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| '00 ESSO FORMULA TOYOTA SERIES ROUND 2 |
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●筑波サーキット/25周 ●予選/4月8日(土)晴れ/ドライ/観客数:未発表 ●決勝レース/4月9日(日)晴れ/ドライ/観客数:11,300人 |
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もう負けられない、負けてたまるか! 後藤聡が決めた、文句なしの完全勝利 |
◆QUALIFY◆ 2000年のエッソ・フォーミュラトヨタは、早くもシリーズ第2戦を迎えることとなった。その舞台は筑波サーキット。満開とはいかないまでも咲き誇る桜が晴れ空と相まって、何かさわやかな気分にさせてくれるものの、今回は2km強のショートコースで行われるだけに予選落ちがある。それだけに、いつも以上に緊張感にみなぎる中、予選が開始された。 何しろ、今回のエントリーも36台。2組に分けられた予選で、最初のグループのトップは伊藤健二。計測終了間際に井上智を逆転し、次のグループの動向を見守ることに。レコードタイムもマークしただけに、逃げ切りなるかと思われたのだが、夢を断ち切るかのように、コースインからわずか4周目で伊藤健二のタイムを更新したのが後藤聡だった。その後、もう一度アタックをかけた後、後藤はピットに留まることとなる。 その様子には貫禄さえも感じられた上に、後藤は左側のタイヤを交換して再度アタック。惜しくもタイムアップは果たせなかったが、自らに妥協を許さぬ姿勢を強くアピールすることとなった。「タイヤを換えてからのアタックは失敗、タイミングが悪かったですね。でも、感触としては52秒台も見えていました。そのぐらい、いい感じです。タイヤもいい状態を保てているんで、決勝もスタートさえ普通に切れれば自信があります」と後藤。 その結果、フロントローからは後藤と伊藤健二が、セカンドローからは井上、そして昨年までここ筑波でFJを戦っていたルーキー伊藤基司が、それぞれスタートを切ることとなった。 ◆RACE◆ 予選同様、好天に恵まれた決勝レース。今回も一筋縄でいかぬ展開となるのは明らかだった。ただでさえ、ここ筑波はオーバーテイクのしにくいコースなのに、ポールシッターの後藤からたった1秒以内に25台がひしめき合ってあっているのだから。しかし、予想に反して井上がやや遅れた以外にスタート直後の混乱はなく、30台すべてが1コーナーをクリア。後藤に続いて3人の伊藤が健二、隆広、基司の順で並び、この後に井上が続く。 オープニングラップを終えた時点での信清と後藤の差は、実に1秒3。これが5周目に 練習から好調さの目立つ後藤は、オープニングラップだけで1秒1のリードを稼いでいた。レース前に「ただ勝つだけじゃなく、今回はファステストラップも狙います」と語っていただけに、その後もアクセルを緩めることなく、早々と後続を引き離していった。 その一方で激しくなっていたのは、前述の『3人の伊藤』による2番手争いと、井上と小暮卓史の5番手争いだ。このうち、予選から最終コーナーでのフィーリングの悪さを訴えていた、4番手の伊藤基司が中盤から単独走行になってしまうも、残るふたつの一騎討ちはより激化。緊張感に満ちたバトルが続くも、やはり容易には抜くことができず、これまでかと思われた矢先の21周目に、小暮が第2ヘアピンの立ち上がりで井上をパス。5番手に躍り出ることになった。一方、2番手争いは伊藤健二が辛くも伊藤隆広を抑えてフィニッシュ。「後ろからのプレッシャーはそれほど気にならなかったけど、つらいレースだったのは事実です。何しろ前はどう必死になって走っても、離される一方だったんですから」と語るのは伊藤健二だ。 その言葉どおり、誰の追従も許すことなく逃げ切った後藤は、目標どおり8周目にはファステストラップも樹立。パーフェクトウィンを飾っただけでなく、ランキングのトップにも躍り出ることとなった。なお、チームメイトの伊藤隆広も3位入賞。前回同様の結果だが、その時はレース後に繰り上がっただけに、初めて同時に表彰台に上がることになった。「次は1-2フィニッシュを狙います」と伊藤隆広。さて、1位はどちらの下に? ◆WINNER'S COMENT◆ やりました! 最高のレースができました。ただ、本当はスタートはそんなにうまくいかなかったんですよ。だけど、それ以上に(伊藤)健二くんの方が良くなかったようで、横にこそ並ばれはしましたが、僕はイン(側グリッド)からのスタートなんで変に無理したりしなくてもトップに立つことができました。そこから先のレースはまさに思ったとおりの展開。狙っていたファステストラップも取れたようなんで、よけいに嬉しいですね。 ◆WINNER'S PROFILE◆
● 後藤 聡(ごとう さとる) 後藤聡は、最近では珍しい2輪レースから、モータースポーツの世界に身を染めたドライバーである。大学在籍中に2年間挑み、その後しばし活動を休止。改めて挑戦したのは96年から。新たなるチャレンジの場として選んだのは4輪レースで、ザウルスジュニアを選択している。そして、この年東北シリーズでチャンピオンを獲得。翌97年にはFJ1600に転向し、各地のシリーズに積極的に参戦し、東北シリーズでは2位に輝いている。 その実績を携えて、98年にフォーミュラトヨタへステップアップ。開幕戦ではデビューウィンの偉業を果たし、シリーズランキングでは4位となる。が、その後の優勝にはなかなか恵まれず、2勝目の獲得には昨年の第2戦まで待たねばならなかった。が、完走すれば上位につけるのだが、なぜか不運なトラブルに見舞われることも多く、ランキングでは7位に留まってしまう。 しかし、今年の後藤は違う。シリーズ参戦3年目、しかも昨年サトウカイチをチャンピオンに導いたル・ボーセ・モータースポーツからの継続参戦ということもあり、まさに背水の陣で挑む必死の姿勢が確実に結果に結びついているからだ。まず開幕戦を2位でクリアし、続く第2戦ではポール・トゥ・ウィンをも達成。まだシリーズは8戦を残しているとはいえ、ランキングのトップにも躍り出ることとなった。 そんな後藤の目標は「公道レースに出ること」。国内ではまだそういったレースが行われていないことを思えば、目標を果たすには少なくてもマカオGPかコリアGPに挑むしかない。ということは、すなわちF3へのステップアップを意味し、なおかつランキング上位につけるということに他ならない。ところで、その後藤、昨年はエントリー名を『後藤さとる』としていたのだが、これを今年は本名に戻すこととなった。これは「縁起を担いで」とのことだが、それがかなっているかどうかは過去2年の『年イチ勝利』を脱却できるか否かで、とりあえずは明らかになる。さらに優勝を積み重ねていけば、その先の目標もきっとかなうだろう。 |
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