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環境への取り組み

Challenge2ライフサイクルCO2ゼロチャレンジ

基本的な考え方

気候変動によるさまざまなリスクを緩和するために、クルマが走行しているときに排出するCO2だけではなく、材料製造、部品製造・車両組み立て、廃棄処理やリサイクルの各段階を含めて、CO2排出量ゼロを目指すのが「ライフサイクルCO2ゼロチャレンジ」です。
電動車を構成する部品の中には、材料や部品製造時のCO2を増やしてしまうものがあります。これを、製造時のCO2排出量が少ない材料への置き換えや、使用量の低減などで抑えることが考えられます。廃棄・リサイクル段階のCO2排出量については、リサイクル材などの使用拡大やクルマの解体を容易にする設計などでも削減が可能です。
トヨタは環境に配慮した設計への取り組みを今後さらに加速し、“もっといいクルマ” を追求していきます。

製品開発における環境マネジメントの推進(Eco-VAS)

環境目標管理の着実な推進

クルマの環境影響を低減するために、開発段階より車両開発責任者の指示のもとで、ライフサイクルCO₂やリサイクル性などの環境目標を設定し、達成を図るためのマネジメントシステムEco-VAS(Eco-Vehicle Assessment System)を導入しています。このなかで、クルマのライフサイクル( 材料製造、部品製造・車両組み立て、走行、メンテナンス、廃棄・リサイクル) すべての段階での環境への影響を評価するLCA(Life Cycle Assessment)を実施しています。

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<2017年度の主な取り組み>

  • 新型車・モデルチェンジ車3車種(「カムリ」「ピクシスエポック」、レクサス「LS」)、マイナーチェンジ車3車種(「アクア」「カローラ アクシオ」「カローラ フィールダー」)、一部改良モデル1車種(レクサス「RC」)についてLCAを実施

「カムリ」のLCA評価

次世代車のライフサイクル環境取り組み

次世代車の中には走行時のCO2は減るものの、素材や車両製造でのCO2は増えてしまうものがあります。次世代車は特に、走行中だけでなく全ライフサイクルで環境負荷の低減をすることが重要と考えています。

プリウスPHVの環境取り組み

MIRAIのライフサイクル環境取り組み

Scope3への対応

Scope3は、自社および連結会社の企業活動によるCO₂排出量(Scope1、2)だけではなく、調達する材料や部品、輸送、従業員の出張・通勤、お客様によるクルマの走行・メンテナンス、廃棄など、さまざまな段階でのCO₂排出量を把握し、今後の低減につなげるために設けられた算定基準です。
2017年度の算定結果は、Scope3全体のCO₂排出量は41,201万トン-CO₂で、「カテゴリー1」と「カテゴリー11」の合計が全体の約97%で大半を占めています。

物流活動における輸送効率の追求とCO₂排出量の低減

物流活動におけるCO₂排出量を低減するため、トヨタ自動車(TMC)では、生産部品や完成車、さらに補給部品の輸送効率の改善に取り組んでいます。
2017年度は、積載効率向上、物流動線短縮、燃費向上活動などを継続し、仕事量(輸送量)当たりのCO₂排出量は104.2g-CO₂/トン・km(前年度比1.0%減) となりました。物流部門のCO₂排出量は、国内向け完成車輸送の増加などの影響もあり、28.6万トン(前年度比1.4%増)となりました。
グローバルでは、2007年度より各国・各地域でのCO₂排出量把握に着手しており、2013年度からグローバル目標ガイドラインを明示。各国・各地域では、このガイドラインをベースに目標を設定し、低減活動に取り組んでおり、2017年度のグローバルCO₂排出量は217万トンとなりました。

<2017年度の主な取り組み>

  • モーダルシフト推進のため、兵庫県尼崎市に新たな港拠点を開設
  • インドの事業体TKM・TKAPによる共同運送の取り組み