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環境への取り組み

Challenge5循環型社会・システム構築チャレンジ

基本的な考え方

世界的に人口が増加し、経済発展や利便性追求により、資源の消費スピードが上がっています。このまま大量採掘が続けば資源は枯渇し、大量消費によって廃棄物が増えれば、適正な処理が追いつかず環境汚染につながるといったリスクをともなっています。そのため、環境負荷を抑えて廃車を処理する社会システムの構築を目指す「Toyota Global 100 Dismantlers Project」を立ち上げ、推進していきます。理想的な資源循環社会を実現するためには、資源枯渇リスクと事業機会創出の可能性を把握し、「エコな素材を使う」「部品を長く使う」「リサイクル技術の開発」「廃車されるクルマからクルマを作る」の4本柱で取り組む必要があります。究極の循環型社会の実現を目指し、世界各地で使用済み自動車(廃車)の資源が再びクルマを製造する際の資源として活用できるよう、「Toyota Global Car-to-Car Recycle Project(TCCR)」を推進していきます。

自動車リサイクルへの取り組み(動画・冊子)

動画で紹介

トヨタでは、クルマが生まれてから役目を終えるまでのライフサイクル全体でリサイクルを考え、資源循環を推進しています。
Car to Carリサイクルのバリューチェーン構築など、循環型社会の構築に貢献していきます。

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冊子で紹介「クルリサ ~クルマとリサイクル~」

限りある地球上の資源を有効に利用し、未来の子供たちがいつまでも豊かに暮らし続けていけるように、トヨタは、その実現のために資源循環の分野においても常に最先端の取り組みをしています。 そして社会・地球の持続可能な発展に貢献します。

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クルリサ ~クルマとリサイクル~

再生可能資源・リサイクル材活用による枯渇天然資源の使用量低減

石油由来の樹脂の使用量低減

石油由来樹脂の使用量を低減するため、90年代初頭から、トヨタ販売店で修理交換されたバンパーを回収・リサイクルしています。廃車から回収される樹脂部品は、中古部品として再利用される以外は、熱源としてエネルギー利用されるか、機械分別の工程を経て、自動車用途以外の樹脂にリサイクルされています。

<2017年度の主な取り組み>

・解体事業者と連携した廃車由来の樹脂の回収トライを継続して実施し、効率的な異物除去検討、車両に活用できる再生材化への活動を実施

「TMC 修理交換済みバンパーの回収量の推移」についての詳細はこちら(環境データI)

希少資源/リサイクル材の再利用推進

ハイブリッド車(HV)やプラグインハイブリッド車、燃料電池自動車などの電動車には、従来のガソリン車に比べ、多くの希少資源が用いられています。これらの資源の中には、資源枯渇や地域偏在などのリスクを有するものも少なくありません。そこで、こうした希少資源やリサイクル材の再利用を推進するため、関係協力会社と共同で、HV 用バッテリー・自動車用モーターの部品や、生産で使用する超硬工具などを、回収・リサイクルする仕組みを立ち上げています。2018年3月時点で、使用済みバッテリーの累計回収台数は9万8,700台、自動車用モーターの磁石累計リサイクル量は35トン、タングステンが刃先に使われている超硬工具の累計回収量は約170トンとなりました。

<2017年度の主な取り組み>

・中部電力株式会社と連携した大規模な蓄電池システムの検討を本格化

・レアアースの一種であるネオジムを最大50%削減可能なモーター用「省ネオジム耐熱磁石」開発

資源回収しやすい「易解体性トップレベル」の実現

廃車の資源循環を推進するため、国内外の解体事業者を実際に訪問して実情を調査した上で、解体しやすく分別しやすい構造を、2003年発売の「ラウム」以降、新型車両に積極的に採用しています。

<2017年度の主な取り組み>

  • 「カムリ」「JPN TAXI」、レクサス「LS」に、ワイヤーハーネスの引き剥がしなどの解体作業が安全かつ短時間で行えるよう、易解体設計を織り込み

ワイヤーハーネス プルタブ式アース端子部採用

日本で培った廃車適正処理による国際貢献

廃車が不適切に放置されたり解体されると、地域の環境に影響を及ぼしたり、地域住民の健康や安全を脅かしたりする恐れがあります。こうした事態を未然に防ぐため、 世界各地で環境に負荷をかけず、廃車を適正に処理する社会システムの構築を目指す「TOYOTA Global 100 Dismantlers Project」を推進しています。

<2017年度の主な取り組み>

  • 十分な解体設備のない国や地域を想定し、「廃車の適正処理マニュアル」や「エアバッグ車上展開動画マニュアル」を作成
  • ベトナムで廃車の適正処理法規への対応完了
  • タイでアジアのモデルケースとなる車両解体工場を設立

再資源化等の実績はこちら

廃車資源に対するオリジナルリサイクルシステムの海外展開

究極の循環型社会を実現するために、リデュース・リユース・リサイクルの考えに基づき、資源リスクや地球温暖化への対応を軸に進めている「TOYOTA Global Car-to-Car Recycle Project(TCCR)」を推進しています。

<2017年度の主な取り組み>

  • グローバルな循環型社会の構築に向けて、日本でのモデル構想のトライアルを実施
  • バッテリーリサイクル体制のグローバル化に向けた取り組みに着手し、各地域の回収リサイクルの仕組み構築開始

生産活動における排出物の低減と資源の有効利用

生産活動における廃棄物の低減に向けて、発生源対策(設計や作り方の工夫)、再資源化や結果として得られるコスト低減などの観点から、生産技術の開発・導入および継続した日々の低減活動に取り組んでいます。2017年度、トヨタ自動車の廃棄物量は、32.7千トン(前年度比3.3%減)、生産台数当たりの廃棄物量11.3kg/台(前年度比3.1%減)となりました。グローバル廃棄物量は499千トン(前年度比5.3%増)、生産台数当たりの廃棄物量は47.4kg/台(前年度比5.4%増)となりました。

<2017年度の主な取り組み>

  • トルコの事業体TMMTで、「C-HR」の塗装工程におけるマスキングナイロンの巻き方を工夫し廃棄物量削減
  • アルゼンチンの事業体TASAで、使用済み工業用バッテリー処理業者を見直し、バッテリー100%リサイクル

物流活動における梱包・包装資材の低減と資源の有効利用

物流にともなう梱包・包装資材を低減するため、トヨタ自動車では出荷容器充填率の向上、使い捨ての梱包・包装資材を減らすためにリターナブル化*、梱包・包装資材のスリム化・軽量化などに取り組んでいます。2017年度の梱包・包装資材の年間総使用量は45.8千トン(前年度比10.9%減)、出荷容積当たりの梱包・包装資材使用量は6.21kg/m³(前年度比9.6%減)となりました。
グローバルについては、各事業体の好事例の収集および共有に努めています。

  • リターナブル化:物流に使用した梱包資材を、出荷元に戻し再利用して使用すること

TMC梱包・包装資材使用量の推移(国内)と出荷容積当たりの梱包・包装資材使用量の推移(国内)

HVバッテリーリサイクル

トヨタは、かねてより持続可能な循環型社会の構築をめざし、資源循環の分野において常に最先端の取り組みをしております。2010年10月からは、使用済みとなったハイブリッド車用ニッケル水素バッテリーからニッケルを抽出し、バッテリー原料として再資源化する世界初の“バッテリー to バッテリー”リサイクル事業を推進しています。

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適正処理関連マニュアル

トヨタでは、HVバッテリーや、CNG(圧縮天然ガス)車用ガス容器、FCV(燃料電池自動車)の水素タンクなどの適正処理や再資源化が、安全かつ効率的に行えるように、車種別のマニュアルを作成しております。
車種・型式を必ずご確認のうえ、該当車種のマニュアルを熟読していただき、安全な作業を行ってください。

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