5月24日(土)と25日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで全日本F3選手権第4大会(第7、8戦)が開催された。 同シリーズにはTDPドライバーとして、井口卓人(PETRONAS TEAM TOM'S)、国本京佑(PETRONAS TEAM TOM'S)、ケイ・コッツォリーノ(Now Motorsports)の3名が全日本F3選手権クラスに、山内英輝(TOM'S SPIRIT)がナショナルクラスに参戦している。
24日(土)曇天の下、午前11時20分から予選が行われ、ベストタイムで第8戦グリッド、セカンドベストタイムで第7戦グリッドが決定。国本が2戦共に最前列2番手グリッドを確保。井口は第7戦4番手、第8戦3番手。コッツォリーノは2戦共に5番手グリッドとなった。ナショナルクラスの山内は2戦共にポールポジションを獲得し、第3戦から6戦連続でのポール獲得となった。
第7戦で2位に入った国本京佑
午後3時48分に第7戦決勝(14周)のスタートが切られた。2番手スタートの国本はポールポジションからトップを行くカルロ・ヴァン・ダム(PETRONAS TEAM TOM'S)の後につけ、2台が激しい首位争いを展開した。しかし、惜しくも逆転はならず、国本は2位でチェッカーを受けた。井口は4位フィニッシュ。コッツォリーノはスタート直後にスピンを喫し、後退。8位に終わった。ナショナルクラスでは、山内がポール・トゥ・ウィンで今季4勝目を挙げた。
25日(日)は前日から降り続く雨が残り、雨足は弱まったものの、午前10時28分に、ウェットコンディションでレースがスタートした。2番手グリッドの国本はスタートで遅れ、6位に後退。井口が2位、コッツォリーノが3位に浮上したが、井口は2周目にコースオフ。猛追を見せた国本が6周目に3位に浮上した。 コッツォリーノは首位を行くヴァン・ダムと激しいバトルを展開したが、10周目に接触。ヴァン・ダムがコースアウトを喫し、コッツォリーノは首位に立ったものの、翌周にはコッツォリーノ自身が第1コーナーでコースアウト。これをかわして首位争いを展開した井口と国本も、11周目に接触しリタイアとなってしまった。コッツォリーノは3位でチェッカーを受けたが、レース後にヴァン・ダムとの接触が危険行為としてペナルティを科され、4位となった。 ナショナルクラスの山内は、スタートで遅れ、2位のポジションから激しく首位を追いつめたが、そのまま2位でチェッカーを受けた。 |