5月3日(日)、4日(月・祝)の両日、SUPER GTの第3戦が静岡県の富士スピードウェイで開催された。今シーズンの同シリーズには、5人のTDPドライバーが参戦。GT500クラスにはレクサスチームのメンバーとして石浦宏明、大嶋和也、平手晃平、GT300クラスには井口卓人と国本雄資が参戦している。
3日(日)午前9時15分から1時間半に渡って行われた公式練習では、石浦/大嶋組のKRAFT SC430 35号車が5番手、平手がアンドレ・クートと組むDUNLOP SARD SC430 39号車が9番手タイムをマークし、スーパーラップ進出をかけた予選1回目に臨んだ。
午後1時40分から開始された予選1回目、石浦がアタックを担当した35号車はレクサス勢では2番手となる4番手タイムをマークし、スーパーラップに進出。一方、39号車では平手が初めてアタックを担当したが、 12番手に終わり、スーパーラップ進出はならなかった。
GT300クラスの井口/国本組COROLLA Axio apr GT 74号車は、初めて国本がアタックを担当し、7番手タイム。スーパーラップ進出を決めた。
スーパーラップでは、35号車が5番手、74号車は8番手となった。
4日(月・祝)午後2時から400kmの長丁場で決勝レースが行われた。35号車は石浦がスタートを担当。他車の接触もあり、オープニングラップを4位で終えると、前を行くPETRONAS TOM'S SC430 36号車の隙を突いて3位に浮上。しかし、前半のハイペースによりタイヤ摩耗が厳しくなり、徐々にポジションを下げ、 23周目にピットインし、大嶋に交代。
全車が1度目のピットを終えた時点で4位に付け、大嶋が好走を見せた35号車だったが、やはり後半タイヤが苦しくなり、60周目に石浦に交代。6位でバトンを受け取った石浦は、終盤前を行くENEOS SC430 6号車がコースオフした後にこれをパス。5位でチェッカーを受けた。
39号車の平手は中間のスティントを担当。着実に走り抜き、10位でフィニッシュ。2戦連続のポイント獲得を果たした。
GT300クラスの74号車は、井口がスタートを担当し、中団グループで激しく順位を入れ替えるバトルを展開。31周目に国本へと交代し、全車がピットを終えた時点で7位につけた。その後国本は1台先行を許し、59周目から最後のスティントを担当する井口にバトンタッチ。井口はポジションを守って走りきり、8位でチェッカーを受けた。
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