安全のススメ

 Vol.34 「夜間の運転と心のライト」
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「そう。昼間の運転中、ドライバーは、ほとんどの情報を目から得ています。
夜間は、その情報が激減します。」
見えないところが多くなるわけですね。
「そう。たとえば、まっ暗なところでは、
ライトの照射範囲しか見えないわけですから、
慎重になること、臆病になるセンスが必要ですね。
スピードを落として、安全マージンを大きくする。
まわりの迷惑にならない状況では、
なるべくハイビームを使用したほうがいいと思います。」
まっ暗なところでは
ライトの照射範囲しか見えにくくなる
 
なるほど。ふだん、夜間の運転では、いつもの道を見えてるつもりで
なんとなく走っている場合が多いかもしれないですね。
「はい。夜間は、前のクルマのテールランプしか見ていないのが、ふつうの感覚ではないでしょうか。
でも、道路は生き物です。
昼間、通ったから大丈夫。いつも走っている道だから大丈夫。という保証はありません。
油断は禁物ですね。」
そう言われると、たしかに、思った以上に認知できてないのかもしれないです。
「はい。それでは、夜になって、見えかたがどう変わるか、
暗いところで、黒、赤、黄、白の見えかたを比べてみましょう。」
今回、モビリタの芹澤さんに体験していただきました。
芹澤さん、いかがでしたか?
「はい。暗くなるにしたがって、まず黒が見えなくなりました。
次いで赤が見えなくなりました。黄と白は、同じように見えていました。
ただロービームだと、下のほうしか見えなくて、ちょっと意外な感じでした。」
夜間、暗くなると、黒と赤は同じように見えにくくなる
意外というと?
「はい。ふだん、もう少し、見えているようなイメージがあったものですから。
今回、こうしてきちんと確認してみると、思った以上に見えていないことがわかりました。」
なるほど。神野さん、いかがですか?
「その通りですね。たとえば、歩行者の側からはクルマがよく見えていても、
クルマの側からは歩行者に気がつきにくかったりします。

それと、芹澤さんがいいことを言いました。
ロービームは、下のほうを照らしています。
ということは、ドライバーにとっては、下のほうが認知しやすい。
歩行者の足元が目立ちます。
ですから、反射材を身につけるときは、靴にテープ状の反射材を貼るといいでしょうね。」
靴は動きますし、目を引きますね。
「そう。まわりに夜間外出する機会の多い方がいたら、白か黄色の服が目立つこと。
反射材は、なるべく低いところにつけたほうがいいことなど、教えてあげるといいですね。

さて、次の実験です。

夜間、見通しの良くないカーブや交差点で、自分のクルマを相手に知らせるライトの使いかたを試してみました。」
具体的には、どういう操作をするんですか?
「はい。単にハイビームを多く使うだけではなくて、ライトをパッシングします。
一定の状態でライトを照射しているより、パッシングして変化をつけたほうが、わかりやすいですね。」
芹澤さん、実際は、いかがでしたか?
「はい。相手がロービームだと、相手のクルマが見える直前まで気づかないです。
ハイビームだと、それよりすこし前に気がつきますが、
ロービームのときと大きな差はないですね。

ハイビームでパッシングしてくれると、
ずいぶん手前から相手のクルマが来ることがわかるので対処しやすかったです。」
なるほど。ありがとうございました。
見通しの悪い急カーブ
奥のクルマはハイビーム、手前はロービーム
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