国本 京佑選手
身体センス抜群!その素顔は「王子」?「宇宙人」?
2009年8月31日
皆さんこんにちは。TDP事務局のフクです。
今回はTDPドライバーの『プレイバック編』第4弾ということで、国本京佑君の登場です!
京佑君と言えば昨年のマカオGPで、史上2人目となる日本人ウィナーとなったことが記憶に新しい所ですが、ある誌上では「メカニックからは宇宙人と呼ばれている」と書かれるかと思えば、ジャニーズ系の「王子様」のようなカワイイ顔立ちから、年上の女性達(もちろん年上だけではないですが)から高い支持を得ていたり。今回はそんな彼の素顔の一端を紹介したいと思います。
彼が初めてフォーミュラトヨタ・レーシングスクール(以下FTRS)にやって来たのは、FTRSがそれまでの十勝での開催から新生・富士スピードウェイのショートコースに場所を移した初年度の2004年でした。今もカワイイ顔ですが、当時は体も華奢で実際の年齢よりも幼い少年でした。
FTRS受講直後の頃の京佑君
特に言葉を交わした記憶はないのですが、印象に残っているのは、その当時、既に複雑なカラーリングが主流だった時に、赤白2色のシンプルなデザインのヘルメットだったことと、2回目、3回目の参加者を押しのけ、模擬レースの予選でトップタイムをマークしたことでした。
そしてFTRSでスカラシップを獲得した京佑君でしたが、かつての小林可夢偉や大嶋和也などと同じ様に、最初のシーズンは練習生として1年を過ごすこととなりました。ところが、2005年のフォーミュラトヨタ(以下FT)シリーズの第7戦・筑波ラウンドにて、スポット参戦ながら突然のデビューを果たすことになりました。
その時の結果はと言うと・・・予選が14台中13位、決勝に至っては僅か数百メートルを走っただけで0周リタイアと、それまでのスカラシップ生の中でも、最悪のデビューを果たす事となりました。その時は、まさか中嶋一貴や小林可夢偉でさえ成し遂げられなかった、マカオGP優勝の偉業を達成することになるとは、正直思いもしませんでした・・・
そして、そのマカオGPの優勝会見やインタビューでは、英語での質問にも難なく答えていた京佑君。昔からあんなに英語がペラペラだったの?と言う疑問を持たれた方もいるかと思いますが、答えは「ノー」です。むしろTDPドライバーになった頃の京佑君は、どちらかと言うと英語は出来ないグループにいました。
では、何故彼がそんなに英語が出来る様になったのかというと、前述のFTデビューの頃から1年間、京佑君はカナダに留学していたのです。その翌年の春にいよいよフル参戦デビューを果たすと、そこから留学期間の終わる夏の間までは、レースの度にカナダと日本を往復するという生活を送っていました。その甲斐あって、留学から帰って来た後の京佑君は、英語がペラペラになったというわけです。
FTフル参戦デビューの頃の京佑君、「ちょっとだけ」大人になったでしょうか。
今では貴重な坊主頭の京佑君です
そして、一見クールに見える京佑君ですが、実は弟思いで優しい一面もあります。彼がフォーミュラチャレンジ・ジャパン(以下FCJ)に参戦していた2007年シーズン、現在トムスのF3で活躍する弟の雄資君が、FCJで4輪(レーシングカートに対して、このように呼びます)デビューを果たし、同じカテゴリーで戦う事になりました。
4輪デビューを果たした雄資は1年目ということもあり、シーズン前半は多少苦戦をしていたのですが、レースウィークの公式練習時に、京佑君が雄資君を先導して走り方を教えてあげたりしていました。自らもタイトルを争っている立場なのに「そんなことしてて大丈夫かな?」と思っていたのですが、この年、京佑君は見事タイトルを獲得し、弟の雄資もシリーズ後半は兄の京佑君を脅かす存在となりました。
兄弟参戦していた2007年FCJ時代 初優勝に無邪気に喜ぶ弟の雄資と、
弟が結果を出して「安堵する気持ち」と「負けて悔しい」気持ちで複雑な京佑君の図
戦うカテゴリーが変わった昨年も、レース時のコースコンディションなどの情報を双方に教え合うなど、兄弟の絆を見せています。昔からこんなに仲が良かったのか、1度弟の雄資君に聞いてみた事があります。
その答えは「カナダから帰って来てから優しくなりました。それまではいじめられたりしました。」との事でした・・・
離れた時間が兄・京佑君を優しくさせた様です。あとは年齢的にも大人になってくる時期だったのでしょうね。事実出会った頃の京佑君と比べると、今ではかなり大人になりました。
まぁ出会った時が16歳で、今は20歳になって成人してますので、当然と言えば当然ですが。
それから京佑君の特徴と言えば、題名にもある通り身体センスの高さ。これまでにアルペンスキー、サッカー、ボクシングなど様々なスポーツを体験してきた京佑君。TDPの関係で体を動かすような機会がある時でも、割りと何でもこなしてしまいます。特にリズム感を必要とする動きは非凡な物を感じさせます。
「熊倒」なんて訳の分からないTシャツを着ている京佑君ですが、
皆でいる時に熊に会ったら、間違いなく要領良く1人だけ助かるタイプです
現役慶應ボーイで、カワイイ顔して、身体センスもあって、そんな京佑君のどこかダメところも教えてくれ!と言う方もいらっしゃると思いますが、大丈夫です。そんな京佑君にもダメなところはちゃんと(?)あるのです。
実は京佑君、意外にも走っている時以外は結構ズボラと言うか無頓着と言うか、周りの人の手を焼かせる事も少なくないのです。インタビューやトークショーでのしっかりした受け答えからは想像出来ないかと思いますが、「今頃言うなー!」とか「言っといただろー!!」と言うようなケースも決して少なくありません・・・。
でも、そんな時でも京佑君は涼しい顔をしていて、そんな彼を周りは「宇宙人」と呼んだりするようです。その辺の動じない心が初出場にしてマカオGPを制する偉業を達成したりするのだと思います。しかし、普段それほど感情を表に出さない京佑君にも、もちろん喜怒哀楽はあって、その涼しい顔やコメントの裏に彼の本音が隠れていたりします。
カメラに向かって笑顔を「作る」のはちょっと苦手です
国本京佑ファンの方は、「ああ言っているけど、今きっとこんなこと考えているな。」と言葉の裏側で考えている事を想像してみる。そんな事も、京佑君のファンとしての楽しみ方の1つかもしれません♪
今季も様々な経験を吸収していっている京佑君。ルーキーイヤーのフォーミュラニッポンでは、今季から金曜日の走行がなくなるなど、ルーキーには厳しいシーズンとなってしまいましたが、最後はリタイアしてしまったものの、第5戦の鈴鹿ラウンドあたりからは、周囲と互角に戦えるポテンシャルを見せ始めています。
今季のフォーミュラニッポンも残すところ1大会となりましたが、その持てるポテンシャルを発揮して、ポディウムの上で皆さんに心からの笑顔を見せてくれる事を期待したいと思います。これからも応援宜しくお願いします!
次回は井口卓人選手の特集を予定しています。 【TDP情報】
中嶋一貴 TV出演予定
9月18日(金)
フジテレビ系列「すぽると!」
PERSON OF THE WEELのコーナーに出演予定
9月29日(火)
フジテレビ系列「すぽると!」
カート対決のコーナーに出演予定
井口卓人 ネッツトヨタ仙台石巻店『スラローム体験走行会』出演
9月5日(土)〜6日(日)
井口卓人がドライブするアルテッツァの助手席に同乗出来る!
ネッツトヨタ仙台オフィシャルページ
大嶋和也 『Toyota Motor sports Network #28』出演
生放送! |
9月 7日(月) 19:30〜20:00 |
リピート放送 |
9月 7日(月) 25:40〜26:10 |
9月10日(木) 13:20〜13:50 |
9月11日(金) 06:00〜06:30 |
「Toyota Motorsports Network」紹介ページ
国本雄資 『DREAM DLIVE DREAM LIVE2009』出演
9月22日(火)13:30〜18:00
お台場・MEGA WEBでマカオGP優勝者(ダラーラF307)をドライブします!
DREAM DLIVE DREAM LIVE2009紹介ページ
皆さんこんにちは。TDP事務局のフクです。
「悲しいとき〜」「本格的な夏が来てないのに秋の気配が漂って来た時〜」と始まりそうな今回の題名ですが(皆さん知ってますかね?^^;)、今回は先週富士スピードウェイのショートコースで行われたフォーミュラトヨタ・レーシングスクール(以下FTRS)のお話です。
題名にある通り、歴代TDPドライバー達もみんなここに参加したところから、レーシングドライバーとしてのキャリアが始まりました。
そんな彼らに続く事を夢見て、本年も15歳から18歳までの12名の少年たちがFTRSに参加しました。参加者のほとんどは、まだ普通免許も持っていないのですが、1600ccのエンジンを積んだフォーミュラカーで、コースを攻められるくらいに乗りこなしてしまいます!
彼らと同じ年代の頃には、F1ドライバーになる事を夢見ていた私でしたが、その頃にはエンジンの付いた乗り物を運転したことと言えば、遊園地のゴーカートくらいで、この年でフォーミュラカーを乗りこなしてしまう彼らには驚かされるばかりです。
現役のTDPドライバー達も、自分達が参加した頃と重ね合わせながら参加しました!
昨年のGT500コンビ 石浦君が受講した時は生徒と先生でした。
今では生徒達に教える立場で参加
2001年に生徒として参加した晃平君も、やはり先生としての参加です
講師ではないものの、卓人君や雄資君も手伝いに来ました
カメラを構える雄資君
京佑君も参加しました 国本兄弟と卓人君は自転車で
スピードウェイへ通勤
前回紹介したFCJドライバー達も参加
彼らが受講したのは、まだ1〜2年前です
今年はこの1回の開催で終了となりますが、TDPドライバーを目指す少年たちは、来年のFTRSに参加して最初の1歩を踏み出して下さい!
来年の開催概要や申し込みについては、詳細が決定次第、こちらにアップされると思います。
自らの原点に帰ったTDPドライバー達には、いつも以上に熱い気持ちを思い起して残りのシーズンを頑張ってもらいたいと思います!
【TDP情報】
中嶋一貴 TV出演予定
9月18日(金)
フジテレビ系列「すぽると!」
PERSON OF THE WEELのコーナーに出演予定
9月29日(火)
フジテレビ系列「すぽると!」
カート対決のコーナーに出演予定
井口卓人 ネッツトヨタ仙台石巻店『スラローム体験走行会』出演
9月5日(土)〜6日(日)
井口卓人がドライブするアルテッツァの助手席に同乗出来る!
ネッツトヨタ仙台オフィシャルページ
皆さんこんにちは。TDP事務局のフクです。
お盆休みも終わりましたが、学生の頃はこの時期から次第にブーストを上げながら夏休みの宿題をやり始め、31日にはフルブーストを掛け、チェッカーが振られてもまだ2周くらい全開で走り続けて、結局規定周回数に満たないと言うのが毎年のパターンでした。
学生の皆さん、宿題は早めにやりましょう。
私のそばには、社会人になってもまだそのパターンが抜けず、追い込まれないと仕事に手を付けない困った人もいますが・・・
さて、今回も前回に続いて“TDPドライバー”の話ではございません。が、今回は「TDP予備軍」とも言える金の卵たちを紹介させて頂きたいと思います。
その金の卵たちとは、フォーミュラチャレンジ・ジャパン(以下FCJ)にトヨタ支援ドライバーとして参戦している7名のドライバー達+1人です。
去年は国本雄資がTDPドライバーとしてFCJに参戦していましたが、今年のFCJにはTDPドライバーがいないのです。
しかし、TDPドライバーを目指して日々努力している若手ドライバー達を是非皆様にも覚えて頂ければと思います!
今季1勝を挙げ現在ランキング3位の蒲生尚弥君
富士スピードウェイのサイトでは、蒲チェカとしてもお馴染みです。
チェカレンジャーBLOG
今季鈴鹿で2連勝を果たし、ランキング4位に付けている金井亮忠君
普段は、日本自動車大学校の教員をしており、トヨタのFCJドライバーの中では最年長の25歳
愛称は「金井先生」賢さは7人の中でも1番でしょうか
速い先生の言葉はきっと生徒にも響いていると思います
今回2連勝を果たし、ご機嫌♪な銘苅翼君
ランキングも一気に6位に浮上してきました
今季は富士でも2戦連続ポールを獲得
見事な逆三角形の上半身をしています
銘苅翼ドライバーウェブサイト
現役の高校3年生中山雄一君
カートでの豊富な経験を生かした落ち着いた走りでここまで4度の表彰台に上っており、あと望まれるのは優勝のみ
(高校では)今年引退するまでは、ゴルフ部所属普段のトレーニングで体力面もバッチリです!
今年からFCJに参戦を始めたルーキーの
石井一也君
カートではアジアパシフィック選手権優勝など輝かしい実績を誇ります
開幕2戦目で、ルーキー1番乗りで表彰台に上がり、もてぎでも2戦連続の表彰台獲得と着実な成長を見せています
兵庫県出身の大谷涼君
中山君と同じく高校3年生です
YAMAHAワークスチームでカートを戦い、今季よりFCJにステップアップ
第8戦では表彰台にも上がっています
りりしい表情は今季のFCJドライバーの中でも1・2を争うイケメンでしょうか?
東京都出身のルーキー大谷飛雄君
上の涼君と同じ「大谷」ですが、兄弟とではありません
まずは初の表彰台を目指します
もちろんその実力は持っています
私と同じ1月18日生まれのAB型です♪
今年16歳になったばかりの高校1年生
立石燎汰君
今年は“練習生”と言う立場でFCJには参戦していませんが、小林可夢偉や大嶋和也もそれを経てデビューしました
きっと来年のFCJで活躍していると思います!
厳しい競争の世界に生きている彼らなので、全員が最後まで残って行ける訳ではないですが、この中の誰かが将来の日本のレース界を引っ張って行ってくれることを期待したいと思います。
将来有名になるかもしれないドライバーを、「まだ無名の頃から応援してたんだぞ!」と自慢したい方は、是非サーキットまで足を運んで、彼らの応援しに来て下さい!
中嶋一貴や小林可夢偉も、こんな時代を経てF1のドライブをする今があるのです。但し彼らの場合、フォーミュラトヨタに参戦している時代からサインを求める列が出来ていましたが。
そんな彼らの今季のFCJ最終ラウンドは、9月26日(土)〜27日(日)に宮城県のスポーツランドSUGOで行われます。残念ながら、この7名の今季のシリーズチャンピオンの可能性は無くなってしまいましたが、今年1年学んできた成果を出してきっと良いレースを皆さんにお見せ出来ると思います。
ちなみに8月9日(日)にツインリンクもてぎで行われたFCJの第12戦では、18台の参加台数のうち、上の7名全員がトップ9の中に入りました!
皆さんの応援で、1位から7位までを独占してくれる事を夢見て、菅生を迎えたいと思います。
【TDP情報】
国本京佑 ネッツトヨタ仙台日の出店『スラローム体験走行会』出演
8月22日(土)〜23日(日)
国本京佑がドライブするアルテッツァの助手席に同乗出来る!
ネッツトヨタ仙台オフィシャルページ
皆さんこんにちは。TDP事務局のフクです。
今年は1度梅雨明けが宣言されたかと思ったら再び梅雨が戻ってきたりと、なかなかスカッとした夏らしい暑さがやって来ませんね。もてぎもTDPドライバー達にとっては、どんよりとした空の色と同じでスカッとは行きませんでしたが、梅雨が明けて迎えるオートポリスでは、きっとスカッとする結果を出してくれていると思います。
さて、今回はドライバーのお話ではなく、我らのTDPドライバーを支えて頂いている強力なブレーンを紹介させて頂きたいと思います。
TDPには、ドライバーに技術を教える関谷校長をはじめとした、豊富な実績を残してきたドライバー経験のあるアドバイザーの他に、身体面、精神面を専門的にサポートして頂いている方達がいます。
こちらがTDPを支える2人のブレーン
左がフィジカル面をサポートして頂いている渋谷先生
右がメンタル面をサポートして頂いている高妻先生
まずはフィジカルトレーニングコーチをして頂いている渋谷先生。レース界では「シブセン」の愛称で知られています。渋谷先生は、細谷四方洋さん、鮒子田寛さん、見崎清志さんといった、往年の元トヨタワークスドライバー達をはじめ、トムスの舘監督や、関谷校長も現役時代には、トレーニングの指導を仰いでいた方です。
ご本人の若い時代は体操選手で、ウン十年前は子供向けの人気番組「ひらけ!ポンキッキ」(何年か前まで放送していたポンキッキのシリーズです)の中で体操のお兄さんを務めていた事もあるという経歴の持ち主なのです!そして、その豊富なトレーニング知識でドライバー達のフィジカル面のバックアップをして頂いています。
渋谷先生は厳しいトレーニングでも有名で、ドライバー達が渋谷先生の所に行き、一緒にトレーニングをする時はみっちり鍛えられ、おかげでドライバー達の体力・体躯も飛躍的に向上します。渋谷先生は、既に還暦を過ぎていらっしゃるのですが、ドライバー達のトレーニングに付き合って軽く10〜20kmを走ってしまいます!
そして、前回このコーナーで書いたように、レースは“スポーツ”ですので、走行中に最高のパフォーマンスを発揮出来るよう、サーキットでは乗りこむ前のウォーミングアップを指導して頂いています。サーキットに来た事のある方は、パドックで走っている集団を見かけた方もいるのではないでしょうか?
選手の疲れが残らないようにと、レース後などもフィジカルコンディションに気を遣ってくれます
そしてもうおひと方は、メンタルトレーニングコーチの高妻先生です。高妻先生は、普段は東海大学の教授をされていて、学校がお休みの週末にサーキットに来てサポートをして頂いています。高妻先生は数多くの書籍の執筆を手掛けるなど、日本メンタルトレーニング界の権威と言える方です。
そのため、先生にはジャンルを問わず、数多くのスポーツチームや協会などから引く手あまたで、1年365日のスケジュールがほぼ埋まっていらっしゃいます。そんな高妻先生のこれまでの教え子の中には、皆さんも名前を知っていると思われるスポーツ選手が数多くいたりします。
高妻先生には、2007年からTDPドライバーに対しての指導を本格的に行って頂いており、国本兄弟の2年連続でのFCJチャンピオン獲得、国本京佑のマカオ初参戦での優勝など、それらの達成の様々な要因の1つとして、高妻先生の力は大きなものであったと私は思っています。
最近スポーツ選手のインタビューで、よく「楽しみます!」と答える選手が多い事に気付きますが、これも先生がやられてきた教えがスポーツ界に広く浸透してきたことのようです。
そしてフィジカルと同様に、メンタルにもウォーミングアップがあり、こちらもサーキットで選手達が固まって騒いでいたり、ブルーシートの上に横一列で寝転がっていたりする不思議な光景を目にされた方もいるかと思います。
走行前のウォーミングアップ風景 この最中は、たいてい音楽が流れています
レースウィークの土曜日に講習を行う事もあり、日曜日のレースに良い精神状態で臨みます
ちなみに先にも記したように高妻先生は、スポーツ選手や指導者向けに多くの執筆をされていますが、それ以外にも〜スポーツ心理学に学ぶ〜「実践!社会人のメンタルトレーニング」という書籍も出されていて、スポーツ選手ではない一般の社会人の方が、日々生きて行くのに役立つ事が多く書かれていて、私のお薦めの1冊です!
このようにドライバー達は自分達の努力の他、多くのブレーンに支えられて皆さんに良いパフォーマンスを見せる事が出来ています。これからも多くの方の協力を得ながら、皆が立派なドライバーに育って行って欲しいと思います。
【TDP情報】
中嶋一貴 CS放送フジテレビONE『Toyota Motorsports Network #26』出演
リピート放送 |
8月13日(木)13:00〜13:30
8月14日(金)06:00〜06:30 |
「Toyota Motorsports Network」紹介ページ
石浦宏明/平手晃平/大嶋和也/国本京佑/井口卓人/国本雄資
『SUPER GT夏祭り2009 in MEGA WEB』出演
8月16日(日)
メーカーを越えてドライバーが大集合! 東京お台場のMEGA WEBに登場します!
「SUPER GT夏祭り2009 in MEGA WEB」オフィシャルページ
皆さんこんにちは。TDP事務局のフクです。
レースは、「モーター“スポーツ”」と名が付くことからも、立派にスポーツなのですが、「だけど私も普段運転するけど、車を運転するのって他のスポーツと違ってそんなに疲れないんじゃないの?」とお考えになる人も中にはいらっしゃると思います。
ところが、ヘルメットで表情が見えないその顔は、コクピットの中で必死の格闘を続けています。レース中のドライバーの心拍数は高い時で「200!」を超え、平均してもレースの間中「180」くらいの数値を示します。これは何とフルマラソンの選手と同じくらいの心拍数だそうです。
また、上のクラスに行くに従ってハンドルは重くなり、体にかかるG(重力加速度の事です)も増えてくるため、GTやフォーミュラニッポンで何年も走っているドライバーや、F1ドライバーなどは、おおげさではなく首が顔と同じくらいの太さに発達してきます。
そしてレースの間中、重いハンドルを切り続けるため、上腕や肩周りの筋肉も発達してきます。また、前述したように180くらいの心拍数が続くため、高い心肺機能も求められるなど、まさに「アスリート」としての資質が求められます。
それに対応するため、ドライバーは日々のトレーニングを頑張っており、方法としてはトレーニングジムに行って、有酸素運動やウェイトトレーニングを行うのが一般的と言えます。
そのうち、その様子も皆さんに紹介出来ればと思っておりますが、今回はそんないつもとは違うトレーニングの様子を紹介させて頂こうと思います。
今回皆さんにご紹介させて頂くのは、ジムはジムでも『ボクシングジム』でのトレーニングです!
これに参加したのは、京佑君、雄資君の国本兄弟と卓人君の3人です。
バンテージを巻いてもらう卓人君、初体験のため多少緊張気味です
基礎から会長に教えて頂いています
経験者の国本兄弟は本格的な練習を行っています。
サンドバッグを打つ京佑君
トレーナーの構えるミットに打ち込む京佑君
サンドバッグを打つ雄資君
そして「マス・ボクシング」と言われる、スパーリングに近い形式の練習もさせて頂きました。この練習では本気では打たないものの、実際に相手のパンチも飛んできます。ただし相手は、気を遣って相当軽くしか打っては来ませんが・・・
果敢にパンチを繰り出す雄資君と、弟のやられる姿を見て大ウケする悪魔の京佑君
終了直後の雄資君、
かなりハードです
この日が初体験の卓人君も挑戦しました
左フックを繰り出す京佑君
1人で3人の相手をしてくれた村松さんは、日本ラ
ンク1位、世界ランク21位まで行った元プロ選手
ボクシングは、かなり高い心肺機能を要するスポーツのため、その練習もとってもハード。そのため、必然的にトレーニングもハードなものとなります。おかげで、普段トレーニングを積んでいる彼らにとっても非常に良いトレーニングをさせて頂く事が出来ました。
違う世界のアスリートと交流することで、自分達に出来ない新たな事を知り、一層頑張る活力を頂く事が出来ました。3人には是非この成果をもてぎで見せてもらいたいと思います!
練習後、お世話になったジムの方々と
ちなみに筋肉痛が出るほどのハードな練習の後、御殿場まで帰る車の運転手は雄資君でした。
協力:TANOボクシングジム 東京都立川市一番町1-23-1グレース立川2F
【TDP情報】
中嶋一貴 CS放送フジテレビONE『Toyota Motorsports Network #26』出演
生放送! |
8月10日(月)19:30〜20:00 |
リピート放送 |
8月10日(月)25:40〜26:10
8月13日(木)13:00〜13:30
8月14日(金)06:00〜06:30 |
「Toyota Motorsports Network」紹介ページ
石浦宏明/平手晃平/大嶋和也/国本京佑/井口卓人/国本雄資
『SUPER GT夏祭り2009 in MEGA WEB』出演
8月16日(日)
他のSUPER GTドライバー達と一緒に、東京お台場のMEGA WEBに登場します!
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