モビ・レポ!モビリタを体験したゲストが語る安全の話 クルマ雑誌「ahead」プロデューサー 近藤正純・ロバートさん 後編 近藤正純・ロバートさん
近藤正純・ロバート プロフィール
職業:出版社社長
生年月日:1965年3月19日 血液型:A型
好きな言葉:それを夢見ることができるならば、あなたはそれを実現できる
       (ウォルト・ディズニー)
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「ahead」ホームページ: http://www.ahead-magazine.com/index.html
ツイッター: http://twitter.com/RobertKondo
近藤正純・ロバートさん
1.安全は自分から取りに行くもの 2.クルマとの付き合い方
photoクルマの楽しさとは
そんな近藤さんが考える「クルマの楽しさ」とはどんなものなのだろうか。
「やっぱりレースなどで、自分が思ったようにコントロールできて、一体感があると感じる瞬間が最高ですね。実際には滅多にないことなんで、そんなことがあったらいいなあという表現が正しいですけど(笑)、滅多にできないからこそ追求していく面白さがあるわけだし。レースをやる前は、A地点からB地点に快適に行ければいいぐらいの存在でしかなくて、エンジンのパワーをほとんど使っていなかったんです。だからこんなすごいツールがあって、練習すればコントロールできることがわかって、ほんの一瞬かもしれないけれど、それが自分の手の内にあるというのが、すごく楽しいんです」
それを教えてくれたヴィッツのワンメイクレース車両は、最近読者の方に譲ったそうで、現在の愛車はアメリカンSUVと国産オープン2シータースポーツカーの2台。ところが取材で接した数多くのクルマを含めても、いままででいちばん印象に残っているのはこのヴィッツだという。
「ナンバーつきだったので、しばらく練習も兼ねて、どこへでも乗って行きました。ゴルフ場のエントランスに、スポンサーのシールをベタベタに貼ったヴィッツで乗りつけると、けっこう注目されました。妻を結婚前に乗せてドライブしたこともあります。カーペットが剥がしてあって、低くて前も見えないバケットシートに座らせて、『大人用のチャイルドシートみたい』とかいわれながら、遠出していました。乗り心地はガツンガツンで(笑)、ものすごい嫌がっていて、『次は音楽が聞けるクルマにさえしてくれればいい』といわれ、『要求のレベルが下がってよかった』と思ったりしていました」
ペットに合わせたクルマが出てきてもいい
こうして元気あふれる?カーライフを送っていた近藤さんだが、結婚後、クルマとの付き合い方が大きく変わりつつあるという。パートナーを迎え入れ、愛車のラインナップが変わったこともあるが、最大の理由は他にあった。
「フレンチブルドッグとトイプードルの2匹の犬を飼いはじめたんです。犬が生活の中心になっていて、昨日も山梨県に2匹連れて行ってきたばかりです。だからどこの景色が気になるというよりも、ドッグランができるかとか、犬にとって気持ちいい芝生や砂浜があるかとか、そういう目的地選びになっていますね。宿泊場所も含めて、完全にペットが最優先になっているんです」
クルマに犬を乗せるようになったことで、運転も変わったそうだ。
「人間はシートベルトがあるので、この程度のブレーキやコーナリングは大丈夫というレベルがかなり高いんです。でも犬の場合、後ろに固定する紐はつけているんですが、それでも衝撃が激しいようで、運転のしかたを変えなきゃいけないなと思ったんです」
ペーパードライバーだった奥さんも、犬が病気になって動物病院に連れて行く場合、タクシーでは乗車を拒否されることもあるので、自分が運転して行かなければいけないという考えを持つようになり、運転を再開しようというモチベーションが高まりつつあるところだそうだ。
「でもそのためにクルマをもう1台買えと言われているので、近々購入に踏み切るかもしれないんです。わざわざ犬のために?と思う人がいるかもしれません。でも犬好きって家族の一員みたいに考えている人がほとんどなんです。それはそうと、これだけペットを飼う人が多くなってきているんだから、それに合わせたクルマが出てきてもいいという気がするし、これからどんどん増えてくるのではないかと予想しています」
photo犬を乗せたときの安全運転教室
講習の最初に行われたオリエンテーションでの、「発進するときに自分のペットが車両の下にいるかもしれません」というひと言にもドキッとしたという。
「思わずクルマに乗るときに床下を確認したんですけど、十分あり得ることです。自分で自分の飼い犬を轢いたりしたら、たぶん一生心の傷として残ると思うし、こういう話に響く人はだんだん増えていくと思います。それといま高速道路で、ドッグランがあるパーキング エリアができたのはいいんですが、乗り降りのとき犬ばっかり見ていて、左右を見ないで車道に飛び出して行っちゃう人がいるんです。いろいろな部分で安全が必要なジャンルじゃないかという気がします」
近藤さんによれば、いまや子供の人数より、ペットの数のほうが多いとか。当然ながら、クルマに乗せるシチュエーションも増えてきている。経験者のひとりとして、こんな提案をモビリタにしてくれた。photo
「多くのペットは体重が軽いので、急ブレーキを掛けると前に飛んで行っちゃうんですよ。だから飼い主を集めて、犬を乗せたときの安全運転教室をやればいいんじゃないかと感じました。最後の総合走行で、トランクにパイロンを乗せて走りましたが、ああいうイメージです。ものすごい数の応募がくると思いますよ(笑)」
photoモビ・レポを通して
起業家らしく、最後はビジネス面のアドバイスもいただいた。近藤さんのお話を伺っていて感じたのは、クルマを実に多角的に捉えていることだ。ヴィッツのワンメイクレースに熱中したエピソードの一方で、高齢化社会にi-REALで対応すべしという社会的な提案も語っていただいた。銀行マン出身でクルマ雑誌プロデューサーの肩書きを持ち、レースにも積極的に挑戦し、海外での生活経験が長く、愛犬家の一面も持つという多彩なパーソナリティが、普通のクルマ好きでは持ち得ない視点を育んできたのだろう。
その中から紡ぎ出された安全運転についての考えが、モビリタの考えと一致していたことも印象的だった。いまの日本のクルマ社会に必要なのは「自分から動く」、つまりGo aheadの精神であることを教えられた取材だった。
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