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TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)レポート 第16号

GP2第10大会ベルギー 第2レースで中嶋一貴が9位、平手晃平13位


GP2


第10戦:
 F1ドライバーへの登竜門のひとつとして、若きドライバーがしのぎを削るGP2シリーズの第10戦が9月14日(金)から16日(日)にかけて、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで、F1第14戦ベルギーGPの併催レースとして行われた。
 14日(金)正午から行われた公式練習で7番手とまずまずのスタートを切った中嶋一貴は、続いて午後4時から行われた予選で4列目8番手グリッドを獲得。平手晃平は20番手グリッドからのスタートとなった。
 15日(土)午後4時から行われた第1レースでは、8番手グリッドの中嶋一貴がスタートでエンジンストール。最後尾まで後退を余儀なくされ、追い上げを図ったが、18周目にコースオフ。無念にもレースを終えた。また、20番手からスタートを切った平手晃平も、1周目にレースを終えることとなってしまった。
 16日(日)午前10時から行われた第2レースでは、22番手と後方からのスタートとなった中嶋一貴が、追い上げて9位フィニッシュ。最後尾26番手スタートの平手晃平も13位までポジションを上げてチェッカーを受けた。
 F1はヨーロッパラウンドが終了したが、GP2シリーズのシリーズ最終戦は、9月28日(金)から30日(日)の日程で、スペインのバレンシア・サーキットで開催され、今季を締め括る。

ドライバー 車番 第10戦ベルギー 第10戦終了時のポイントランキング
第1レース 第2レース
グリッド 決勝 グリッド 決勝
中嶋一貴(DAMS) 22 8番手 リタイア 22番手 9位 5位(36ポイント)
平手晃平(Trident) 12 20番手 リタイア 26番手 13位 18位(9ポイント)



フォーミュラチャレンジ・ジャパン


第13、14戦:
 フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン(FCJ)第7ラウンド(第13,14戦)が9月15日(土)と16日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。
 15日(土)午前9時30分から開始された第13戦の予選では、TDPドライバーの井口卓人が14番手。ポイントリーダーの国本京佑は、中盤に最終コーナーでクラッシュを喫し、22番手となった。このクラッシュの影響で、午前10時過ぎに、やや遅れて開始された第14戦予選では、井口卓人は9番手までタイムをアップ。一方、国本京佑はマシンのダメージが大きかったために予選の出走は叶わず、最後尾25番手から決勝への出走を許可された。
 午後2時10分から行われた第13戦の決勝では、スタート直後の多重クラッシュにより1周目からセーフティカーが導入されるという波乱の幕開けとなったが、14番手スタートの井口卓人が3つポジションを上げ、11位でフィニッシュ。予選のクラッシュで、マシンに大きなダメージを負った国本京佑は、何とかスタート時までに修復を成し遂げ、決勝に出走。22番手グリッドからスタートし、19位で完走を果たした。
 16 日(日)午前10時過ぎに第14戦の決勝レースがスタート。9番手からスタートを切った井口卓人は、激しい接近戦で接触やコースアウトが続出するレースの中で、着実にポジションを上げ、5位でフィニッシュ。最後尾25番手からスタートした国本京佑も、12位までポジションを上げてチェッカーを受けた。
 今大会ではポイント獲得は成らなかった国本京佑だが、これまでに得た大きなマージンもあり、ポイントランキングは依然トップを堅守している。また、井口卓人もランキング4位を守った。

ドライバー 車番 第13戦 第14戦 第14戦までのポイントランキング
グリッド 決勝 グリッド 決勝
国本京佑(TDP) 7 22番手 19位 25番手 12位 1位(139ポイント)
井口卓人(TDP) 21 14番手 11位 9番手 5位 4位(107ポイント)



フォーミュラ・ルノー2.0


イタリアシリーズ 第6戦:
 9月15日(土)と16日(日)の両日、イタリアのムジェロ・サーキットでフォーミュラ・ルノー2.0イタリアシリーズの第6戦が行われた。
 先週末、イギリスのドニントン・サーキットでフォーミュラ・ルノー2.0ユーロシリーズを戦ったTDPドライバー、H.ワルドシュミット、M.プロウマン、A.カルダレッリの3人は、2週連続となるスケジュールで、残念な結果に終わったドニントン戦の雪辱を晴らすべく、ムジェロへと臨んだ。
 ドニントン戦では体調不良に見舞われたA.カルダレッリだったが、万全の体調で臨んだ今大会では、公式練習で5番手につけるなど好調。15日(土)に行われた予選でも、第1レース7番手、セカンドベストタイムで決定される第2レースでも7番手につけた。また、H.ワルドシュミットが第1レース12番手、第2レース13番手。TDPドライバーとして同シリーズのランキング最上位4位につけるM.プロウマンは第1レース18番手、第2レース17番手となった。
 続いて行われた第1レースでは、A.カルダレッリが一つポジションを落としたものの8位でフィニッシュ。H.ワルドシュミットもポジションを上げ、10位。M.プロウマンも15位に入り、3人揃ってポイント獲得を果たした。
 16日(日)に行われた第2レースでは、3人揃って第1レースと全く同じ順位でフィニッシュ。A.カルダレッリが8位、H.ワルドシュミット10位、M.プロウマン15位で更にポイントを追加することとなった。
 フォーミュラ・ルノー2.0イタリアシリーズの今季最終戦となる次戦第7戦は10月12日(金)から14日(日)にかけてイタリアのモンツァ・サーキットで開催される。

ドライバー 車番 イタリアシリーズ第6戦 第6戦終了時のポイントランキング
第1レース 第2レース
グリッド 決勝 グリッド 決勝
M.プロウマン(プレマ・パワーチーム) 24 18番手 15位 17番手 15位 8位(154ポイント)
H.ワルドシュミット(プレマ・パワーチーム) 25 12番手 10位 13番手 10位 9位(150ポイント)
A.カルダレッリ(プレマ・パワーチーム) 23 7番手 8位 7番手 8位 12位(136ポイント)
※ポイントランキングは暫定



※TDPレポートは原則として、GP2及びF3ユーロシリーズの開催スケジュールに対応して発行する予定です。

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