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F1第16戦ブラジルGPが10月16日(金)から18日(日)にかけて、ブラジル・サンパウロ近郊のインテルラゴス・サーキットで開催された。今季のF1にはTDPドライバーの中嶋一貴(AT&Tウィリアムズ)がフル参戦しているが、加えて今大会は、パナソニック・トヨタ・レーシングのサードドライバーである小林可夢偉が、負傷したティモ・グロックに代わりF1デビューを果たすこととなった。
16日(金)は時折雨の降る不安定なコンディションの下で2回のフリー走行が行われ、1回目は中嶋が6番手、小林は18番手。2回目は小林が13番手、中嶋が14番手につけた。 17日(土)は更に強い雨に見舞われ、午前中のフリー走行3回目はメディカルヘリコプターの視界が確保できなかったために、走行が許可されたのは終盤の18分間のみ。中嶋が2番手につけたが、僅か4周しか走れなかった小林は20番手となった。 午後2時からの予選開始直前にも嵐のような強い雨が降り、ヘビーウェットコンディションで第1セッションがスタート。他車のスピンにより14分間の赤旗中断、セッション終盤に雨足が強まるなど厳しいコンディションの中、中嶋が4番手、小林が7番手で共にQ2への進出を決めた。 第2セッションも雨のためにスタートが遅れ、やっと始まったセッションもすぐにクラッシュにより中断。悪天候も手伝い、再開には1時間以上を要することとなった。この波乱のセッションで中嶋は2番手と好タイムをマークし、今季4度目のQ3進出。小林は終盤まで10番手につけていたが、セッション終了直前にかわされ11番手で惜しくもQ3進出を逃した。 最終第3セッションに進んだ中嶋は、9番手グリッドを確保した。
18日(日)は太陽も顔を覗かせる好天に恵まれ、ドライコンディションで午後2時に決勝レース(71周)がスタート。1周目から多重クラッシュによりセーフティカーが導入され、5周目に6位中嶋、7位小林で再スタート。再スタート直後に小林は中嶋をかわし、6位に浮上。続いて中嶋をかわしたジェンソン・バトン(ブラウンGP)からの猛追を受けることとなった小林だが、20周に渡ってこれを凌ぎつづけた。 バトンに先行された後は、小林と中嶋によるサイド・バイ・サイドでのバトルが繰り広げられ、先に中嶋がピットイン。小林は3位までポジションを上げてピットへ向かった。 給油とタイヤ交換を終えた小林は、中嶋の直前でコースへ復帰。アウトラップでペースの遅い小林をパスしようとした中嶋と、これをブロックしようとラインを変えた小林が痛恨の接触。フロントウィングを破損した中嶋は、ハイスピードのままコントロールを失い、タイヤウォールへとクラッシュ。無念のリタイアとなってしまった。 小林はその後も着実に走り続け、56周目に2度目のピットイン。11位でコースへ復帰した後、前を行くジャンカルロ・フィジケラ(フェラーリ)を激しく攻め、残り4周でこれをパス。惜しくも入賞には届かなかったものの、10位でチェッカー。レース後、9位チェッカーのヘイキ・コバライネン(マクラーレン)にペナルティタイムが加算されたため、小林はひとつ順位が繰り上がり、F1デビュー戦は9位完走という結果となった。
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