皆さんこんにちは。TDP事務局のフクです。
レーシングドライバーと言えば、当たり前ですが車を運転することが仕事です。そしてプライベートな生活の中でも、当然車の運転はしています。
ドライバー達にとって、人生の中で切っても切れない関係なのが『車』。そんなドライバー達が「普段はどんな車に乗ってるんだろう?」と興味を持つ方も少なくないのではないでしょうか?
そんな訳で何回かに分けてドライバー達の愛車を紹介したいと思いますが、第1回目となる今回は井口卓人君の愛車を紹介させて頂きたいと思います!
そもそもドライバーが乗る車には一定の傾向が見られ、レースデビュー前後の免許取り立ての頃には、M/T(マニュアルトランスミッション)のスポーツ車に乗って、サスペンションを変え、マフラーを変え、人によってはパワステをあえて効かない様にしたりした車で、日々運転技術を磨くために(もちろん公道でサーキットの様にスピードを出して走る訳ではありません)、普段乗る車には「快適性」を求めるようになるようです。
レースを終えて、サーキットから自分で運転をして帰るドライバーもいますし、上の方のクラスだとレースの距離も時間も長くなりますので、帰りの道もレースをやるような車では疲れてしまうというのも理由の1つだと思います。また駆け出しのドライバーには、日頃のドライビングの中にも学べる事が非常に多いのだと思います。
さて、その卓人君が現在乗っている車はと言うと、今では生産終了となっている“トヨタ・アルテッツァ”です。アルテッツァは軽量ボディに、長くF3のベースエンジンとなり、現在でもF3のNクラスで使用されている『3S-GE』を搭載し、6速M/TのFR(フロントエンジン・リア駆動)と言う、運転の基本操作を身に付けるにはもってこいの車です。
そんなことから、若手ドライバーが凌ぎを削る「フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン(以下FCJ)」には、アルテッツァに乗っているドライバーも多く、卓人君がFCJに出ていた2007年シーズンには、卓人君を含め9名のトヨタドライバーのうち、4名がアルテッツァに乗っていました。
卓人君が福岡から御殿場に出てきた時には、Z30型と言われる3代目のソアラに乗っていましたが、その後W20型と言われる2代目のMR2を乗り継ぎ、その後アルテッツァに乗り換えて現在卓人君にとって3台目の所有車となっています。
現在の卓人君の愛車アルテッツァ はるばる福岡からやってきました
シフトノブはTRD製
音楽を聴く時のための トランスミッターも装備
たまに東京にも出没する卓人君 ナビは必需品です! ちなみにココはフジテレビ地下駐車場
卓人君に幾つか質問をしてみました。
Q.今の車でこだわりを持っている所は?
A.どんな車でもそうなんですが、車高を落としてアルミホイールを入れることは絶対です!
Q.今欲しい車は?
A.レクサスIS-Fです!
現在トヨタF1チームのレギュラードライバーの、ティモ・グロック選手も普段はIS-Fをドライブしているそうです。是非卓人君もIS-Fに乗れるドライバーになってもらいたいと思います。
最後に、サーキットや街で卓人君の車を見かけても、「井口選手の車だー!」とイタズラしたりすることの無いよう、くれぐれもお願い致します!
【TDP情報】
中嶋一貴 CS放送フジテレビONE『Toyota Motorsports Network #26』出演
生放送! |
8月10日(月)19:30〜20:00 |
リピート放送 |
8月10日(月)25:40〜26:10
8月13日(木)13:00〜13:30
8月14日(金)06:00〜06:30 |
「Toyota Motorsports Network」紹介ページ
平手晃平 『スーパー耐久シリーズ2009第5戦 SUPER TEC』出演 8月2日(日) 富士スピードウェイで開催されるスーパー耐久シリーズ第5戦において、
平手晃平がイベント出演します!
「スーパー耐久シリーズ2009第5戦 SUPER TEC」イベントリリースページ
石浦宏明/平手晃平/大嶋和也/国本京佑/井口卓人/国本雄資 『SUPER GT夏祭り2009 in MEGA WEB』出演
8月16日(日)
メーカーを越えてドライバーが大集合! 東京お台場のMEGA WEBに登場します!
「SUPER GT夏祭り2009 in MEGA WEB」紹介ページ
石浦宏明 『頭文字D The Message』講談社より発売中
誌面で飯田章選手との対談ページが掲載されています!
「頭文字D The Message」紹介ページ
大嶋 和也選手
TDP初の現役高校生チャンピオン!
2009年7月21日
皆さんこんにちは!TDP事務局のフクです。
今回の、TDPドライバー『プレイバック編』の第3弾は、6月の富士ラウンドのフォーミュラ・ニッポンで難しいコンディションの中、見事にルーキー1番乗りで表彰台に上った大嶋和也君の紹介をしたいと思います。
昨年1年間をヨーロッパで戦い、今季再び日本で戦うことになった和也君ですが、そんな和也君は1987年生まれの22歳。そんな彼と私の付き合いは彼が15歳の時から始まりました。
和也君がフォーミュラトヨタ・レーシングスクール(以下FTRS)にやって来たのは2002年、彼がまだ中学3年生の時でした。その時和也君は既にカート界でも実績を上げていて、私も彼の名前は知っていました。そんな免許もない中学生の和也君、当然それなりには走るだろうなとは思っていましたが、何と雨の中の走行でベンチマークとして走っていた当時の現役F3ドライバーよりも速く走ったのです!もちろんその年彼は合格となり、TDPドライバーとして歩む道筋が開けたのです。
そして和也君がFTRSに参加した年のフォーミュラトヨタ(以下FT)のシーズン最終戦後に、富士スピードウェイの近所で行われたシリーズ表彰式での事。FTRSでスカラシップを獲得した和也君が、翌年練習生としてスカラシップ生に加わることが発表される晴れ舞台でした。
和也君はその晴れ舞台に、滋賀県で行われたカートレースを終えて直行で駆けつけました。そして、家族がその表彰式用の学校の制服を持って会場に。そして、発表の段になり、いよいよ舞台に上がった和也君。何か違和感があります・・・
上着の袖が短く、丈も何だか短め・・・昔流行った短ラン?(詰め襟学生服の短い物です)そして足元は白いスニーカー。それを見ていたある関係者は、「う〜ん、田舎の中学生は垢抜けなくていいね〜」なんて微笑ましく見ていたのですが、実はこれ和也君の2歳下の弟君の制服だったのです・・・
かくして、和也君はこうして4輪(レーシングカートに対してこの様に呼びます)ドライバーとしての道を歩き出すことを世間に対してお披露目したのです。
まるで短ラン!の様な和也君の上着 両脇の一貴と可夢偉もデビュー前です
シリーズチャンピオンを獲得した2005年 表彰式、この時は丈もしっかり合っています
さて、これはレーシングカートもそうなのですが、4輪の世界も平日のテストや、レースウィークもFTくらいのクラスでは、月曜から走り始めたりなんてこともあります。そのため、レース活動を行いながら、高校で必要な出席日数を確保するのもなかなか大変という状況があります。
しかし、中学生のうちにスカラシップを獲得して、それを考慮して高校を選ぶことが出来た和也君が選んだ高校は、あの多数の芸能人を輩出している堀越高校でした!しかも、コースは芸能コース!ここだとレース活動を“仕事”として認めてもらえ、“公欠”扱いとしてくれたのです。
そのため、和也君は実家のある群馬県富岡市から、堀越高校のある東京都中野区まで、毎日片道3時間の道のりを3年間通い続けたのです。1日の学業を終えて疲れた和也君、たまに新幹線で寝過ごして、降りるはずの高崎で降りずに目を覚ましたら新潟!なんてこともあったそうです。
そして、芸能コースだけに当然ながら同じクラスには芸能人がいて、その中には現在テレビで毎日の様に見かける『長澤まさみ』ちゃんや『鈴木杏』ちゃんや『手越祐也』君など錚錚たるメンバーが顔を並べていました。
長澤まさみちゃんが、映画『タッチ』よろしく、「かっちゃん、頑張って!」とサーキットに応援に来た事は・・・これまでにありません・・・残念ながら・・・
2003年シーズン前テストにて
レースの方では2003年は中嶋一貴、小林可夢偉のレースに帯同し、2人がステップアップを果たした2004年に、FTデビューを果たすこととなりました。
そして筑波サーキットで行われたFTシリーズの開幕戦、1年間レースに出ずに我慢してきた思いを爆発させ、見事開幕2戦をポール・トゥ・ウィンで飾ったのです!
2004年デビューウィンを飾った表彰台で
ちなみに、TDPドライバーとしてのデビュー戦で優勝を飾ったのは、これまでには和也君ただ1人です。ちなみにこの時、関谷校長は「TDPドライバーのどちらか(2名いました)が勝たなかったら坊主になる!」と約束していたので、この優勝には非常に安堵感を浮かべており、一部期待していた人達に坊主頭を公開することはありませんでした(笑)
その後2年目のFTで、TDPドライバーとしては初めて「現役高校生」としてシリーズタイトルを獲得し、その後もTDPドライバーとしては、どちらも初となる全日本F3、そして、本年のパートナーである石浦宏明と共にスーパーGT300クラスでのタイトルを獲得し、ヨーロッパに渡ることとなりました。
しかし、このヨーロッパ進出にも裏話があり、ヨーロッパ参戦にあたりレースでのリザルトはもちろんの事、関係者より英語に関しての課題クリアも条件とされていた和也君。春先の段階で、かなりそこに足りていなかったために、そのリミットとなる7月までに、英語の猛勉強を義務付けられ、当時のF3で走っていたトムスの担当エンジニアの横で、毎日7時間!机に向かうこととなったのです。
その甲斐あって何とか英語の課題もクリアして、無事にヨーロッパに渡ることになったのです。
だったら、もっと早くから勉強しておけば良かったのに・・・と言う感じですが、私も今になって英語の勉強をしていて、「高校のうちにしっかりやっておけば良かった」と後悔しています。
これを読んでいるレーサー志望の人は、学生のうちにたっぷり勉強しておいて下さいね!
2008年ユーロF3参戦時
ドイツでのトレーニング風景
そして和也君と言うと、今年は再びチームメイトということもあり、サーキットでは石浦君と一緒に居ることが多いのですが、この2人、歳は結構離れていますが、石浦君が大人なこともあり、良好な関係を築いています。
そんな2人は、FTでは別チームでタイトル争いを繰り広げ、全日本F3、GT300のチームメイト、そして今年のGT500でのチームメイトと、かなり縁があります。そしてこの2人は、全日本F3参戦時代には同じアパートの隣の部屋に住んでいました。
そのため、遅刻をしない様に早く起きた方が、相手の部屋側の壁をノックして起こし合うというロマンチック(?)な生活をしていました。
念のため断わっておきますが、2人はけっして怪しい関係ではございません!・・・多分
これまでに数々の“TDP初”という栄冠を勝ち取ってきた和也君。今後はGT500、FNでのTDP初タイトルに向けて頑張ってもらいたいと思います!
次回は国本京佑選手の特集を予定しています。
【TDP情報】
石浦宏明 『頭文字D The Message』講談社より発売中
誌面で飯田章選手との対談ページが掲載されています!
「頭文字D The Message」紹介ページ
石浦宏明/大嶋和也 BSフジ『D1 KING! 2009#3』出演
リピート放送 |
7月25日(土) 27:30〜28:00 |
「D1 KING!」紹介ページ
皆さんこんにちは。TDP事務局のフクです。
さて今回は7/6(月)に卓人君と、雄資君が出演した『Toyota Motorsports Network』(以下『TMN』)のお話です。
今回で、この『TMN』の事を紹介するのは4回目と言う事で、このコーナーをチェックして頂いている方は、もはや皆さん契約を済ませて、生で放送をご覧頂いた事と思います。
万一「まだ契約をしていないので、見られない」と言う方がいらっしゃったら、次にTDPドライバーが出演する時の為に契約をお済ませ下さい(笑)
卓人君はこの番組のフジテレビでの収録は3回目、そして雄資君は初めてのフジテレビでの収録となりました。そのため、最初はちょっと落ち着かない感じの雄資君でした。
打ち合わせ前、初めてのなので眼下に広がるお台場の風景を「すげぇ〜」と
見る雄資君と、3回目なのでそんな事は気にせず台本に目をやる卓人君の図
そして、変身前と変身後
「2人で何かポーズをとって」と言うリクエストに2人がとったポーズは何故かこれでした
本番時の座っている時のスタビリティを高めるためシートポジションの確認をしています
髪を切ったばかりの卓人君
身だしなみの最終チェックも行います
今回もたくさんのFAX有難うございました。頂いた全てのFAXに目を通させて頂いています。
その横で収録前に「レースより緊張する」と話していた雄資君は用意して頂いていた水を完飲!
収録後出演者全員でのカット
最近この様な場にもすっかり緊張しなくなったTDPドライバー達でしたが、収録にあたり緊張する雄資君の姿は初々しいものがありました。
今回のカローラ店イメージの鮮やかなレーシングスーツの時は、お互い「頼もしいチームメイト」であり、F3では「最大のライバル」と言う複雑な2人の関係。しかし、今回も1台の車で一緒にフジテレビ入りするなど、2人の関係は良好です。
このオレンジのスーツが、表彰台の1番上に立つ姿を早く見たいものです。その時は、雄資君の兄京佑君の持つスーパーGT最年少優勝記録を、弟の雄資君が塗り替えている瞬間かもしれません。
そしてF3では昨年の2位争いの様に、最終戦までこの2人にタイトルを掛けて争っていってほしいと思います。
どちらのファンの方も最後まで応援宜しくお願いします!
【TDP情報】
石浦宏明 『頭文字D The Message』講談社より発売中
誌面で飯田章選手との対談ページが掲載されています!
「頭文字D The Message」紹介ページ
石浦宏明/大嶋和也 BSフジ『D1 KING! 2009#3』出演
本放送 |
7月19日(日) 16:30〜17:00 |
リピート放送 |
7月25日(土) 27:30〜28:00 |
「D1 KING!」紹介ページ
皆さんこんにちは。TDP事務局のフクです。
今回は、6月27日〜28日の富士大会でのお話を紹介させて頂きます。しかし、今年のフォーミュラ・ニッポンは第2戦以降雨続きで、パドックでは「誰の行いが悪いんだ!?」と言う話まで出たりしています。
スコールの多いセパンサーキットなどでは、コースの中の観覧席にも屋根が付いている所が多いのですが、日本のサーキットは付いていてもメインスタンドだけという所がほとんどですね。そんな訳で、せっかく応援に来て頂いたファンの方も、雨の中の観戦は苦労の多いことと思いますが、そんな中でも一生懸命応援してくれるファンの皆様の存在は非常に有り難いものです。
選手にとっても自分を応援してくれる存在が居てくれるのは、非常に心強く励みになるものです。また、応援してくれる人も両親や親戚に始まり、一回も会場に来た事がなく、映像や雑誌の誌面で応援してくれている人まで、その存在は多岐に渡ると思います。
そして今回も大勢来てくれたサポーターの中の、ある方を紹介させて頂きます。
その応援に駆けつけてくれた方とは、現役Jリーガー・清水エスパルスのGK掛川誠選手です。
この方が掛川選手です。真黒に日焼けした顔はまさしくスポーツマンです!
掛川選手は身長191cmの長身選手です。
和也君の、向かって左側に居るのはメンタルトレーニングコーチの高妻先生
グリッドではスタート前の卓人君、雄資君とガッチリ握手をして励ましてもらいました!
掛川選手とのTDPドライバーの元々のお付き合いは、共通のメンタルトレーニングコーチである高妻教授を介して、掛川選手が昨年の富士のレースに応援に来てくれたところから始まりました。
それ以来、現在ベテランの域に入っている掛川選手は、若いTDPドライバー達の活躍に、またTDPドライバー達も他競技のプロアスリートにと、互いに刺激を与え合う存在となり、とりわけ卓人君とは親交が深くなり、今回応援に駆けつけてくれました。
この様にTDPドライバー達が、誰かに刺激を与える存在であることは、彼らがプロスポーツ選手である存在価値の1つであると思われ、また彼らのレースを見て、皆さんがまた翌日からの仕事や学校で頑張る活力を与えていってくれる存在であって欲しいと思っています。
ところで、今回掛川選手と一緒に写真を撮った3選手、いずれも表彰台に立ちました。もしかして掛川選手は「幸運の神様」なのでしょうか?そしたら毎回来て頂かないといけないですね。
ちなみに、私は2006年にユーロF3でTDPドライバー3人が、戦っている時代に行ったレースが散々で、「不運の王子」などと言う有り難くない称号を頂いた時がありました・・・。但し、翌年可夢偉がその称号を、きちんと返上させてくれましたけどね!
【TDP情報】
井口卓人/国本雄資 CS放送フジテレビONE 『Toyota Motorsports Network #24』出演
生放送! |
7月 6日(月) 19:30〜20:00 |
リピート放送 |
7月 6日(月) 25:40〜26:10 |
7月 9日(木) 13:00〜13:30 |
7月10日(金) 06:00〜06:30 |
「Toyota Motorsports Network」紹介ページ
石浦宏明 『頭文字D The Message』講談社より7月6日(月)発売
誌面で飯田章選手との対談ページが掲載されます!
「頭文字D The Message」紹介ページ
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