4月および5月に、各社の担当者が岩手県気仙地区の地元の方々にお話しを伺い、ニーズ調査をした上、トヨタグループ・関係会社合同で、従業員ボランティアによる支援を合意し、6月から活動を始めました。現地での主な活動は、瓦礫や漂流物の撤去、津波で泥だらけになったお宅の清掃など、町の生活を復旧するための活動が中心でした。
活動期間 | 2011年6月-11月の間、 計14回 |
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活動地域 | 岩手県気仙地区(大船渡市・陸前高田市・住田町) |
活動人数 | 延べ191名 |
活動内容 | 田んぼ・農道・民家などの瓦礫の撤去、漂流物の片付け、民家の床下や道路の側溝に溜まった泥のかき出し、写真の洗浄・整理 など |
活動協力 | 大船渡市社協復興ボランティアセンター、 陸前高田市災害ボランティアセンター、 住田町、特定非営利活動法人 愛知ネット ほか |
「側溝の泥出しや瓦礫の撤去など、作業は大変でしたが、同行した仲間とも助け合い、充実した活動ができました。被災地の状況は深刻で継続的な活動が重要なことを実感しました。今回の経験を周囲に伝えることで少しでも復興支援に興味を持っていただけるよう努力します。」
「社内ボランティアサークル「大型車運転友の会」から私を含め3名が、バスで約900kmの道のりを10時間以上運転してボランティア参加者を岩手県まで送迎しました。」
「厳しい状況の中、少しずつでも確実に復興に向かう地元の方々の力強さを感じました。小さなお子さんから「ありがとう」と差し入れをもらった時は、涙が出そうでした。」
「大量の瓦礫を前に、我々にできることはスコップ一杯の泥出しだけですが、被災された方々と顔を合わせ、言葉を交わしながらのお手伝いは、重機とは違った(時には重機以上の)助けにもなると確信でき、支援活動に取り組む大切さを実感しました。」
「被災者のお宅の床下を片付けている時に大きな地震がありました。それまで笑顔だった被災者の方の顔が、津波を警戒する強い緊張感に包まれ、その厳しい表情は「津波の心配はありません」とのラジオ放送を聞くまで続きました。笑顔の裏側の厳しい現実を感じずにはいられませんでした。」
「側溝の泥出しを行った際に依頼者の方から「ありがとう。復興したらまた来てね」という言葉と、差し入れで「なべやき」をいただきました。この「なべやき」は感謝の意味が込められている郷土菓子と聞き、私達の行った活動に対する気持ちがとても伝わってきました。」
「地元の方が「ボランティアは本当に有り難いな」と、私を地元の人と勘違いして話しかけてくれ、ボランティアが地域の方々に感謝されていることを感じました。」