豊かな自然を未来につなぐ
人間は古くから自然の中で遊び、自然をうやまい、
自然の恵みを受けて生きてきました。
今、自然は私たちの社会からは遠い存在になっていますが、
本来人間は工業化する前の時代、
すなわち自然の中で生きてきた時間の方がよっぽど長いのです。
もっと自然の中に身を置き、
生物としての人間の神経を研ぎ澄ます時間を持つことが、
強くたくましく生きることにつながる1つの方法かもしれません。
環境学習の意義
子どもたちが一人前の大人になった時、
自然や生物多様性のことも考えて選択できる大人になってほしい。
大人には、暮らしの中で身近な環境問題に興味を持ち、行動し、
環境への問題意識を次世代へと継承してほしい。
そんな願いから、環境学習を実施しています。
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心に残る「原体験」
子どもの頃の原体験は大人になっても覚えているものです。
「楽しい」「面白い」と感じる体験から、自然を大切に思い、
もっと知りたいと思う気持ちを育むことをねらいとしています。
五感を使って森を探検したり、森の素材で工作をしたり、
家族で楽しめるプログラムです。 -
知識の深化(生き物について学ぶ)
動植物の生態やその周辺環境について学び、保全活動に参加するなどの具体的な行動につなげることをねらいとしています。
森や水辺の生き物を探してちょっとした研究をする子ども向けプログラム、専門家による講演やフィールドワークを通じて、保全活動について考える大人向けのプログラムがあります。 -
暮らしを見つめ直す
自然と親しむ体験を通して、今の暮らしを見直すきっかけとなることをねらいとしています。
人と自然のつながりを感じ、自然と私たち自身の健やかさのために、暮らしの中でできる工夫を考えます。 -
自ら行動する
自然の仕組みや環境問題について知識を増やすだけでなく、
環境にとって「自分がどう行動したらよいのか」を考え、
「解決するために行動する」ことが持続可能な社会へとつながります。
身近な自然を保護することを目的に、
多くの従業員ボランティアも活動しています。