あと、神野さん。夜間、雨が降ると白線が見えなくてアブナイですよね。
「そうですね。対向車のライト、街灯など、明るい光が反射して、路面が見えにくくなることがあります。 人の目は、明るいほうを見ようというか、明るい光のほうに目を合わせようとする性質がありますから、 余計に見えにくくなりますね。」
昼間の路面。左がドライ、右がウェットの状態。 路面が濡れると白線が見えにくくなる
どうしたら、いいですか?そういうときは。
「見えないんですから、まず、スピードを落とす。 まわりを見て、自分の走っているところ、これから走っていくところは正しいか確認する。 特に、対向車線への進入に注意する必要がありますね。」
夜間の路面。左がドライ、右がウェットの状態。 濡れた路面に対向車のライトが反射して白線が見えにくくなる
慣れない道だと、余計に怖いですね。
「特に、右折のときに、方向を見失いやすいので気をつけたほうがいいですね。
それと、フロントガラスをきれいに掃除しておくこと。 外側もそうですが、内側の汚れにも注意しましょう。」
タバコを吸う人は特に気をつけたほうがいいでしょうね。
「そうですね。タバコのヤニなどの汚れを水で拭きとるのがいいと思います。」
はい。よくわかりました。
ところで神野さんは、夜、どんなところに注意して運転していますか?
「そうですね。夜間は、昼間とは違って、安全への感受性を相当高めないと、 同じスピードでは走れませんね。」
安全への感受性ですか?
「そう。“読み”とか想像力。イマジネーションの部分ですね。 そういう心のライトを働かせて運転していると、自然にスピードを落としてリスクを減らすようになっていますね。」
なるほど。心のライトですか。
「はい。普通は、クルマのライトで照らされた部分を見ながら走っていると思います。 でも、危険は、その照射範囲の外からやって来ます。 本当に上手いドライバーは、照射範囲の外側を読みながら運転していると思います。 それと、自分の存在を相手に知らせる工夫をする。そうしたセンスですね、心のライトというのは。
ライトで照らされていないところの安全を意識しようと心がけていると、安全への感受性が高くなるのではないでしょうか。」
はい。神野さん、ありがとうございました。
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