きなキケンを感じる
 
そう考えると、横断歩道の上も同じじゃないですか。
「そう。渋滞とか、クルマが詰まっているのに、うっかり交差点に入って、
進めないでいるうちに信号が変わって・・・。
なんて、横断歩道に止まっているクルマを見かけますが、
やはりキケンな状況をつくります。バリアになるわけですね。」
横断歩道には点字ブロックもないですし。
「皆さんも、ちょっと目をつぶって、目の不自由な人の立場になって
考えてみてください。

信号が変わったのが、音や気配でわかる。歩き出す。
コツコツ杖で路面を探りながら歩く。すると、クルマが止まっている。前に進めない。

どう考えますか?」
えーと。右に行こうか、左に行こうか、迷うと思います。
横断歩道の上にクルマが止まっていると
それだけでキケンな状況が生まれる
「そう答える人が多いでしょうね。
でも、目の不自由な人は、自分が本当に横断歩道を渡っているのか、不安になるんじゃないでしょうか。」
あ、自分は横断歩道じゃないところにいるんじゃないかと・・・。
「そう。場合によっては進むべき方向を失いかねないと思います。」
なるほど。
「もう、ひとつ。まっ暗なところを歩いていると想像してみてください。

暗くて何も見えない、どっちに向かって歩いているのかも、はっきりわからない。
すると、突然、ビビーっと、クルマのクラクションが鳴る。

どっちに逃げますか?」
いや。神野さん、逃げるのは無理です。怖くて動けないです。
「そう。その通り。でも、歩行者がいたら徐行するくらいの狭い道で、クルマを運転していて、
前のほうに目の不自由な人が杖を頼りに歩いていたら?」
あー。クラクションを鳴らすかも知れないですね。悪気はないんですが。
「ですね。もし、運転中、狭い道で目の不自由な人に出会ったら、クラクションを鳴らさず、クルマを停めるなり、
相手を不安にしない状況をつくりましょう。
そして、その人が立ち止まるか、クルマの横を通りすぎるかして、安全を確認してから走り出すようにしましょう。」
はい。わかりました。ふだんから、きちんと考えておかないと、ちゃんとした判断ができなくなりますね。
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