モビ・レポ!モビリタを体験したゲストが語る安全の話 フリーライター 續素美代さん 續素美代さん
續素美代(つづき すみよ) プロフィール
職業:フリーライター、極地旅行家
主な経歴:1998年5月、エベレスト登頂成功。日本人女性3人目。中国側からの登頂は日本人女性初。2008年1月、日本人女性で初の南極点到達。執筆活動のほか、自分の極地体験を伝える講演活動も行っている。
翻訳書:『夢をあきらめないで-カレンと自然と車椅子と』
趣味:読書、散歩
尊敬する人:フリチョフ・ナンセン
續素美代さん
1.「極地旅行家」のリスクと安全 2.モビリタ体験を通して 3.経験の大切さ
photoフルブレーキが怖い
今回、續さんにはモビリタで受講できるスタンダードな講習メニューを体験してもらった。神野チーフインストラクター(以下、神野CI)によるオリエンテーションの後、運転席からの死角の確認や運転姿勢のチェック…と講習メニューを進めて行く。
「楽しかった…けど、緊張して、どうしようかと思った!」
モビリタの体験後、このように續さんが叫んだのは「高速フルブレーキング(※1)」だ。実生活ではなかなか行うことのない(そんなケースに陥ってはならない)この講習は、最高速度100km/hで走行後、決められた地点で極限までのフルブレーキングを体験する。危険の度合いを把握すると共に、フルブレーキ体験を身にしみ込ませることによって、万が一の時に対処できるようにするのが大きな狙い。
「スピードを出すこと自体はいいんですが、ブレーキを踏むことを考えると怖くて。緊張して規定の地点まで我慢できなかったんです」
續さんは80km/hのスピードを出して行った高速フルブレーキングの1回目、規定の地点よりも早くブレーキを踏み込んでしまった。また、ブレーキをおもいっきり踏み込むことも躊躇してしまっていた。 この言葉に対し、講習を担当した神野CIは續さんに「ブレーキを踏むよう指示された地点の手前でブレーキを踏んだでしょう。大正解、それでいいんですよ。一般道路では、危ないと思った瞬間にブレーキを踏むべきだから。それくらい續さんはいつも、安全に安全にと運転しているのでしょうね」
「もうひとつ、一回目でブレーキが踏み切れなかったのは、むしろいいこと。何度できなかろうが、最後の最後にできるようになれば、それが経験になる。むしろ何ができなかったのかを認識することが、さらなる運転の上達につながるのだから」(神野CI)と賞賛した。
photo安全のためのライン
續さんがとりわけ印象に残った講習メニューがもうひとつある。低ミュー路を走るメニューだ。「低ミュー路フルブレーキング」と「低ミュー路走行」で、前者は非常に滑りやすいアイスバーンを、後者は圧雪路をシミュレーションした低ミュー路を使う。それぞれ車輪のロックによる滑走を防止するABS(※2)と、横滑りを補正するVSC(※3)の効果を 体験できる内容だ。スリップの感覚をつかむことで、どれくらいの速度や運転の仕方が自分にとって安全な走行かを体感することもできる。
まず續さんが戸惑ったのは、乾いている道路と濡れている道路では運転感覚の差が激しいこと。またABSやVSCなしでの走行は、思わずあわててしまうほどにハンドルの操作が効かないことだった。
「雪道を走る機会はたくさんありますが、せいぜい時速30km程度。VSCがなければワインディグでは車が一回転してしまうんですね。そこまでの限界に挑戦したのも初めてでした」

photo 續さんは登山において、「安全のためにここまでしかやらない」というラインを持っている。例えば天候が本格的に荒れそうな予感がしたら山を下りることにしている。運転には明確なラインはないが、危険と思われるかなり手前の段階で自分をセーブするようにしているのだという。
「でも、限界までブレーキを踏んだり、車が制御できなくなるということをやってよかった。車や自分の限界、状態を正しく知ることって、すごく大切な経験ですからね。実社会でやったらとんでもないことになるけれど、モビリタでは危険なことをそういう心配なしにできるのがいい!」
※1.2 高速フルブレーキング、ABS(Anti-lock Brake System)について詳しくはこちら
▼安全のススメ「心のなかにもブレーキを」
http://www.toyota.co.jp/mobilitas/anzen/vol06_1.html
※3 VSC(Vehicle Stability Control)について詳しくはこちら
▼安全のススメ「安全運転とVSC」
http://www.toyota.co.jp/mobilitas/anzen/vol19_1.html
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