里山とは?

  「さとやま」と読みます。
ひと言で言えば、「里にある森林(=緑)」という意味です。


 
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  では、里って、山ってなに?

     
   「里」というのは、大自然に対して「人の住むところ」をさします。また、都市に対する「いなか」という意味もあります。  ここでは、大自然(人がいないところ)と都市との中間に位置する空間をさします。
 「山」とは、起ふくのある地形をさすこともありますが、「里山」の「山」は「森林」という意味です。桃太郎のおじいさんも「山へ柴刈りに」行きますよね。ここでは、薪(たきぎ)やキノコをとりに行く近くの森や林の緑をイメージしてください。


 
. 里山イメージ .
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  つまり里山とは・・・

     
   都市と自然の間にあって、人が利用してきた(いる)森林をいいます。
 今、多くの里山は、昔と比べ、あまり利用されていません。フォレスタヒルズでは、20世紀前半までの利用されていた日本の里山をモデルにしています。


これだけでは、わかりにくいですね。少しだけ説明させてください。


 
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Q  いつからあるの?
A
人間の手の入っていない森林は、大昔からありますし、現在も残されています。その手つかずの自然を、徐々に人が利用しやすい形に変えていった自然が、里山です。ですから、「人間が森を利用しはじめた時から」というのが答えです。


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Q  どこにあるの?
A
人が暮らし、緑があることが最低条件ですが、人が利用する森林は、皆さんのまわりをはじめ世界中にあります。ただ、日本やイギリスなど先進国の多くは、「木材→石油・電気」というエネルギー革命で、最近、森林を使わなくなっています。逆に、発展途上国では、さまざまな理由から、森林を使いすぎている地域があり、どちらもいい状態とは言えません。


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Q  誰のもちもの?
A
理想をいえば、みんなが利用して、みんなが管理する「みんなの持ち物」であればいいのですが、それぞれ所有者がいます。国だったり、みなさんの住む市町村だったり、個人や企業であったりします。
問題は、みんなが「里山を育てよう」としなかったり、その足並みがそろわないことです。昔の里山も、所有者は様々でしたが、多くの森は、同じように近隣の人々に利用されていました。最近は、土地の所有者が森を放置していたり、近隣の人々が利用することも少なくなって、里山があれているのです。


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Q  どんなところ?
A
シイやカシ、コナラやクヌギなどの仲間の背の高い木から、カキやタケなど食べ物がとれる草木など、さなざまな植物が生えています。だから、みなさんの好きなカブトムシなどの昆虫や、ウサギやキツツキなどの動物を始め、たくさんの動物も住めるのです。


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Q  そこでなにをするの?
A
食料用の木の実や山菜、キノコをとります。トチの実、木イチゴ、クリ、アケビ、カキ、ワラビ、タケノコ、シイタケ、シメジ・・・。あげるときりがないほど、たくさんの食べ物があります。また、燃料や肥料用の薪や落ち葉を拾ったりします。木材が貴重な燃料だった昔は、こどものお手伝いは、薪集め。お風呂やご飯の煮炊きに、森の木々はとても大切な存在でした 。


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Q  どういう役目があるの?
A
里山に限らず、森にはいろんな役目がありますが、2つだけ紹介します。ひとつは、災害を防ぐ役目。高い木々は、台風や砂ぼこりなどをやわらげてくれます。また、木々が根をはる土地は、スポンジのように水を吸い、土砂崩れや洪水を防ぎます。ふたつめは、空気をきれいにする役目。今、私たちの暮らす地球は、二酸化炭素が多すぎる状況になっています。植物は、光合成によって、この二酸化炭素を吸って、自分の生活に使っているのです。また、木をむし焼きにして作られる木炭は、いやな臭いなど体に悪いものを吸収してくれます。


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Q  遊べるの?
A
木登り、木の実とり、昆虫採集、かくれんぼ、竹馬・竹トンボづくり、キャンプなど数えればきりがありません。思いつくだけ遊びができます。森のあそび方については、エコのもりセミナーをごらんください。


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Q  今、どうなってるの?
A
日本の多くの里山は、40年前ほどから、急に人がいなくなりました。その結果、草木が乱雑にしげった「やぶ」になり、場所によってはゴミ捨て場。昔は、こどもの遊び場、地域に住んでいる人たちのいこいの場だったのに、今は誰もよりつかなくなっています。
みなさん! お家や学校を何か月も放っておくとどうなるでしょう?たいへんな状態になりますよね。今の森はそんな状態です。
森は、掃除やかたづけと同じように、ちょっとずつ草をかったり、木を切ったりしながら、きれいにしなけばなりません。今、徐々にですが、森をきれいで楽しい場所にしようという運動が広がっています。


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まだ、良く分からない?
そうですか、では、隊長といっしょに森を探検してみてください。
「百聞は一見にしかず」といいます。
きっと今よりずっと良く分かるはずです。