第12話

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古民家風のそば屋で昼食を楽しむ信長と秀吉。そこへ、ひとりの男が現れます。秀吉は、はたと気づきます。「あ、あんた、戦国一の絵師と言われた狩野永徳か?」そう、男はかつての二人に仕えた狩野永徳その人でした。なんでもReBORNした今は、大槌村の村長だというから驚きです。永徳は、早速ふたりを村案内へと連れ出します。「大槌村では、トヨタの工場を中心とした新しい町を作ろうとしているんです」。語りだした永徳は止まりません。「工場で使う電気を工場内で発電しています」。「その熱を使ってここでパプリカを栽培しているんです」「トヨタがパプリカね」。ちゃちゃを入れるのは秀吉。「農業と工業の合体?」。信長は感心しきり。「そう、まさに農業と工業のハイブリッド」。たたみかけた永徳はじつに満足そうです。「復興とは未来の絵を描く事ですからね。壮大な絵をどんどん描かなくては」村を一望できる丘に立つと、また永徳がつぶやきます。「見た目は地味だけどな」。言わずもがなのことを言うのは、やはり秀吉。かつても今も、振る舞いが軽々しいのには弱ったものです。