〈燃費〉世界トップレベル*1
エンジンとモーターそれぞれの長所を活かし、
圧倒的な低燃費と力強い走りを両立。
ハイブリッドシステムには、いくつかの種類があります。トヨタのTHSⅡ(TOYOTA Hybrid System Ⅱ)は、「シリーズパラレル方式」を採用。その特徴は、モーターとエンジンふたつの動力で車輪を駆動するとともに、モーター走行時にも発電が可能であることです。低速トルクに優れたモーターと高速走行に有利なエンジンを走行状況によって使い分けたり組み合わせたりし、常に効率的かつ力強い走りを実現。同時に、通常走行時の余剰エネルギーや減速時のエネルギーを発電に回し再利用することで燃費を向上。新型プリウス(2015年モデル)では、システム全体で高効率・小型軽量・低損失化を徹底追求することで、世界トップレベルの低燃費*1を実現しています。
モーター・エンジン・バッテリー・ジェネレーター(発電機)・動力分割機構・パワーコントロールユニット(インバーター・昇圧コンバーター・DCDCコンバーター)で構成。エンジンの動力を動力分割機構で2分割し、一方は直接車輪を駆動し、もう一方は発電に使用して、モーターへの電力供給やバッテリーへの充電に使います。
「シリーズ方式」は、エンジン動力で発電した電力を使って、モーターで車輪を駆動するシステム。エンジンは走行に使用しません。基本的な構造は、モーター・エンジン・バッテリー・ジェネレーター(発電機)・インバーターとなります。小出力のエンジンを準定常的に運転してジェネレーター(発電機)を回し、モーターまで直列の関係で伝えていくことから、「シリーズ方式」と呼ばれています。
「パラレル方式」は、モーターとエンジンふたつの動力で車輪を駆動するシステム。基本的な構造は、モーター・エンジン・バッテリー・インバーター・変速機となります。バッテリーの電力でモーターを駆動し、モーターをジェネレーター(発電機)代わりに使うため、トヨタのTHSⅡのように発電しながらのモーター走行はできません。
国や地域、車種によって仕様は異なります。