安全のススメ

 Vol.33 「大型車から見たクルマ」
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大型トラックのドライバーは、ずいぶん遠くまで見えているんでしょうね。
「そう。ふだん私たちが乗っているクルマだと、
前のクルマしか見えないことが多いですけどね。

ちょっと、比べてみましょうか。

まず、乗用車の運転席に座ってみてください。」
 
乗用車の運転席からの視界
前のクルマしか見えない
「では、大型トラックの運転席に座ってみてください。」
わー。見晴らしがいいです(笑)。
ずいぶん遠くまで見えます。乗用車とは別次元ですね。
「そう。目線が、ずっと先のほうに行きますね。
前のクルマしか見えない乗用車とは、
まったく別の視点で道路を見ていることがわかると思います。」
これだけ目線が変わると運転も変わるでしょうね。
「そうですね。
たとえば、2車線とか3車線の広い道で、混雑しているとき、
信号が青に変わると、乗用車がいつも通り発進していくのに、
大型トラックの運転席からの視界
乗用車の屋根越しに前方が見える
大型車だけがゆっくりと発進していくのを見たことはありませんか?」
あ。それ、よくありますが、車体が重いからじゃないんですか?
「確かに、そうした物理的な都合もあるかもしれないですね。
最近は、大型トラックのドライバーが燃費を気にして発進加速を控えめにしていることもあると思います。

でも、それ以上に、ずっと先のほうの信号とか、前のほうの流れを考えて、ゆっくり発進したり、
スムーズな運転を心がけているんだと思います。」
なるほど。ガソリンも高いですし、スムーズな運転を心がけたほうがいいかも知れないですね。
「大型トラックのペースに合わせて、ムダなアクセルを踏まないようにしてみるといいかも知れないですね。
ほかに、気がついたことはないですか?」
あの。神野さん、変なこと言っていいですか?
「はい。なんでしょう?」
あの。大型トラックの運転席って、王様っていうかなんだかエラくなったような気がします。
「そう。それなんです。高いところに座ると、そうした気分になると思うんです。
前のクルマとの車間距離が短くなるとか、やっぱり運転が少し変わってくると思います。」
それ、わかる気がします。前のクルマが小さく見えますし・・・。
「はい。大型トラックのドライバーは、道路やクルマを上から見ています。
目線が高いところにあるせいで、視界の部分や心理的な部分、運転の感覚が、
乗用車のドライバーとは、ちょっと違うところにあるように思います。」
あ。神野さん、もうひとついいですか?
「はい。なんですか?」
ルームミラーがないんですね、大型トラックには。
「いいところに気がつきました。その通りです。
乗用車みたいにルームミラーはないですね。

せっかくですから、大型トラックの後方視界を見てみましょう。

ゆるい左カーブ。前を大型トラックが走っている想定です。」
ゆるい左カーブ。前の大型トラックから
こちらは、どう見えているのか?
「前の大型トラックから、こちらは、どう見えていると思いますか?」
ルームミラーがないので、後ろは見えないですよね。でも、サイドミラーで見えてるんじゃないですか?
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