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| '00 ESSO FORMULA TOYOTA SERIES ROUND 4 |
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●富士スピードウェイ/15周 ●予選/6月3日(土)曇り/ドライ/観客数:10,500人 ●決勝レース/6月4日(日)晴れ/ドライ/観客数:36,300人 |
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ポールはまたもルーキー! 友森雄一が奪うも 逆転でジンクス破り、後藤聡がついに2勝目飾る |
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◆QUALIFY◆ 前回に続き、富士スピードウェイが舞台のエッソ・フォーミュラトヨタ。ここまでの3戦はいずれもウィナーが入れ替わっているだけに、今回の焦点は4人目のウィナー誕生なるか、あるいは2勝目を挙げる者が登場するか。いずれにせよ、激戦が繰り広げられることだけは誰にも予想できた。 さて、その予選だが、結論から言えばポールシッターからわずか1秒の間に24人もがひしめき合うことに! 計測開始から間もなくは、ランキングの上位陣、例えば後藤聡やジェフ・ライト、伊藤健二らが順当に好タイムをマークしていたものの、残り時間も少なくなってからはルーキーの猛攻が開始された。その頂点に立とうかと思われたのが、全日本カート選手権FSAクラスでも活躍中の松永章嗣。しかし、チェッカーが振られたその周に、友森雄一が逆転を遂げることとなった。その差、実に0.004秒のみ。 「それまで単独でも、まずまずのタイムが出ていましたが、最後の最後にダンロップコーナーで前のクルマにいい感じで追いついて、スリップストリームを完璧に使うことができました」と友森。そう屈託のない笑顔で応えたルーキーは、昨年まで鈴鹿のFJを戦っていたドライバーだ。これに松永が続き、友森とは対照的に「一番いい感じで走れた最後の周に、引っかかってしまった」という後藤は無念の3番手に。4番手がライトで、5番手はやはりルーキーでSRS-F出身の田崎紀彦。ここまでのタイム差はコンマ1秒にも満たなかった。 ◆RACE◆ 「久々にきれいな富士山を見たね」がパドックのあちこちで聞かれるほど、コンディションに恵まれた決勝当日。フォーミュラトヨタのスタート間際には薄い雲が覆ったとはいえ、気温も路面温度も依然高く、印象はまるで初夏のよう。そのスタートで友森は順当に飛び出したが、松永はやや遅れ、ライトが代わって2番手に。後藤はポジションをキープする。 オープニングラップこそコンマ7秒の差をつけた友森ながら、それを広げることは許されず。逆に間もなく後藤にかわされてしまう。それでも3周目までは後藤、ライト、友森らが縦一列。この争いに加わった田崎が4周目の1コーナーで一気にトップを狙おうとしたことがきっかけで、流れにやや変化が出る。一瞬、前に出かかったのだが、立ち上がりで姿勢をわずかに乱してしまい、避けた友森とライトが失速。これに乗じ、後藤は後続に水をあけてしまったからだ。そして田崎に続く3番手に吉本大樹が浮上する。 その後、田崎が集団から抜け出すこととなるが、なおも3番手争いは激しく、吉本、松永、ライト、友森、小早川受黎、伊藤隆広が完全にテール・トゥ・ノーズ状態。このうち、小早川が10周目にダンロップコーナーでスピンして遅れはしたが、誰ひとりとして相手に譲ろうとはせず、壮絶なバトルを演じ続けた。ところが、3番手に躍り出たばかりの松永が12周目の1コーナーでスピン。続く友森は辛うじてかわしたものの、吉本がノーズに乗り上げてしまい、両者ともに無念のリタイアを喫してしまう。心臓が飛び出すような、間一髪の思いをしたドライバーは逆に案外勢いづいてしまうもの。友森が13周目、14周目に相次いで2番手に上がろうとしたが、田崎も意地を見せて逆転は許さず。それでも両者初めての表彰台をゲットすることになった。 その間にもトップを行く後藤は余裕の走行を見せていた。危なげの一切ない走りで逃げ切った後藤は、これで待望の今季2勝目をマーク。なお、4位にはチームメイトの伊藤隆広が、5位には連勝ならずライトがつけた。 ◆WINNER'S COMENT◆ 今回は(前回のウィナー:ジェフ・)ライトとの勝負になると予想して、最初のうちはまずついていこうと思っていたんです。だけど、予想以上に他のドライバーもついてきたんで、これは早めに勝負をかけようと。これが正解でした。僕がトップに立ってから、ラッキーなことに後ろがとっ散らかってくれたんで、これはチャンスだと思って一気にプッシュ。それで差を広げることができたんです。実は中盤からちょっとバランスが悪くなったんで、少しペースを抑えたっていうか、後ろに合わせて走ったんですけど、ついてきたら引き離せる自信はありました。富士って初優勝を挙げたコースなんですが、「あれ?」っていうドライバーも来るし、何が起こるか分からないんで、あんまり好きじゃなかったんです。これで印象はまた変わりました(笑)。ようやく年イチ(勝利の)ジンクスは崩せたし、次のSUGOや鈴鹿は得意だし、大好きなコースなんでまたいきますよ! ◆WINNER'S PROFILE◆
● 後藤 聡(ごとう さとる) フォーミュラトヨタは今年が3シーズン目。だが、常に好位置につけ、完走さえすれば必ずと言ってもいいほど上位につけるのだが、なぜか不運な結果に見舞われることも多かった後藤聡。そのため過去2年間はいずれもわずか1勝を挙げるに留まり、それがジンクスとも言われていた。が、今回のレースは予選こそ3番手だったが、逆転を果たして第2戦に続く2勝目をマーク。どうやら後藤にも新たな追い風が吹き始めたようだ。 その後藤は、最近では珍しい2輪レースからモータースポーツの世界に身を染めたドライバー。大学在籍中に2年間挑み、その後しばし活動を休止。改めて挑戦したのは96年からで、新たなるチャレンジの場として4輪レースを選んでいる。ザウルスジュニア東北シリーズでチャンピオンを獲得し、翌97年にはFJ1600に転向。各地のシリーズに積極的に参戦し、ホームシリーズとした東北シリーズでは2位に輝いている。その実績を携えて、98年にフォーミュラトヨタへステップアップ。開幕戦ではデビューウィンの偉業を果たし、シリーズランキングでは4位となる。が、前述のとおりその後の優勝にはなかなか恵まれず、2勝目の獲得は昨年の第2戦。しかも、ランキングでは7位に留まっていた。が、今年は流れを自らの手で変えつつある。 ちなみに所属するル・ボーセ・モータースポーツはご存知のとおり、元F1ドライバーの片山右京が監督を務めるチーム。その片山監督曰く「今回は後藤が『うまさ』を完璧に出したレース。どこで勝負をかけるべきか理解していたし、またマシンのポテンシャルも遺憾なく引き出していた」と、手放しで高く評価。さらにこうもつけ加えた。「去年のサトウカイチに続いて、後藤にもタイトルを絶対に取らせるので、是非応援してください」と。頼もしき監督に恵まれた後藤が、このままシリーズを駆け抜けていくのか、それとも歯止めをかけるドライバーが登場するのか。いずれにせよシリーズには見どころが尽きることはなさそうだ。 |
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選手権 ポイント表
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