組織図 組織フラット化 1989年(平成元年)8月

急速な変化に迅速に対応するため組織のフラット化を推進

1980年代末には組織の肥大化や硬直化による大企業病の影が忍び寄っており、その対策として人事制度や開発体制での改革を相次いで実行した。

それまでは「部・課・係」というピラミッド型の組織を採用していたが、「係」を廃止し、「課」を大括りして「室」とし、2階層組織に簡略化。組織長も「マネージャー職」と定義づけ、必ず1人にした。結果、課レベルの組織数は758から633に減り、マネージャー職は1,800人から900人となり、残りの900人は「スタッフ職」として実務を支える体制とした。

合わせて「さん付け運動」や「ハンコ3つ運動」も展開され、社内の風通しを良くすると同時に、意思決定の迅速化や権限委譲を推進した。

組織図

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