第5話

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「福島でどうしても行きたいところがあんのよ」というお市の方のひと言で三人が向かったのは、震災からいち早く立ち直ったハワイアンズでした。一歩中に入ると、ハワイアンズには被災したとは思えないほどの活力にあふれていました。「炭鉱の町にハワイ作るなんて、かなり強引ですよね」信長は感心しながらつぶやきます。秀吉は秀吉で、ダンスが繰り広げられる舞台を見つめながら秀吉は応えます。「その強引さがあったから、あの舞台だってこんな早く復活したんだろ」すると、どこからかすすり泣く声が聞こえます。二人がふりむいた先には、ダンサーを見つめながら涙を流すお市の方の姿があったのです。「せっかく生まれ変わったんだから、好きなことやんなよ」残って踊ると言い出したお市の方に、秀吉が言葉をかけます。三人のドライブは唐突に終わることになりました。ムームー姿の彼女を残し、信長と秀吉はドライブを続けるのでした。