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| '00 ESSO FORMULA TOYOTA SERIES ROUND 1 |
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●鈴鹿サーキット/12周 ●予選/3月25日(土)晴れ/ドライ/観客数:17,000人 ●決勝レース/3月26日(日)曇り/ドライ/観客数:35,000人 |
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2年目の急成長を強烈アピール! 信清友邦の初入賞はポール・トゥ・ウィンで |
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◆QUALIFY◆ 春の兆しより早く、開幕の時を迎えたエッソ・フォーミュラトヨタ。今年はシリーズを一本化し、MINEも含んだ全10戦のシリーズとして行われることとなっている。今回のレースで最初のトピックスは、参加台数の多さだ。舞台がロングコースの鈴鹿だけに、さすがに予選落ちこそ出さなかったが、エントリーは30を悠に超え、38台にも及ぶことに。これは言うまでもなく国内のフォーミュラカーレースでは最多であり、エントラントの高い注目度を実証することにもなった。 その予選では、金曜日の練習走行で後藤聡の出した2分7秒台が、まずはターゲットタイム。徐々にタイムが短縮される中、その後藤が真っ先に7秒台に入れてトップに立つ。3周目にマークした7秒134は、後藤曰く「ヘアピンで引っかかって」も出したものだっただけに、さらなるタイムアップも可能かと思われた。だが、ピットに戻って片側のタイヤを替えて、再度アタックするも満足にクリアラップをつかむことができず。その間にスーパーラップを決めたのが信清友邦だ。そのタイムは6秒775にも及び、従来のレコードは約3秒も短縮された。 「後半に勝負をかけたのは正解でした。徐々に路面が良くなっていきましたからね。ただ、自分では6秒台が出せたという印象はないんですけどね。確かにミスは全くありませんでしたが。今までは予選が良くても、スタートで出遅れてしまい、結果に結びついていなかったので、今度こそはと思っています。スタートさえうまくいけば、このコースは誰より走り込んでいる自信はあるので、大丈夫でしょう」と信清。結局、後藤は2番手に留まり、3番手は伊藤健二。これに昨年のウエストシリーズ王者・井上智が続いたが、黄旗追い越しのペナルティでベストタイムが抹消されてしまう。その結果、伊藤隆広とポジションを入れ替えることとなった。 ◆RACE◆ 予選同様、ホームストレートに対して強い追い風が吹く中、行われた決勝レース。グリッドは色とりどりのマシンで埋め尽くされ、シリーズの盛り上がりを大いに感じさせることとなった。注目されたスタートをピタリと決めたのがポールシッターの信清。2番手の後藤を早々と引き離していった。 オープニングラップを終えた時点での信清と後藤の差は、実に1秒3。これが5周目には3秒にも広がってしまう。一方、その間にポジションを上げていたのが、予選7番手だったルーキーの小暮卓史だ。絶妙のスタートを決め、2周目のヘアピンで3番手に浮上。後藤との差も詰め始めた。しかし、その後藤もタイヤが完全に温まるようになるとペースも一気に上がり、小暮を引き離すとともに信清との差も詰めることに。計算上では十分ゴールまでに逆転も可能な勢いを見せた。 だが、信清も終盤に入って踏ん張りを見せ、後藤の追従を許さず。ファイナルラップのヘアピンでコンマ7秒差にまで迫られたものの、続くスプーンカーブの出口で後藤はわずかに姿勢を乱してしまい、これで勝敗を決定づけた。「中盤からのペースは僕の方が上回っていたと思うけど、序盤のあの速さにはついていくことができなかった。これが一番の敗因ですね」と、悔しそうに語る後藤。一方、その後藤よりもゴール後、遅れてヘルメットを脱いだ信清の目にはうっすらと涙が。まるで待ち焦がれた初優勝の余韻を味わっているかのようだった。 終盤は単独で3番手を走行し、そのまま逃げ切った小暮だが、レース中にカシオトライアングルのショートカットがあり、そのペナルティとして10秒が加算され、ふたつ順位を落としてしまう。事実上の3番手争いとなったジェフ・ライトと伊藤隆広、壺林貴也のバトルは、10周目にライトのドライブシャフトが破損。これで前に出た伊藤隆広が辛くも逃げ切って、3位を得ることとなった。 ◆WINNER'S COMENT◆ 今まで苦手だったスタートも何とか決まりました。本当は他の人が悪かったのかもしれませんが(笑)。手応えは1周目からありました。このぐらい離せれば大丈夫だろうと。実際、後ろが気になったのは最初のうちだけ。あとはあんまりミラーも見なかったんでプレッシャーもなかったし、(後藤が)迫っていたのも気づかなかったほどです。ただ本音を言うと、2分7秒台の後半でコンスタントに走りたかったのに、それができなかったのが残念。そうはいっても、幸先のいいスタートが切れたので、今後もいい感じでやっていけそうです。 ◆WINNER'S PROFILE◆
● 信清友邦(のぶきよ ともくに) フォーミュラトヨタ参戦2年目の初戦で、待望の初優勝を挙げた信清友邦。昨年も予選では速さをアピールしていたものの、決勝では自らのミスでレースを落とすことも多かっただけに、まさにメンタル面の成長を強くアピールすることとなった。 その信清の出身地は北海道。レーシングドライバーになりたいという夢を叶えるために、高校卒業とともに鈴鹿に居を移し、まずはカートのレーシングスクールであるSRS-Kに入校。ここで学ぶ傍ら、カートレースにも参戦し、基礎を身につけた後にフォーミュラカーのスクール、SRS-Fにも入校する。残念ながら、スカラシップを得ることはできなかったが、夢断ち切れずフォーミュラトヨタへの参戦を決意。それが昨年のことである。 チャレンジ初年度は冒頭でも触れたとおり、アクシデントの連続でノーポイントに終わったものの、結果以上に得られたものは多かったと信清。特に懸案だったスタートは「去年の最終戦で、いつもとやり方を変えてみたんです。そうしたら、あっけないほどうまくいって。ああ、こんなものかと気持ちを切り替えられたんです」と。その開眼によって、今年の開幕戦でスタートを見事なまでに決めることともなった。 所属するスキルスピード百田義弘代表は言う。「去年も時々、奥岡(毅匡:ランキング3位)よりも速いところを見せていたんです。なのに、決勝になると勝手にとっちらかって、飛んでいってしまう。だけど、今年のアイツは違う。何かつかんだようです。そんなにお金を持っているヤツじゃないんですが、こうなったら仕方ない、面倒見てやろうかな」と。教え子の急成長を心から喜んでいるから出た言葉とも言えよう。 「もちろん、狙うはチャンピオン。今年取れなければ、やめるぐらいの心構えでいます。それで来年F3に上がって、チームの先輩、伊藤大輔さんよりもいい成績をマカオGPで残したい」と語る信清。夢に向かって、まずは第一歩が記された。 ◆TOPICS◆
同日開催された全日本F3選手権には、新たに4人ものフォーミュラトヨタ卒業生が参戦。予選こそ初戦ということもあり、揃って苦戦を強いられるも、突然の降雨で波乱の展開となった決勝レースでは、各自大健闘を見せた。特に目立ったのはエッソ+トヨタのスカラシップにより、トムスのシートを得たチャンピオンのサトウカイチ。ウェットコンディションの中、目の覚めるような走りを見せ、最終的に前車のスピンに巻き込まれてリタイアとなったものの、一時5番手まで浮上した。この他にも山口明と峰尾恭輔が入賞まであと一歩の7?8位完走を果たし、黒澤翼もリタイアするまではルーキーの最上位を走行している。 |
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選手権 ポイント表
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