モビ・レポ!モビリタを体験したゲストが語る安全の話 レーシングドライバー・モデル 神子島みかさん  前編 神子島みかさん
神子島みか プロフィール
職業:レーシングドライバー、モデル
生年月日: 1986年5月17日 血液型: AB型 
夢: フォーミュラ・ニッポンドライバー
もっと詳しく知りたい方はこちら ※外部サイトへリンクします。
ブログ: http://ameblo.jp/pink-princess-mika/
ホームページ: http://www.mika-kagoshima.com
神子島みかさん
1.体験を通じて感じたこと 2.レースでのセーフティドライブとは
こんな勝ち方ではいけないことに気づいた
レースは勝つことが最大の目的である。そんな場において、セーフティドライブという概念は存在するのだろうか。神子島選手の場合は、年齢とともに考えが変わっていったという。
「若い頃は、勝つことだけだったんです。怖いもの知らずで、予選で骨折しても決勝出るっていってたし、人をケガさせたんで謝りに行けっていわれても『向こうが悪いんだよ』とか。気性が荒いドライバーだったんですよ」
一度レースを止めて、18歳で復帰したときも、やはり気性の荒さは残っていたという。しかしその後、気持ちに変化が訪れた。
「成績がいいときっていうのは、ただ運がいいだけなんですよね。悪いときは相手のクルマを全損させちゃったり、自分が怪我して担架で運ばれたり。やっぱり、突っ込みすぎないで、一歩引くってことが大事じゃないですかね」
レーシングアクシデントでは、たとえ自分が8割悪くても、壊された本人は自分が修理費を払わなければならない。そういう状況を経験していくうちに、こんな勝ち方ではいけないことに気づいた。それを境に、自分から謝りに行くことが増えていったそうだ。
「最近は逆の立場になって、若手の子に突っ込まれ、押し出され(笑)。こないだも、ラスト3周までトップ走っていたんですけど、強引な突っ込まれかたをされて。結局彼はペナルティを受けて、優勝から下げられちゃったんですけど」
周囲の人間からは『抗議してこい』といわれたそうだが、神子島選手自身、そういう時代を経験してきたこともあり、我慢したのだという。いまや教える立場になりつつあるというわけだ。
「すごいくやしかったんですよ。でも一歩引いて、『お疲れさま』って相手に笑顔でいってあげましたね」
photo相手の動きを『先読み』することが大切
オリエンテーションの中で、『あいさつ』とともに神野チーフインストラクター(以下神野CI)が重要なポイントに挙げていたのが『先読み』だった。それはレースの世界でも当てはまるようだ。
「たとえば予選だったら、その日の外気温や路面温度、タイヤの内圧がどれぐらい上がるかを考えて、予選20分間のどこでアタックを掛けるかとか、その間ピットに入るべきかを決めます。何周目で自分がベストタイムを出すかっていうのを先読みして、タイヤの状態とかを考えて走ってます」
神野CIの言葉を借りれば、予選の段階から『環境とのあいさつ』が始まっていることになる。そして決勝では、相手の動きを『先読み』することが大切になるという。
「たとえば自分が2番手だったりするときは、先行車の動きを見ますね。前半飛ばしていて、この人後半苦しいだろうなって感じたら、カッコ悪い思いしてでも、ちょっと離れて、最後に抜けばいいやって考えに切り替えたりとか。逆に自分が、前半のほうが得意なセッティングだったら、スタートから前に出て、後半は苦しいけれど、相手に抜かされないような走りに徹するんです」
アクシデントが起こりそうなレースも、ある程度『先読み』できるそうだ。
「レースウィーク前の練習のときで、なんとなくわかりますよね。荒れそうだなとか、こいつプッツンしそうだなとか(笑)。こないだのアクシデントも、なんとなく予感があったんですよね。私はそのときのセッティングが先行逃げ切りタイプだったので、前半逃げたんですけど、後半水温が上がっちゃって、『バックストレート伸びねーなー』とか考えていて。それでもバックミラーで相手との距離を見ていて、絶対この間隔ではこないと思っていたんですけど、ほぼ全開で突っ込まれちゃって。あーやっぱりきたみたいな(笑)」
photoミラーはビクビクする存在
もちろん運転では先を読むことだけでなく、後ろを見ることも大切だ。神野CIはオリエンテーションの中で、『日本人はミラーを見ない』という話をしていた。実はサーキットでの神子島選手も、かつてはそのひとりだったという。
「私も昔は見なかったんです(笑)。カートはミラーがついてなかったんで、習慣がないんですよね。で、フォーミュラに乗り換えてミラーがついてからは、今度はビクビクする存在になっちゃって。FJ1600初年度の最終戦で、優勝で終わったんですけど、予選5位からトップに上がったらミラーが気になっちゃって。手で押しちゃったら緩んでしまい、クルクルって回った状態で3周ぐらい走ってました(笑)。でもいまは、確認っていう意味の見方になりましたね。少し自分に余裕ができたっていうか」

神野CIがオリエンテーションで強調した「あいさつ」と「先読み」を、神子島選手はレースでしっかり実践していた。だからこそ彼女はトップクラスを走り続けられるのだろう。そんな神子島選手、なんとサーキットより公道のほうが怖いという。その真意は? さらにギャル目線で見たカッコいいドライバーとは? 次回後編ではそのあたりも伺っていきたい。
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