「皆さん、こんにちは。神野です。今回は、クルマについて、皆さんといっしょに考えてみたいと思います。
たとえば、新車を買ったとき、ワクワクして、取り扱い説明書をよく読まずに、 新しいクルマに乗りはじめるなんてこともあるかと思います。 ちょっと、クルマを見直してみましょう。
今のクルマは、ずいぶん進化していて、昔のクルマとは、違うところが、たくさんありますね。 たとえばですが、昔は、雨の日にライトを点灯して走行していると、バッテリーがあがりやすかったとか、 そうしたことがありました。」
えっ。バッテリーがあがったりしたんですか?
「はい。雨の日に、ワイパーを動かして、窓の曇り止めにヒーターをつけて、 さらに、ヘッドランプを点灯させていると、走行状態によっては、発電量が足りなくなったりしましたね。
今は、きちんと整備されているクルマであれば、そうしたことを気にしなくていいと思いますけど。」
マークXの前身となるマークIIの初代モデル(1968年/トヨタ博物館所蔵)
ライトって言えば、バルブの寿命も延びましたね。
「そうですね、今は、ひと昔前からは考えられないほど、ライトの寿命が長くなりました。 昔は、バルブの寿命を気にして、予備をトランクに入れておいた人もいましたね。」
あ、そうですよね。 そうやって、あらためて見直してみるといろんなところが良くなっていますね。
「そうですね。品質も高くなっていますし、環境も安全も、走行性能も向上しています。 ミニバンが代表選手になりますが、クルマのカタチも変わりましたし、快適さや便利さも向上しています。 いろんなところが進化していますね。」
安全性能は、どんな部分が向上しているんですか?
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「ひとくちに安全性能といっても、実は、いろいろあったりするんですが、 わかりやすいのは、たとえば、制御の部分でしょうね。 トヨタの場合、VSCと呼んでいますが、 いわゆる横滑り防止装置を装備しているクルマが増えました。
あとは、エアバッグやABSの普及。 ほぼ標準で装備されるようになってきたのは、皆さんもご存じの通りです。
こうした装備ほど、目立ちませんが、ボディ構造も強固になりました。 あとは、クルマの走行性能も、ずいぶん向上しています。 カンタンにいうと安定感が高くなっています。」
どんどん安全なクルマになっているわけですね。
「そうですね。安全のマージンは、ものすごく増えていると思います。 ただ、その安全マージンを、額面通りに安全の方向に使ってくれるといいんですが、その逆方向に使われることも少なくありません。」
・・・と、いいますと?
「安定感が増した分、スピードを出しちゃうとか、車間距離を取らないとか。 ちょっと間違うと事故につながるような、あぶなっかしい場面も少なくないようです。」
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VSCが作動して横滑りを制御している状態 車内では「ピピピ」と警告音が聞こえている
テストコースで高速から緊急ブレーキを踏み ハンドルを切った瞬間。安定した姿勢に注目
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