5月10日(土)と11日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで、全日本F3選手権第3大会(第5,6戦)が開催された。 同シリーズにはTDPドライバーとして、井口卓人(ペトロナスチームトムス)、国本京佑(ペトロナスチームトムス)、ケイ・コッツォリーノ(ナウモータースポーツ)の3名が全日本F3選手権クラスに、山内英輝(トムススピリット)がナショナルクラスに参戦。井口は開幕から3連勝。第4戦では国本が初優勝を果たし、ナショナルクラスでは山内が1勝を挙げている。
10日(土)雨の中で予選が行われ、ベストタイムで第6戦グリッド、セカンドベストタイムで第5戦グリッドが決定された。第5戦は井口が2番手、国本が3番手、コッツォリーノが5番手グリッドを確保。第6戦は井口が3番手、コッツォリーノが4番手、国本が5番手につけた。ナショナルクラスでは、第5戦、第6戦共に山内がポールポジションを獲得した。
続いて行われた第5戦の決勝も、雨の中、ウェットコンディションでの戦いとなった。井口、国本は2位、3位でスタートを切ったが、直後に井口がコースオフ。国本は2位のポジションを守り、そのままフィニッシュ。コッツォリーノは6位、井口は8位に終わった。 ナショナルクラスの山内は、スタートでライバルの先行を許し、2位で序盤戦に突入したが、5周目にポジションを奪い返すとその後は後続を引き離し、トップでチェッカー。今季2勝目を挙げた。
 3位に入り今季3度目の表彰台を獲得したケイ・コッツォリーノ(右)
11日(日)の第6戦決勝は、前日とはうってかわって好天に恵まれ、ドライコンディションで行われた。井口は3番手グリッドからスタートで首位に立ったが、フライングスタートのためドライブスルーペナルティを課されてしまった。また、井口はペナルティのピットレーン通過時にも速度違反を犯し、再度ピットでの10秒ストップペナルティを受け、大きな後退を余儀なくされた。 4番手スタートのコッツォリーノは、井口の後退により3位に浮上、その後後続との激しい3位争いを展開したが、終盤には引き離し、3位でフィニッシュ。今季3度目の表彰台を獲得した。5番手スタートの国本は、1周目にクラッチトラブルに見舞われ、リタイアとなった。 ナショナルクラスでは、山内が再びスタートで首位を譲ったものの、すぐに首位に立ち、2戦連続のポール・トゥ・ウィンを果たした。 |