環境

矢作川竹林整備

愛知県豊田市を流れる矢作川の川辺には江戸時代から護岸のため竹が植えられいろいろな用途で使われてきました。
しかし、近年では利用の機会もなくなり、ダム建設により川の水が減り、川辺に土砂が堆積しやすくなり竹林が拡がりやすくなりました。こうした環境変化から放置され密生した竹林は、景観や環境面で様々な問題を引き起こしていました。
トヨタでは、2016年より人間の都合でバランスが崩れてしまった自然に対し、生き物が住みやすい環境と河川が見える景観を50年ぶりに取り戻す挑戦として、竹林整備を開始しました。国土交通省や豊田市と連携し、従業員の組織力パワーを結集して「2年間で約1.2㎞の竹林整備」という目標を2017年に達成しました。

その後も、豊田市が策定した「豊田市矢作川河川環境活性化プラン」で掲げる清流矢作川にふさわしい自然と景観の再生を目指し、竹林整備の範囲を拡げ、竹林が美しく見えると言われる傘を差しながら散策できるほどの密集度を意識した間伐をおこない、川沿いの荒れ果てた散策路の復活作業をおこなっています。

上空から見た矢作川(左岸上部を皆伐)

上空から見た矢作川(左岸上部を皆伐)

竹林伐採風景

竹林伐採風景

散策路の修繕

散策路の修繕