今季から新たに全5大会で戦われたGP2アジアシリーズの最終大会がUAE(アラブ首長国連邦)・ドバイのドバイ・オートドローモで開催された。 第3大会マレーシアの第2レースで初優勝、第4大会バーレーンでも3位と優勝という記録を残し、3戦連続で表彰台を獲得して いる小林可夢偉は、更なる好成績とポイントランキング上位獲得を目指し、ドバイへと臨んだ。 4月11日(金)に予選に先立って行われた公式練習では、小林は3番手タイムをマーク。予選でも2列目3番手の好グリッドを 獲得した。 続いて第1レース決勝が行われたが、3番手グリッドの小林はスタート時に痛恨のエンジンストール。大きく順位を落とすこととなってしまった。そこから激 しい追い上げを開始した小林だったが、チェッカーを目前にした32周目、サスペンションを破損しクラッシュ。レースを終えた(完走扱い20位)。 翌12日(土)に行われた第2レースでは、小林は21番手という後方グリッドからスタートを切り、ファステストラップを叩き 出す激走を見せたが、追い越しの難しいコースで、上位進出はならず、15位でチェッカーを受けた(レース後他車の失格により14位)。 小林にとっては無念の結果に終わったドバイ大会であったが、シーズンはランキング6位で終えることとなった。 GP2アジアシリーズはこれで閉幕となったが、わずか2週間のインターバルを経て4月26日(土)と27日(日)の両日、スペイン・バルセロナで、 2008年のGP2シリーズが開幕する。小林は新型車両で戦われるこのシリーズにも続いて参戦し、シリーズチャンピオンを目指す。
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