7歳が危ない!

歩行中の
交通事故死傷者数は
7歳が一番多い

「子どもをひとり歩きさせると危ない」という感覚をなんとなく持っている人は多いのではないでしょうか。
実際に、歩行中の交通事故死傷者数は、7歳が最も多いということが統計データでわかっています。

あんぜんデータ

年齢別歩行中の交通事故死傷者数
(令和元年)

  • ※交通事故総合分析センターデータより引用

なぜこの年齢が
事故にあいやすい
のでしょうか?

7歳といえばちょうど小学1年生ですから、登下校や放課後の遊びなど、親の手を離れてひとり歩きする機会が増えてくるためです。
そして、この年代の事故原因でもっとも多いのが「飛び出し」。子どもは、興味をひかれたものに一目散に向かいます。何かに夢中になるとまわりへ注意を払うことができなくなるので、安全を確かめることを忘れて道路へ飛び出してしまうのです。

イメージ画像 ひとり歩きのときこそ注意を!
あんぜんデータ

こどもの飛び出しが危ない!

子どもの目からは
こんな風に見えています

子どもの視野は大人の3分の2しかありません。したがって、大人には見えている信号機や左右から来るクルマが、子どもには見えていないということがよくあるのです。

ひとり歩きのときこそ注意を! イメージ画像
あんぜんデータ

子どもの視野は大人の3分の2!

道路を横断するとき、
具体的に
どうしたら
いいのでしょうか?

安全な場所を横断しましょう

横断歩道や信号機のある交差点が近くにあるときは、面倒でも、そこまで行って渡りましょう。

横断前:
クルマが止まって
いることを
しっかり確認
しましょう イメージ画像

  • 1

    一度立ち止まる

  • 1

    首を動かして「右」「左」を
    よく見る

  • 1

    クルマが止まっていることを
    確認する

  • イメージ画像

※小学生は、クルマを運転しているドライバーの顔を見て、道路を渡る意志を伝えましょう。

横断中:
存在をアピール
しましょう イメージ画像

  • 1

    手を挙げて渡る

  • 1

    横断中も、首を動かして
    「右」「左」をよく見ながら渡る

  • イメージ画像

※子どもは、ドライバーからはボンネットに隠れて見えないことがありますので、手を挙げて自身の存在をアピールしましょう。

幼児期のひとり歩きは禁止、
目を離さない

幼児期は、必ず保護者と手をつないで歩き、ひとり歩きさせないようにしましょう。駐車場などの道路以外の場所でも、急に駆け出してしまうことがあるので注意しましょう。

歩くときのくふうを!
夜間の歩行には反射材を

暗くなってから出歩くときは、
特に注意しましょう。
夜間歩行中の死傷者数は、
昼間の2倍以上にもなります。
クルマ(ドライバー)から気付いて
もらえるようにお子様には白や黄色など
明るい服装をさせたり、
反射材を身に着けさせたりしましょう。

あんぜんデータ

夜間の歩行には特に注意を!

クルマも交通安全を
サポートします

ドライバー・歩行者それぞれが
注意することで防げる事故は
沢山ありますが、
クルマも事故防止を
手助けしてくれることがあります。

急な飛び出しの危険

イメージ画像 ブザーと表示で危険を通知!
プリクラッシュセーフティ

対向方向から横断してくる歩行者を検出し、ブザーと表示で衝突の可能性を知らせます。衝突の可能性がある場合は、自動でブレーキ制御が作動し、衝突回避または被害軽減をサポートします。

※身長100cm(4-5歳)以下だと作動しないこともあります。

ドライバーから見えない駐車時の危険

イメージ画像 駐車時の死角を減らすサポート
パーキングサポートブレーキ

駐車場から後退する際に、クルマ後方の歩行者をカメラで検知し、ブザーでドライバーに注意喚起します。
衝突の可能性がある場合は、自動でブレーキ制御が作動し、衝突被害軽減をサポートします。

※これらのシステムには限界があります。システムを過信せず、安全運転を心がけてください。

パノラミックビューモニター

クルマを上から見下ろした視点で、駐車をサポートします。運転席からの目視では確認しづらいクルマの死角も確認できるため、いち早く障害物に気が付くことができます。

※しゃがんだり、走ったりしている人には作動しないこともあります。

全てのイラスト、イメージについて、実際の見え方とは異なるケースがあります