森の豆知識

    ■コナラ・アベマキ・クヌギ
  ■ヒノキ
  ■アカマツ
  ■「落葉樹」「常緑樹」(らくようじゅ・じょうりょくじゅ)
  ■「針葉樹」「広葉樹」(しんようじゅ・こうようじゅ)
  ■細胞分裂(さいぼうぶんれつ)
  ■細胞(さいぼう)
  ■雑木林(ぞうきばやし)
  ■人工林(じんこうりん)
  ■自然林(しぜんりん)
  ■薪(たきぎ)
  ■柴(しば)
  ■木炭(もくたん)
  ■たい肥・たい肥ヤード
  ■光合成(こうごうせい)
  ■酸素 二酸化炭素(さんそ、にさんかたんそ)
  ■地球温暖化(ちきゅうおんだんか)
  ■食物連鎖(しょくもつれんさ)


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.  コナラ・アベマキ・クヌギ
.  ヒノキ
.
  ともにブナ科の落葉広葉樹で、高さは15〜25mほどになります。雑木林に多く生え、秋、“ドングリ" がなることで知られます。材は薪や炭として使われ、コナラ・クヌギの材はシイタケの原木(ほだ木)としても使われます。
「落葉樹」
 「広葉樹」

  ヒノキ科の常緑針葉樹で、高さは20〜30mほどにもなる日本特有の木。材はきめ細かく良い香りがするため、建築や家具、彫刻を作ったりするのによく用いられます。
「常緑樹」
 「針葉樹」
 

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.  アカマツ
. 「落葉樹」「常緑樹」
.
  マツ属の常緑針葉樹で、高さは30〜35mほどにもなります。土壌がやせて乾燥した所にも強いため、日本のいたる所で見られます。防風林や防砂林として、植えられることも多く、クロマツとともに庭木などにも好んで用いられます。しかし最近では"マツ枯れ病"が広がっています。
「常緑樹」
 「針葉樹」

  冬になる前に、あるいは熱帯では乾燥する時期に、古くなった葉をいっせいに落とす木のことを「落葉樹」といいます。逆に、1年中緑色の葉をつけている木のことを「常緑樹」といいます。ただし、「常緑樹」は1年中葉っぱがついているといっても、カシやシイなどの常緑広葉樹では、春に新しい葉っぱが出てきたら、古い葉っぱを落とし、新しい葉っぱにとりかえています。
日本の「落葉樹」が秋に葉っぱを落とすのは、寒い冬をすごすため。冷たい空気に触れる部分をできるだけ少なくするために、葉っぱを落とし、冬眠して寒い冬をやりすごします。だから、「落葉樹」の多くの種類は、北半球では、北の寒いほうに生えていて、南の暖かい方に行くにしたがって少なくなります。しかし、多くの針葉樹は常緑です。かれらは、葉っぱの中に水分が凍りにくい成分を作るため、寒いところでも生きていけるのです。
 

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. 「針葉樹」「広葉樹」
.  細胞分裂
.
  樹木は、葉っぱから区別し、「針葉樹」と「広葉樹」にわけられます。 「針葉樹」は、主に針やうろこのように細かい葉を持った木、「広葉樹」は、平たい葉を持った木をさします。樹木の祖先は、「針葉樹」といわれ、「広葉樹」は、「針葉樹」のある種が、太陽の光をたくさんあびることができるように葉を広げ、変化したものと考えられています。 生長の特性として、 「針葉樹」は、日光を得るため高く高く上にのびて競争しようとします。一方、「広葉樹」は、枝葉を大きく張り、日光を多く受けることで生き残っていこうとします。材木の特徴として、「針葉樹」は、まっすぐで軽く加工しやすいものが多く、また、「広葉樹」は、重く木目が変化にとんだものが見られます。代表的なものとして、「針葉樹」には、スギやヒノキ、マツの仲間、「広葉樹」には、ブナやケヤキなどがあげられます。
コナラ・アベマキ・クヌギ
 ヒノキ
 アカマツ

  植物が生長して大きくなるということは、くわしくいうと、「1つの細胞が分かれて、その細胞の仲間を増やす」細胞分裂の結果、大きくなるということです。ただ、細胞のふえる数はだいたい種類ごとに決まっているので、たとえばチューリップがコナラの木のように巨大化してしまうことはありません。
細胞
 

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.  細胞
.  雑木林
.
         
  細胞とは、もともとは「小部屋」という意味です。ひとつの細胞の大きさは、わずか、5〜100ミクロン(ミクロンとは1ミリの千分の1)。顕微鏡をのぞくと、確かに、小部屋のようにしきられた細胞が、たくさん並んでいるのが分かります。
動物・植物など生物の体は、その細胞の集まりですが、生物によって体の細胞の数は違います。たった1つの細胞からできている極めて小さい生物もいれば、私たち人間のように100兆以上もの細胞からできているものもあります。
細胞分裂

  雑木林は、文字どおりさまざまな木が生えているところです。かつては、雑木林の木々は薪や炭になり、家庭の炊事や暖房用の燃料として、また、落葉は、たい肥にして田んぼや畑で使われていました。
したがって、雑木林の木の種類は、炭の原料として優れている木や、くりかえし切って使っても枯れることのない、ひこばえ(切り株から出る芽)の生える木が多いのです。そのため多くの地域では、クヌギ・コナラなどの落葉広葉樹を中心とした林で、それらの木が育ちやすいように管理され、計画的に利用されつづけてきました。
コナラ・アベマキ・クヌギ
 「落葉樹」
 「広葉樹」
 木炭
 

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.  人工林
.  自然林
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  人工林とはその名のとおり、人間が作った林です。原野や自然にあった林を切り倒したあとに、人間が必要としている種類の木の苗を植えて育てたものです。よく植えられているのは、家や家具を作ったりするのに適した材木や板にするための木で、スギやヒノキなどの針葉樹が多く植えられています。人工林は、もともと人が作った林ですから、人間が常に手入れをしないといけません。それをおこたると、生長が悪くなり、荒れた暗い林になります。そしてひどいときには枯れてしまったり、土砂くずれなどの災害が起きたりしてしまうのです。
  もともとそこに自然に生えている木で構成されている林のことです。歴史的には天然林と呼ばれてきたのですが、最近は自然林という人が多くなりました。生えている木の種類は、その土地の気候によって異なるので、地方によってさまざまです。自然林の中でも、今まで一度も人の手が加わっていない林を原生林と呼びます。原生林は、ほんの少ししか残っていないので、とても貴重な森林なのです。  

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.  薪
.  柴
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  電気やガスが今のように普及していなかった時代、人々は食事をつくるにも、お風呂をわかすにも、部屋を暖めるのにも、木を燃やしていました。薪とは、その燃料にするために、適当な長さに切ったり割ったりした木のこと。たきぎ。   山に生えている、さまざまな小さい木々のこと。また、薪と同じように燃料として使うため、それらを刈り取ったもの。そだ。桃太郎さんのお話にも出てきますね。「おじいさんは山へ柴かりに・・・」
 

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.  木炭
.  たい肥・たい肥ヤード
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  木炭とは、木の幹を蒸し焼きにして作る燃料のことです。木の幹を蒸し焼きにすると、水分や、煙や炎を出す成分が抜けて、黒い固体だけが残ります。その黒い固体が「炭」で、軽く、煙も出ないため、燃料として最適なのです。昔、ガスや電気のない時代は、薪や柴などとあわせて、炭も重要な燃料として、暖房や料理に使われていました。
炭を顕微鏡でみると、私たちの目では見ることのできない、無数の小さな穴があいています。この穴はかつて木として生きていたときに、水分がとおるパイプの役目を果たしていたものです。だから、この穴は長いトンネルのように、炭の中をあちらこちらに走っていて、外の空気とふれあっているのです。この無数の穴は、水や空気を通しやすいという性質を持っていて、いろいろなものを吸収し、そのにおいや汚れを分解します。こうした水や空気をきれいにし、においを消す炭の働きが、最近注目されています。

  たい肥とは、落葉や雑草などを集めて、時にはそれに動物のフンや尿をかけて、腐らせた、自然のはたらきを使った肥料をいいます。たい肥ヤードとは、たい肥を作るために、落葉や雑草などを集めて積み上げた場所のことをいいます。
 

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.  光合成
.  酸素 二酸化炭素
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  緑色植物が、日光のエネルギーと、空気中にある二酸化炭素、根っこから吸い上げた水と養分を使って、植物が生きていくのに必要な栄養分(=炭水化物)を作り出す働きのことです。
  「空気」は、「窒素」や「酸素」、「二酸化炭素」などいろいろな気体の集まりです。私たち人間をはじめ地球上の生物は、「空気」を吸って生きていますが、さらにくわしくいうと、「空気」中の「酸素」を吸って、「二酸化炭素」を吐いて生きているのです。
「酸素」は生物の呼吸に使われるだけでなく、ものを燃やすときにも必要とされます。「酸素」がないと火は燃えないのです。また、火を燃やすと、「酸素」が消費され、「二酸化炭素」が発生します。「二酸化炭素」は、地球の気温を上昇させる性質を持っています。そのため、ここ百年ほどの間、とくに最近、地球上の二酸化炭素がふえ続け、「地球温暖化」というあらたな環境問題がうまれました。
地球温暖化

 

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.  地球温暖化
.  食物連鎖
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  「二酸化炭素」などの気体は、「温室効果ガス」と呼ばれ、空気の温度を上げる性質があります。地球は、太陽から光のエネルギーを受けて暖められていますが、それだけでは地表の温度はマイナス20℃前後になるといわれています。実際には、「二酸化炭素」などの温室効果ガスのおかげで、地球は暖かく快適な現在の温度になっているのです。 しかし、ここ百年ほどの間に、私たちが、石油や石炭などのエネルギーをたくさん使いすぎ、燃料やパルプ・材木に使うため、森林を切り過ぎたため、「二酸化炭素」が急激にふえ、地球の平均気温が徐々に上昇しているのです。
このまま気温が上がりつづけると、北極や南極の氷が解けて、海水面が上昇してしまい、海に沈んでしまう島や地域が出てくると予想されています。また、雨の降り方が変わったり、植物が気温の上昇に対応できず育たなくなる恐れもあり、農作物が十分にとれなくなり、食糧不足が起こりかねません。
「二酸化炭素」や「温室効果」が悪いのではなく、「二酸化炭素が増えすぎること」が良くないのです。地球温暖化は私たち人間が便利さを求めつづけた結果生まれたといえます。私たちのふだんの生活を見直さなければならない時が来ているのです。
酸素 二酸化炭素
 光合成
  動物が生きていくためには餌が必要です。例えば、毛虫は、木の葉を食べます。その毛虫は、小鳥に食べられ、毛虫を食べた小鳥は、ヘビに食べられます。そのヘビをイタチが食べ、イタチはワシの餌になります。自然界には、こうした「食う、食われる」の複雑な関係が、鎖のようにつながっており、そのことを食物連鎖という名で呼んでいます。
生きている植物だけでなく、死んだ植物、例えば、落ち葉や枯れ木も動物の餌です。動物は光合成できませんから、いずれにしても食物連鎖は植物が動物に食べられるところから始まります。つまり、前の例でいえば、ワシは回り回って木の葉を食べたことになるわけです。

 

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