エンジョイMOTORSPORT JAPAN2009! エンジョイTOYOTA!


10月10日(土)、11日(日)両日に渡り、お台場特設会場にて
今年で4回目となるMOTORSPORT JAPAN 2009 Festival in Odaiba が開催された。
モータースポーツを文化として捉え、さらなる発展を目指し、それを後世に伝えることが開催目的のこのイベントに、
今年もトヨタ自動車は協賛しさまざまなコンテンツを展開した。

■トヨタブース

トヨタブースには、モータースポーツの最高峰からトヨタF1カーTF108、このイベントに初参加のGAZOO Racingからは、ニュルブルクリンク24時間に参戦したレクサスLF-Aと、今年8月に100台限定で発売された IQ GRMNが展示された。

トヨタF1チームコーナーでは、TF108の展示のみならず、デモ走行前に暖気の様子を披露、轟くエンジンのサウンドに人だかりが何度もできていた。またドイツから来日したトヨタF1チームスタッフが、ピット内にお子様を招待し一緒に記念撮影をするファンサービスなども行っていた。トヨタF1シミューレーションカーやピットストップゲーム、コックピットへの搭乗体験、クルマのパーツに直に触れることができるコーナーなど、ありとあらゆることが体験できるF1コーナーは、子どもたちのみならず大人まで楽しめるコンテンツであり、どれも賑わいを見せていた。

GAZOO Racingブースでは、レクサスLF-Aへの搭乗体験やプレゼント企画が実施され、いわゆるスポーツカーの存在を改めてアピールしていた。


■ トヨタブース特設ステージ

二日間に渡り開催されたトークショーには、まずF1ドライバーの中嶋一貴選手と小林可夢偉選手が登場。海外での生活、レースの秘話からプライベートまで、大勢のファンが日本ではなかなか聴くことのできない二人のトークに聞き入っていた。イベント二日目、フジテレビCS739のトヨタモータースポーツ番組、“トヨタモータースポーツネットワーク”の公開収録として行われた、この二人のトークショー内で、サプライズゲストとしてトヨタF1チーム山科忠代表がステージに現れた。山科代表の登場のみならず、その口から世界に向けて、いの一番に、F1日本GPで残念ながら負傷したパナソニックトヨタレーシングのティモ・グロック選手に代わり、小林選手がF1ブラジルGPに参戦することが発表されると、さらに会場が沸いた。共に戦うことになる中嶋選手の前で、小林選手は照れながらも参戦の決意を語り、二人の活躍に期待して欲しいと山科代表が言葉を添えた。

大人気のSUPER GTドライバートークショーへは、GT500クラスに参戦する石浦宏明、大嶋和也、平手晃平の3選手が参加。3人はTDPで育った仲間なだけに、和気藹々とトークを展開。翌日曜日は、ベテランドライバーの脇阪寿一、立川祐路、伊藤大輔選手がさらに加わり総勢6名による豪華な顔ぶれに。先輩ドライバーの登場に前述の3名のドライバーは心無しか控え目に。マイクを握るのも得意な脇阪選手が会話をリードし、レクサスチームの団結力、イベントでのパフォーマンスもピカイチなレクサスチームの一面を見せつつ、週末から開催されるSUPER GT第8戦、シリーズ終盤に向けてのレクサスチームの勝利をファンに誓っていた。また、スペシャルドライバーサイン会には、SUPER GTドライバーに加え、F1ドライバーの中嶋一貴選手と小林可夢偉選手も参加し、お子様を含めた多くのファンがこの機会を逃すまいと詰めかけた。

GAZOO Racingトークショーには、初日、飯田章選手と成瀬弘トヨタマスターテストドライバーが登場。飯田選手は、ニュルブルクリンク24時間レースの裏話のほか、クルマの魅力をこのイベントや自分の活動を通して子どもたちへアピールすることがモータースポーツファンのすそ野を広げていくことになると強くアピール。これからも尽力していくことを語っていた。クルママイスターと呼ばれる成瀬氏も、自身が開発したクルマ誕生の秘話などを披露。感嘆の声がもれるなど大変興味深いものとなった。イベント二日目には、飯田選手に、脇阪、大嶋の2選手も加わり、モータースポーツの醍醐味を語るなど、イベントの最後に開催されたトークショーには名残を惜しむようたくさんの人が詰め掛けた。



■ トヨタモータースポーツスペシャルラン

イベント期間中計4回、お台場特設会場走行エリアで行われたスペシャルランには、IS250Cで中嶋一貴選手が登場。次にレクサスLF-Aを飯田選手が駆り、エリアぎりぎりを攻めるベテランのうまさの光る走りで観客を魅了した。トリは、トヨタF1カーTF108。ブラジルGP参戦が決まった小林選手がドライブ。F1参戦の吉報が届いたせいか、二日目はさらに切れのある走りで場内を走行。F1カーの挙動とエキゾーストノートで会場を酔わせてくれた。

その他場内には、他メーカー、警視庁のブースなどクルマに関わるたくさんのブースが出展されており、子どもたちは丸一日楽しめる内容となっていた。その中に出展されていた「ソープボックスダービー」をのぞいてみた。子どもたちが木製のクルマを作り、設置されたコースで走らせタイムを競うというもの。モータースポーツの原点とも言えるこのような体験は、来月開催されるTMSFでも催される予定だ。

モータースポーツの歴史を後世に繋ぐべく、たくさんの人で作り上げたこの「クルマ」のイベントは大盛況のうちに終了した。


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