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大嶋和也コラム

F3ユーロ ブランズハッチを終えて(2008年9月2日更新)

 8月30日、31日にイギリスのブランズハッチで第11、12戦が行われました。今年唯一のイギリスでのレースで、チームの地元でもあったので、チーム全体すごく気合いが入っていました。
 前回のレースからセットアップが良くなって、自信を持ってのぞんだフリー走行では5番手タイムで終わることが出来ましたし、車のフィーリングが非常に良かったので、予選ではさらに上を狙えると思っていたんです。予選に向けてチームと話し合って、セットを変更することになったのですが、走り始めてみると車のバランスが悪くどんなに頑張ってもタイムが出なくなってしまって…。悪くてもセカンドローは取れると思っていたので、14位という結果にはかなりへこみました。でも何が悪かったのかを見つけなければまた起こってしまうので、チームと話し合い土曜日の第1レースにはセットを元に戻して臨むことにしました。


 レースでは14位から12位まで上がって、周回を重ねていたのですが、前を走っている車をターン2のブレーキングで抜いて、丁度11位に上がったその瞬間に、僕の2台後方を走っていたマシンがブレーキをロックさせながら突っ込んできて追突されてしまいました。それでスピンしてしまい、再スタートしたときにはポジションは一気に下がってしまったのですが、スタートすることは出来たのでセットアップを確認するために再びプッシュしました。車のバランスはフリー走行の時の状態に戻っていて、タイムはトップを走っている車よりも速かったので、やはり予選に向けて変更したセットが間違っていたのだと確認することができました。


 日曜日のレースは、この抜きにくいブランズハッチで22番手からのスタートだったので、次のレースに向けて今までに試したことのないセットで走行しました。走り出してみると、ものすごくナーバスな車になってしまっていて、前の車についていくのが精いっぱいという状態になってしまいました。データは良いものが取れましたし、プラクティスで使ったセッティングに戻せば非常に良いタイムで走れることが確認できたので、次のレースに向けて前向きに考えたいと思います。
 次のレースは9月21日にスペインのバルセロナで行われるのですが、その前にテストを行えることになったので、今回良かったセッティングをファイン・チューニングしてバルセロナに向かい、今までの鬱憤を晴らしたいと思います。


 
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