CSRナビ

環境への取り組み

Season1
no1

北沢祐介

空力性能

北沢祐介1

車のエンブレムのデザインが少し変わるだけでも、空気抵抗は変わるのでしょうか?

本当は全部塞いでしまいたい

厳密には車体表面の流れは変わりますが、真ん中よりも横の方が空気抵抗への影響は大きいです。ヘッドランプの下辺りのサイド部分ですね。真ん中はどちらかというと、エンジンルームに風が入っていきます。風を入れるとそこでエネルギーをロスして空気抵抗が増えるため、空力性能で言うと本当は全部塞いであった方が良いです。でも、塞いでしまうとエンジンルームが冷やされないので、たとえばグリルシャッターを用いて必要に応じて風を入れるようにしています。エンジンの暖機も含めて空力性能を考えています。

北沢祐介1
北沢祐介2

仕事においてのモットーは何ですか?

「自分がこれをやった」といえる仕事がしたい

北沢祐介2

せっかくこの仕事をしているので、「自分がこれをやった」といえる仕事がしたいなという思いはあります。今の仕事でいえば、プリウスの空力を開発したこと。その辺の街中を走っていてプリウスをみかけると、「あの車自分がやった!」って思えるんですよね。それはいい面もあれば、逆に悪い面もありますけど(笑)。「あーここもうちょっと」とか、後からいろいろ出てきたりもあったりしますが、「生活環境の中に、人にも説明できる自分の成果がある。」それがやりがいにつながります。

no2

大塚章

燃費評価

大塚章1

燃費評価の具体的な業務をおしえてください

テストと燃費評価をくり返し、認証をクリアする

車に搭載する上で、燃費が良くて、性能も良い、それでいて法で定められた環境基準をしっかり守れる、そんなエンジンを世の中に出すのが僕らの仕事。クルマの開発には3~4年かかますが、最初の1年半くらいは、ほぼ毎日テストを行います。エンジンが決まるまでは、それこそ24時間続けてでも、開発に必要なデータをかき集める、そんな姿勢で取り組んでいます。僕らは主にエンジンを見ていますが、車両全体の評価という点では、最後の認可を受ける認証業務まで全て対応します。

大塚章1
大塚章2

与えられた目標に対して、どのように取り組みますか?

「無理」と思える目標を突破する、そこに技術者としての喜びがある

大塚章2

トヨタに限らずどこでもそうだと思いますけど、すぐ手に届く目標値ではなく、最初の企画が立ち上がる段階で、「いやそれは無理でしょ」という目標が掲げられます。それは、購入いただくお客様、そしてトヨタ自身の理想であるわけですが、目標をどうクリアするかという命題に対し、チーム全体で試行錯誤しながら遠いゴールを目指し、それを達成できた時、技術者としての喜びを実感しますし、何より一番のやりがいになります。

no3

岡本高典

燃費開発

岡本高典1

携わっている仕事の内容は

燃費向上が与えられた使命

私の仕事は、開発車両の燃費目標を決め、その目標への達成方策を構築して、それを実現していくことです。燃費性能には、全性能、全設計、ほとんどが関係するので、質量なら、ボディ部品や内装部品を考えなくてならないし、運動性能面にも配慮しなくてはならない。そんなバランスをとりながら、いかに燃費を向上させていくか、それが私のテーマです。

岡本高典1
岡本高典2

学生の時は、どんなことをされていたのですか?

燃費目標達成への強い思い

岡本高典2

学生時代は、通っていた大学ではなく、外部の研究所へ出向いて燃費試験法の規格制定に関する研究をしていました。その理由はコンポーネントの研究ではなく、実際の自動車を使った研究だったからです。トヨタに入社後、実際に燃費担当してみて思ったのは、「達成しなくてはいけない燃費目標っていうモチベーションが学生とは全然違うな。」ということ。目標に全然届かず上司に怒鳴られて悔しい思いもしましたが、「絶対に見返してやるぞ!」という思いで日々取り組み、目標の燃費が出た時はものすごく達成感がありましたね。

no4

加藤久雄

燃料電池の触媒

加藤久雄1

研究開発の難しさや喜びはどんなところにありますか?

成果が出るのはたった2~3%

トヨタ自動車は自前で材料、革新技術を開発していますが、それは2〜3%しか成功しないような、わずかな可能性を追求していく仕事です。「時流に先んずべし」のマインドで多くの研究に取り組んでいますが、データを見ながら日々ガッカリするような結果がほとんどです。そこをこらえながら続けていくうちに、ある時予想した良い結果が得られることがあり、その嬉しさは何倍にもなって返ってきますね。すると、その次につながる良いアイデアがどんどん浮かぶ。それが仕事をやっていて一番楽しい瞬間です。

加藤久雄1
加藤久雄2

良いアイデアはどんな時に浮かんでくるのですか?

リラックスしているとアイデアが浮かぶ

加藤久雄2

通勤中や家に帰ってからが多いですね。お風呂にゆったりとつかりながら考え続けていると、次のアイデアが浮かぶ。 ということはよくあります。会社にいる時よりもリラックスして考えますから、実験方法や「こんなこと確かめてみたらどうだろう?」て、プライベートな時間に生まれるアイデアは意外に多いと思います。良いアイデアが浮かんだ時は、ひとりでニヤニヤしていたり、周囲の人にボソボソ話してみたり、はたから見るとちょっと変かもしれませんけど(笑)。

no5

石井真理子

北米の燃費認証/排ガス認証

石井真理子1

北米での認証取得までのプロセスは?

厳しい交渉プロセスが伴う認証取得

米国での燃費認証、排ガス認証の取得に向けての具体的な業務としては、米国の管轄官庁にあたるEPA (環境保護庁)からトヨタ車への認証を受ける手続きがあります。米国で定められた環境基準に適合できるかどうかが、トヨタ製品の市場投入の成否を握るわけですが、認証試験・申請・EPAとの交渉、それに向けた社内でのディスカッションや調整が私の仕事です。米国の環境基準は厳格ですので、時にタフで困難を伴うやり取りになることもしばしばです。

石井真理子1
石井真理子2

お仕事上大切にしていることは?

「石井さんこわい」は褒め言葉なのかな

石井真理子2

私はエンジニアではありませんが、エンジニアの方々への愛情とリスペクトを人一倍持っている自負はあります。「どうすれば皆さんに環境に良いクルマづくりに専念してもらえるか」「そのために自分が貢献できることは何か」、それを常に考える、自分の仕事軸がぶれないようにと心がけています。所属する部署は、北米認証取得の最後の砦です。時に社内で厳しくぶつかり合うこともありますので、「石井さんこわい」ってみんなにいわれるんですけど、それは私が使命を全うしているよ、という褒め言葉なのかなと、前向きに捉えています(笑)。

no6

福村光正

ハイブリッドシステムの企画開発

福村光正1

ハイブリッドはこれからどうなっていくと思いますか?

「ハイブリッドが当たり前」の世の中にしたい

環境車は、普及してこそ意味があると思います。1台の環境車がCO2をゼロにしたとしても、普及しなければ、排出ガス削減効果は小さくなるからです。まずは普及させること、これがたいへん重要です。私たちのハイブリッド車は、突き抜けた燃費性能と先進技術をギューッと詰め込んできたことで、沢山のお客様に選んでいただき、環境車として成長してきました。しかし、まだまだです。もっとお求めやすく、そして私たちが開発の中で感じているハイブリッドの面白さや楽しさをもっと体感頂けるようなクルマにしていきたいです。

福村光正1
福村光正2

ハイブリッドシステムの普及がもたらすものは?

小学生から身近にあった環境問題を解決するために

福村光正2

私は三重県四日市市出身です。公害で有名な街で育ったので、小学生の頃から環境問題を深く考え学ぶ機会がありました。省エネ技術で環境負荷を軽減し、地球を美しく保ちたいという思いを抱く私にとって、ハイブリッド車を開発できることは幸せなことです。 四日市の空も綺麗になり、今の日本では、環境問題を実感する機会は少ないと思います。しかし、世界を見ると、昔の四日市と同じような状況になっている場所が沢山あります。私たちにはできることがあります。ハイブリッドシステムを世界中に普及させることで、少しでもこれらの場所の環境を改善できればと願い、次の技術開発を進めています。